21. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
うーん、決してこういうおバカ気味の映画は嫌いじゃないのですよ。小ネタの中には面白いのもあったし。ただなあ・・・アクションシーンはド派手な割にあんまりドキドキしなかったし、ストーリーもゴチャゴチャしていて無駄なシーンが多かったような・・・。デミ・ムーアも、何かわざとブサイクに撮ってるみたいだったし。唯一良かったのは何とも楽しげなエンドロールのNG集。あの楽しげな雰囲気が本編でも生かされていれば・・・。 5点(2004-02-11 18:34:28) |
22. 地下鉄のザジ
お洒落なナンセンスコメディーですね。ちょっとマルクス兄弟のノリに似てるかな。舞台出身のマルクス兄弟が「体を張ったギャグ」だったのに対し、こっちは映画的手法(編集とか)を使って監督がイタズラを楽しんでる感じ。最初と最後の電車からの線路のシーン(と流れてる音楽)が好きです。 6点(2004-02-01 19:50:36)(良:1票) |
23. 血煙高田の馬場(1937)
タイトルに「血煙」なんてついてるもんだから、さぞや血生臭い映画なのだろうと思ったら、アニハカランヤ、何ともエネルギッシュなカツドウ!バンツマ演じるコミカルな呑んべ浪人の魅力に、群衆の伸び伸び、生き生きとした力強さが組み合わさって実にグルーヴィーな躍動感に溢れています。韋駄天走り(このシーン、少し前に何かのCMに使われていたような気がするけど、勘違いかしら?)から十八人斬りになだれこむシーンは圧巻!志村喬の珍しい(?)ボケ役も楽しめますね。 8点(2004-01-26 21:48:16)(良:1票) |
24. 小さな泥棒
フランス映画、しかも十代の少女を主人公にした作品っていまいち苦手なんですけど、これは後半、なかなか良かったです。知的な中年とワイルドな若者っていうキャラクターはちょっと類型的かなっていう気もしますが。それにしてもおっさん、そもそも自分が浮気してるんだから相手の浮気も許せよ。<追記>↑でいってる「おっさん」とはあくまで劇中に登場する「おっさん」であってレビュアーの【おっさん】さんのことではありませんので誤解無きよう。 7点(2003-11-26 21:57:06)(笑:1票) |
25. 菊豆/チュイトウ
チャン・イーモウの作品っていわゆる「幸せ三部作」しか観てなかったんで、ちょっとびっくり。前半は谷崎作品のような純愛・変態スレスレ話だし、後半はドロドロの情念話になってくし・・・。その手の話は今まであんまり観てなかったんで、そういう意味では面白かったです。 7点(2003-11-21 18:34:34) |
26. 中国、わがいたみ
これは「小さな中国のお針子」と同じ監督が、やはり文革のマイナス面を描いた作品。確かその内容から中国での撮影が許可されなかったんですよね。題材は非常に興味深いのですが、ちょっと淡々としすぎていたかな?個人的には。 5点(2003-10-07 14:13:48) |
27. チャンプ(1931)
ごめんなさいです。返却期限ギリギリで、昼間に慌てて観た為か、今ひとつ感情が入り込めませんでした。リメイク版も含め、も一度観てみます。 6点(2003-10-01 17:05:03) |
28. チェイシング・エイミー
あくまで想像ですけど、この作品の主人公って監督ケビン・スミスが投影されてるんじゃないですかねえ。主人公と同じような悩みを彼自身持ったことがあるのかな?そういや「クラークス」でも同じようなエピソードがあったし(あっちは半分ジョークにしてたけど)。あたしゃよく分からんのですけど、やっぱし世の男性は恋人の過去の男性遍歴って気になるのかしら?それにしても相変わらず「スターウォーズ」ネタは入るんですね。 6点(2003-09-27 21:32:59) |
29. チャンス!(1996)
うむ、これはいわゆる「山本七平→イザヤ・ベンダサン」作戦だな(ってわかりにくいか。詳しくは朝日新聞社から出ている「にせユダヤ人と日本人」を参照してください)。思い切り男性社会を皮肉った快作。後半スカッとさせられます。 7点(2003-08-26 16:51:12) |
30. チャーリーズ・エンジェル(2000)
もともとこの映画に関しては全くのノーチェックだったんですけど「つながり伝言ゲーム」でピルグリムさんとわいけーさんが熱く語ってたのを見てついDVDを借りちゃいました。最初は「うーん、これは豪華版『キャッツ・アイ』だなー」と思ってたんですけど中盤から割とテンポが良くなって来て(コスプレもなかなか楽しいし)、最終的にはまあ満足かな、と。話としては粗が目立つし、三人のエンジェル達もプロの割にはずいぶん間抜けな感じもするけど、あのキャメロン・ディアスの笑顔(100万ドルって言ったら言いすぎだけど、そうね、お気に入りのTシャツにカレーをこぼされちゃっても許してあげられる位)の前ではそんな批評精神はナーンセンス!ま、頭を空っぽにして純粋に楽しみたい時にはいいんじゃないかな。それにしてもキャメロン・ディアス、ニホンゴシャブルノスゴイネー。 7点(2003-07-05 20:41:47) |
31. 小さな中国のお針子
《ネタバレ》 中国の大自然の瑞々しさや、若い男女の瑞々しさが強く印象に残る映画でした。でもお針子が妊娠しちゃうところあたりから、いまいち感情移入できなかったんですよね。「ちょっと無責任すぎないか?」って感じで。それと、こゆきさん、交野の少将さんの指摘したような西洋(≠フランス)礼讃、中国蔑視のような雰囲気は僕も少し感じました。やはり監督がフランス在住の中国人だからでしょうかねえ。でも文革を経験した人だから、祖国への気持ちは複雑なものがあるのかも・・・。 6点(2003-07-02 21:48:39) |
32. チョコレート(2001)
「ブルワース」でのハル・ベリーがあまりに素敵だったのと、たまたまBSでやっていたビリー・ボブ・ソーントンのインタビューを見て興味が湧いたので観てみました。誤解されそうな言い方をしますがある意味アメリカ版にっかつロマンポルノってかんじだなあ、と思いました(ここでいう「にっかつロマンポルノ」っていうのは悪い意味じゃなくて、セックスを描きつつ、それだけでないものを表現しようとしてるっていう意味です)。普通ああいうベッドシーン(ベッドじゃなかったけど)ってキスして抱き合って朝になってるっていうパターンか、もしくはベタなバラードがかかる中スローモーションっていうパターンかどっちかじゃないですか?僕としてはセックスのいやらしさと切なさとおごそかさをきちんと真正面から表現しようとしたのかな・・・と思ったんですけどね。それはそれとして、映画全体としては少し物足りなかったです。ラストはなんだかいろんなことがうやむやになったまま「俺たちきっとうまくいく」なんて科白で誤魔化しちゃったような気がして・・・僕が深いところを読み取れなかっただけかもしれませんが。あと、ハンクとお父さんの関係(というか確執)のところは、独身で、年老いた父と二人暮しの僕には他人事には思えませんでした。 6点(2003-03-30 19:22:27) |