1. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
何と言うかバランスの悪さが目立つ。メディア王を倒せ、というわかりやすくお馬鹿な設定と、ソフィー・マルソーの演じる複雑な人物描写が全く相容れない。ソフィー中心においたため、料理次第では面白くなるかもしれなかった敵役が印象に残らない。デニス・リチャーズにいたっては(ストーリー的に)いる意味すらない。そういうわけで、見所はソフィー・マルソーの演技と驚異的な若さです。個人的にはジョン・クリーズ(研究職のおっさん役:元モンティ・パイソンのメンバー)がレギュラーになってほしいところ。 5点(2002-11-25 23:54:26) |
2. ダイ・ハード2
レニー・ハーリンの映画を観てると、「爆薬の量が映画の出来に正比例する」と考えているとしか思えない。当然、そのままでは失敗する(実際凡作は多い)。だが、何らかの「ひねり」があると佳品に化ける。設定が前作からの借り物に過ぎないうえ、明らかに知性の面で後退しているのに、ダイハード2を評価する声が少なくないのは、ライターの火ひとつで決着をつける、最後の大爆破があるからだ。あれはレニー・ハーリンが撮った中で最大の大ハッタリであり、名場面だと思う。 7点(2002-10-20 22:53:23) |
3. タイタンの戦い(1981)
ギリシア神話の原話そのままの話ではないので注意が必要。 7点(2002-03-24 13:51:54) |
4. 第十七捕虜収容所
ワイルダー監督の名作で、捕虜収容所ものの秀作。同監督の作品は『アパートの鍵貸します』『情婦』など優秀な娯楽作品が多く、はずれが少ない。この作品も例外ではない。次々と繰り出される小技のユーモアに得した気分になるはず。 8点(2002-03-24 13:50:11) |
5. 007/ゴールデンアイ
007シリーズ中、一番面白いのではないか。いい意味で爽快だし、「自分のためだ」という決めゼリフの演出も冴えているし。ただボンドカーを乗り換えてしまうために小道具としてまったく生きていない、その点でー1. 8点(2002-03-24 04:08:10) |
6. 007/黄金銃を持つ男
「スカラマンガの正体は誰も知らない。ただ奴には乳首が3つある」この脚本何で通ったのかなあ・・・ 5点(2002-01-29 02:15:34)(笑:2票) |