1. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 とーってもとーっても楽しい映画。 TOPSのチョコレートケーキと銀座のPIERE MARCOLINEのチョコを購入して 食べながらウンバ・ルンバの曲にあわせてこっそりフォークを振っていました。 観ている間は頭まっしろ、ずっと笑顔。 ホントになんて楽しいチョコレート工場! あーんなにひねくれたガキンチョ達ですら中に入ってみたいと思う程ですから! (そんな所が本当は子供らしくて可愛いらしいと思いません?!) 楽しさを表現する事によって、それが言葉の枠にとらわれてしまうならば、 ただ「最高!」と、のみ。 でもとても残念なことが…。 私にはジョニデによって度々現実に戻される瞬間があったのです。 ジョニデは好きだし、いい役者。 ジョニデのウォンカーさんの役作りは見事に完成。 それは評価! でも今回はそれがしっくりこない。 あれー? オーラになにやら違和感。 パイレーツ.KのJ.スパロウとどこか同じ香り。 で、ラストではっきりと理解したわけです。 ジョニデが歯科医のお父さんと親子に見えないの。 そこにいるのは育ちがいいボンボンのウォンカーさんじゃないの。 そこにいるのはエンターテイメンターとしてのウォンカーさんなの。 ああっ! と思ってしまった… そこにいるのはジョニデであるウォンカー。 映画を観ながら、「ジョニデ最高!」と楽しめる人はそれで最高だと思う。 でも私は観終わったあとに、「ジョニデ最高!」と思いたい。 観ているの最中に俳優好きで楽しむつもりは無いの。 たとえばデ・ニーロは凄いよ。 映画の中で彼はデ・ニーロじゃなくてソイツなんだもの。 映画が終わってから、「デ・ニーロ最高!」なんだもの。 今回はリメイクだし 人気最高のジョニデを楽しめて最高とも思えるし、 実際映画の宣伝プロモーションもジョニデ押しまくり。 でもこの映画では「レジェンドオブメキシコ」のような ジョニデ万歳的な流行世相と離れた作り方にしてほしかったな。 主人公を食わないで。 物語を食わないで。 映画を食わないで。 [映画館(字幕)] 9点(2005-09-16 17:09:55)(良:1票) |