1. タクシードライバー(1976)
10か1にしかならない映画だと個人的には思っています。 自意識過剰という言葉があります、他人の目が気になりすぎるのが自意識過剰です。 自意識過剰の人は何の根拠もないのに自分は人より優れていると思い込みがちで、世間と自分は違うと社会を拒み、見下し、孤独になりがちです。 トラビスは典型的な自意識過剰です。 そこに共感できるかがこの映画の最大のキモだと思います。 内容はとても退屈だと思います、しかし、トラビスに痛いくらい共感できる人なら、この映画を観ることが何よりの癒しになり、自分とトラビスを照らし合わせるのだと思います。 この映画に共感できる方は、ドストエフスキー著の「地下室の手記」 サルトル著の「嘔吐」も是非読んでみてください [DVD(字幕)] 10点(2014-04-04 02:43:21)(良:1票) |