1. 地球最後の日
ドント・ルック・アップの元ネタに思えた作品。かの作品のバカ騒ぎが皆無の生真面目な筋立てと昭和26年製の小じっかりした特撮は、無理筋が散見されましたが白ける事無く一気の完走でした。ルドルフ・マテ、ジョージ・パルを始めとする一流スタッフ参加は伊達じゃないと思ったところです。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-15 02:06:46) |
2. 地球へ2千万マイル
アメリカやりたい放題でイタリアと外交問題に発展してもおかしくない展開。ではありますが、見た目が結構愛くるしくて性格も凶暴で無い怪獣にほのぼの感「ま、野暮な事言わんでいいか」 ただ、とってつけたかのようなロマンスに白けてしまう「それは要らん」 気楽に眺められた作品。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-05 19:23:48) |
3. 地球の静止する日
《ネタバレ》 巨匠作らしく手堅くまとめられた起承転結は観るに堪える出来映えではありますが、安上がりな映像と共に見応えに欠ける作品です。地球が静止するというお目当てシーンが全世界30分間の停電(除 飛行機・病院)というところで集中力が切れて、結末まで惰性で鑑賞。最後のメッセージは軍拡への注意喚起のようでありながら、力だけが正しいアメリカの性根が見えるもので、感慨もありません。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-30 16:50:24) |
4. 地底探険
童心に帰らせてくれた傑作。探険前、いざ探険。全てにハラハラドキドキさせられ一瞬も目が離せない。スタッフが用意した極上の舞台で一本気なリンデンブロック教授を演ずるジェームズ・メイソン。屈折していない彼(存在しないと思っていた)もまた格別で、ロマンに駆り立てられた冒険模様と晴れやかなラストシーンが脳裏に焼き付けられました。孫と一緒に観たい作品リスト入りで購入手続きを済ませました。 [DVD(字幕)] 9点(2018-08-20 13:59:36) |
5. 地下水道
地べたを這いずり回る以上に過酷な下水道を這いずり回る姿。実話ベースなので自由を渇望する3つのグループに一縷の望みも見いだせず、それぞれの結末も救いの無いものでした。ソ連赤軍のした事を知るにつけ二度と観れない作品です。 [映画館(字幕)] 8点(2012-12-20 00:14:32) |
6. 誓いの休暇(1959)
《ネタバレ》 初見。アリョーシャの帰郷の道中譚。 純真で正義感が強く人情に厚いアリョーシャを始めとする善男善女ばかりで、血しぶきもなく鬼畜も居らず。 一見穏やかなれど、ラストシーンにおける国家によって息子を毟り取られるが如き母親の様相に、これ以上ない戦争の無情さ非情さを見せつけます。 「もう、離さない、私のアリョーシャ!」 永久の別れと分かっているだけに堪らない。胸を掻き毟られるものがありました。 [映画館(字幕)] 8点(2012-06-10 18:13:14)(良:1票) |
7. 近松物語
《ネタバレ》 上下の隔てのある不義密通。命で償わねばならぬ時代に自分の心に正直に生きた二人。手を繋いだ二人の面持から本懐を遂げた喜びを汲み取れる一世一代の晴れ姿が、覚悟の死地への行進であるラストシーンのこれ以上ない非情さ。その背中にかける言葉がありません。合掌するのみでした。 [DVD(邦画)] 9点(2011-06-22 23:52:34)(良:1票) |