Menu
 > レビュワー
 > 放浪紳士チャーリー さんの口コミ一覧
放浪紳士チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1465
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  地球の静止する日
約30年ぶりくらいの再見です。え、こんなのんびりした映画だったっけ?もっと群衆が阿鼻叫喚しながら逃げ惑う、緊迫感溢れるスピーディな展開じゃなかったっけ?っていうのが再見の感想。どうも同時期に併せて観た「地球最後の日」(51)「宇宙戦争」(55年版)と、内容がごっちゃになっていた模様。1951年製作という事を鑑みればSF古典映画としては上出来。シングルマザー役のパトリシア・ニール、綺麗。感情を殆ど顔に出さない(出せない?)宇宙人役のマイケル・レニーも適役。
[DVD(字幕)] 7点(2024-11-02 08:32:30)
2.  地の果てを行く 《ネタバレ》 
戦前生まれの日本人から絶大な支持を得ていたJ・デュヴィヴィエ監督。僕が映画ファンになった頃、「オールタイム映画監督ベストテン」が、映画雑誌等であった時、当時の批評家の方々は大抵ベストワンにこの監督の名を挙げられてました。令和の今、このアンケートを取ったら誰が上位を占めるんだろう・・・・M・スコセッシやスピルバーグ?昔の監督だと知名度が抜群なB・ワイルダー、ヒッチコックあたりか?邦題「地の果てを行く」・・・原題は知らないけれど「望郷」と同じくいかにも日本人好み。これは外人部隊のオハナシ。若き日のギャバンの、後年の貫録を感じさせる漢オーラ、執拗に追跡してくる刑事との心理戦から生まれた、友情ともつかない奇妙な連帯感。クライマックス、砦での戦闘シーンの迫力、この幕切れしかないと思わされる納得のラストシーン。当時のニッポン人には受けたでしょう。今観ても、充分見応えがあって面白かった。代表作「望郷」、中期の「自殺への契約書」「巴里の空の下~」くらいしか自分は鑑賞歴はないけれど、デュヴィヴィエ監督作、もっと観てみたいと思いました。評価はかなり落ちるようだが、晩年にこしらえたサスペンス作品群とか。
[DVD(字幕)] 8点(2024-07-26 09:01:18)
3.  チャンピオン(1949) 《ネタバレ》 
成り上がる欲望に取り憑かれた、ギラギラしたミッジというアンチヒーローを演じた若き日のカーク・ダグラスにとにかく圧倒されました。初主演作にして最高の適役に出逢ってしまったせいで、結局アカデミー賞主演男優賞を取れず仕舞いだったのはホント惜しまれる。80年代にマイケルがのしてきた時期も、カークのイミテーションが出てきたようにしか見えなかった(笑)改めてモノクロ映画の深みあるカッティングショットにも随所で唸らされましたね。足が不自由なお兄さん役のアーサー・ケネディ、放っておかれる妻役、ヒッチコックの「見知らぬ乗客」ではてんで冴えなかったルース・ローマンもここではそれぞれ適役適演。
[DVD(字幕)] 8点(2024-05-03 08:21:21)
4.  チャイナタウン
ハードボイルドと称する小説や映画、世間的に名作と言われる作品でもことごとく合わず、苦手なジャンルでしたがこの作品は面白かった。何よりまず、レビュワーの皆さんもご指摘されている通りロバート・タウンの脚本が優れているからだと思います。本筋からなぜか途中サイドストーリーへ、どんどん脇道に逸れるのがこのジャンルの常套だけど、この映画は逸れながらも最後まで興味を削がれることがない。謎の仕掛け方が巧いんですよね、きっと。美しい盛りのダナウェイ、演り過ぎ感のない時期のニコルソン、ここでは怪優の面目躍如たるところを見せる長身馬面ヒューストン監督の三つ巴競演。乾ききった当時の退廃的な雰囲気を漂わす撮影の妙味もあり忘れがたい印象を残す、映画として第一級の出来。『マルタの鷹』『三つ数えろ』ですら受け付けなかった、自分のようなハードボイルドアレルギーの方も是非!
[DVD(字幕)] 8点(2022-08-13 08:48:00)
5.  地下室のメロディー 《ネタバレ》 
フレンチフィルムノワールの代表作という事で、観る前はもっとグルーミーでパリ暗黒街が舞台の作品なのかとずっと敬遠してましたが、意外や意外、適度にユーモラスな味わいが散りばめられたスタイリッシュでお洒落なドロボー映画でした。貫録たっぷりのジャン・ギャバンと、ケツがまだ青すぎる、若造時代のドロンとの対比が良いです。強奪までの下準備や当日の動きも含めて、ドロンの役割のが圧倒的に大きいから、分け前が等分なのはおかしい気もしますが、まあ年の功って事なんでしょう。結局はああなっちゃう訳だし。このお二人、あと二作も共演作があるってことは、役者として息が合っていたって事なんでしょうね。コマーシャルでも使われてた、有名なテーマ曲が「黄金の七人」のテーマ曲と印象がやたら被ります。映画を観た後でもどっちがどっちだったかこんがらがって解らなくなる時が。自分の脳内では、更にその上に「ミッション・インポッシブル」のテーマ曲も重なって収拾つかなくなるので、深く考えるの止しました。
[DVD(字幕)] 8点(2021-05-01 17:56:48)
6.  地上最大のショウ 《ネタバレ》 
『地上最大のショウ』原題、邦題タイトルに違わず、正にその通りの豪華大作。見世物主義に生涯徹した、デミル監督らしい観客へのサービス満点のサーカス映画ではあります。ノッポのJ・スチュアートを一度もメイクを落とさないピエロ役に当て嵌めたのも効いてるし、ところどころで顔を出すカメオ出演のスターの顔ぶれも楽しい。パレードのシーンを観ながら、サーカスっていうのは当時の一般大衆にとって「移動するUSJやディズニーランド」って位置づけだったんだなって思いました。気になったのは、本筋のストーリーとは全く関係のないサーカスの演目紹介が延々と続き、一編の映画作品としては著しく間延びした状態になってしまった事。しかも肝心要のクライマックスにまで演目紹介シーンは続く為、流石に興を削がれました。2時間半の上映作品ですが、そのあたり20分ほどカットしたらもっと締まった作品になったんではないかと。デミル監督晩年の超大作「サムソンとデリラ」「十戒」も観ましたが、点数はほぼ同じですが自分は前述の史劇2作品のが好きかな。
[DVD(字幕)] 7点(2021-03-28 16:44:27)
7.  地球爆破作戦 《ネタバレ》 
いかにもうさんくさげな邦題。あまり馴染みがないスタッフやキャスト、知ってるのは衣装担当のイーデス・ヘッド女史のみ。私が最も敬愛していた亡き映画評論家双葉十三郎氏が、この映画を「B級映画とっておきの一本!」と推賞されていたので一見しました。何の予備知識もない状態で観たら「すげー面白かった!!」っていうタイプの映画ですねー、これは。もちろん映画史に残る傑作とか、そーゆータイプの映画では決してないし。タイトルの通りの展開になるかと思いきや、さにあらず。そもそも地球爆破作戦???って一体・・・。なんか内容とかなりずれてるような。前半の展開は先日観た「未知への飛行」と重なる部分があります。人間のキャラクターは眉毛がやたらぶっとい主人公博士を含め、そんなきちんと描かれているとは思えないのに、逆にコンピューター側のほうがより精緻に、立体的に描かれているのが面白い。高い要求ばっかりしてきて、折れることを全く知らないところなんぞ、大嫌いだった昔の自分の上司にそっくり(笑)映画ファンなら騙されたと思って一見してみるべき映画。
[DVD(字幕)] 7点(2011-07-02 10:27:43)
8.  チャンプ(1979)
この作品が僕の人生初めて「映画館」で観た「外国映画」です。それだけでも高評価にしたいところなんですが・・・。まあ内容自体は小難しくもない感動一直線ものなので、ちゃんと把握できたものの、肝心の字幕が全く追いきれませんでした・・・(汗)だもんだから泣きたくても全く泣けず。二年後、くしくも同じ映画館で、フランコ・ゼフィレッリ監督の次作品、現代版ロミオとジュリエットと大々的に宣伝で謳われてた、「エンドレス・ラブ」も観ましたが、こっちの方が実はインパクト大でした。良い意味でも悪い意味でもマセガキにはかなりのトラウマになったしね。
[映画館(字幕)] 5点(2010-10-23 10:27:20)
9.  ブラッド・ビーチ/謎の巨大生物!ギャルまるかじり
「血に飢えた白い砂浜」!!!お~、これ登録されてたんだ(笑)って今頃何を。しかも丸6年間新規レビューなし(泣)30年前くらいにフジ土曜9時「ゴールデン洋画劇場」で何度も放映されてましたね~、これ。タイトル含めすっげー懐かしい(笑)夏休みの納涼企画?日本未公開傑作ホラー特集?とか銘打たれて。明後日あたりから学校っていう土曜日の晩に観てなんだか鬱になったトラウマ記憶が。翌週学校に行くと、皆やっぱりコレ観てて砂場で「血に飢えた白い砂浜ごっこ」なんかやりましたよねえ・・・。え、やってなかったすか?(汗)まあ傑作かどうかはさて置いて(笑)全ての騒動が一応解決し平和な砂浜に戻ったラストシーン、ビキニの姉ちゃんのケツの辺りの砂がまたサラサラと崩れていく映像が忘れられないんですよね・・・何故か。いやビキニの姉ちゃんのケツじゃなく、砂が崩れる映像の方がね。次の惨劇を予感させるシーンなんだろうけど。今でも覚えてるっていうのは、よほどガキにとってインパクトがあったんだろうと思います。
[地上波(吹替)] 6点(2009-05-16 11:09:54)
10.  地上最大の脱出作戦
この前年の「グレートレース」(9点)に続き、この時期のブレーク・エドワーズ監督&音楽ヘンリー・マンシー二のコンビって正に絶頂期って感じがします。この人の笑いのセンス僕はかなり好き。一度目よりも二度目に観た方が更に面白かった。イタリア南部シシリーを舞台にした、見せ掛けだけは戦争映画で有りながら毒殺されるのが約一名、戦死者はなしという、なんともゆるいコメディ映画。「グレートレース」同様、ドリフのコントとか好きだった人ならかなり楽しめるんじゃないかと。それにしてもこの苦し紛れに付けたとおぼしきタイトルは・・・どーなんだろね。ちなみに原題は「ねえパパ、戦争行って何してたの?」しっかし・・・イタリア人って底抜けに陽気でいいなあ・・・。日独伊三国同盟とかって歴史の授業以来久しぶりに耳にしたが、日本人とドイツ人って、どこか似たような部分がある民族だと思うけど、イタリア人だけはちょっと異質なような。大戦中この三国がよく同盟を結んでたもんだなと(笑)映画を観ながら、いまさらながらそんな事を。私のような戦争映画アレルギーの方も是非!
[DVD(字幕)] 7点(2009-03-23 11:44:44)
11.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
予告編よりも本編の方がずっと出来が優れている映画っていうのは珍しい。たいていは期待を裏切られてしまう事が多いのに、これは逆でした。何回か予告を観た限りでは、「行方不明になった子供の入れ替え(チェンジリング)のハナシ?だったら、近所や学校の先生と面通しさせれば一発で解決じゃん?」程度のサスペンスタッチ「だけの」内容なのかと思っていた私が浅はかでした。喜怒哀楽あらゆる感情、観ている人間の五感を揺さぶらずにはいられない手法は相変らず健在。歳を経る毎に枯れていく訳でもなく、更にパワーアップした底無しの馬力搭載、御大イーストウッド監督の正統派演出に全編圧倒されまくりです。まるで何層にも綿密に重ね合わせたパイ生地を、サクサクと食べ進めていくようなずっしりと腹にくる満足感、しかも胃にもたれない後味。とにかく「自分はたった今、非常に質の高い映画を観たんだ」という感想しか直ぐには言葉が出て来なかった。見ごたえという点では、私が観た最近公開作の中では群を抜く出来栄え。ラスト近く親子鏡越しでの再会対面シーン、アンジーの頬を伝う一筋の涙に、自分は北朝鮮日本人拉致被害者横田夫妻他、ご家族の皆さんの姿をついオーバーラップさせてしまい思わず目が潤みました。イーストウッド自身が、まさかあの事件を意識していたとは思えませんが。「言わなくてはいけない事は、声を上げて言うべき時に言うべき。自分からは喧嘩を吹っ掛けない」というイーストウッドのメッセージを僕は強く受けとめたいと思う。最後にこの長尺を「スター演技」ではなく、「女優演技」で支えきったアンジー、ブラボー!!
[映画館(字幕)] 9点(2009-03-02 11:44:15)
12.  忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1954)
先代松本幸四郎(←眼の辺り息子そっくり!)氏は、何を考えてるか腹の奥が伺えない「昼行灯」大石内蔵助に正にぴったりの配役だと思います。東映版の千恵蔵氏にしても、右太衛門氏にしても、大石にしてはちょっと凛々し過ぎるというかお顔がご立派すぎ。同じ松竹製作大曾根監督ながら、「大忠臣蔵」(4点)より、こちらの方が正統派忠臣蔵で面白いかったです。討ち入りシーンも迫力有り!・・・ただ、ちょっと真面目すぎるというか、映像的にこなれていないような感じですね。これが松竹という会社の昔からの体質なんでしょうか?毛利小平太(鶴田浩二)と、不忠者の娘のレッテルを貼られた、しの(桂木洋子)との悲しいエピソードを絡め新味を出そうとはしてますが。やっぱり自分は、オーソドックスな作りの長谷川一夫=カラー大映版が一番好きかなあ・・・。次点は、お祭り的な派手な賑やかさが楽しい東映三部作のいづれかか。滝沢修=吉良(←この人の「ええい、黙らっしゃい!」って有無を言わせぬ決め台詞好きっす!)、月丘夢路=浅野奥方、山田五十鈴=大石りくという配役もそれぞれに適役。
[DVD(邦画)] 7点(2009-02-14 10:06:08)
13.  チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 《ネタバレ》 
なんかぬるいなあ・・・これ。初盤ラスベガスでチャーリー=ハンクスが仲間たちと浸かってたジャグジーのお湯みたいにぬるい映画。前作の「クローサー」といいこれといい、最近のマイク・ニコルズ監督作品とは何故か自分は相性が悪い。一週間たったら内容そのものも忘れてしまいそう。小説なら、起承転結の「承」の部分を延々といつまでもやっているみたいで一向に興が乗らない。トム・ハンクスもジュリア・ロバーツも特にキャラクターが面白いとは言えず、逆にミスキャストかも。ニコルズ演出も緩急自在に乏しく平々凡々。当時の政府首脳がチャーリーの助言を聞き入れなかった事が、後の9・11を引き起こした遠因かも・・・という事後予見はさて置き、もう少しピリッとした「何か」が欲しかった。このお三人の共演なら、弾けたラブコメかなにか、もっと別の題材で組んでもらいたかったと考えたのは自分だけじゃないはず。
[映画館(字幕)] 5点(2008-05-23 14:36:37)
14.  忠臣蔵(1958)
このレビューに登録されている日本映画黄金期に製作された忠臣蔵ものでは、この大映作品が一番評価が高かったので期待してましたが、期待通りの真打ち作品でした。忠臣蔵って各会社のカラーが顕著に出ていて、それぞれ見比べるとホントに面白いですね。大映っていう会社の映画は現代劇でもどこかねっとりした湿りっ気があるのが特色だけど、時代劇においてはその湿り気が逆にプラスに働いて、画面にしっとりした貫禄と落ち着きを与えています。しかも女性陣が単なる彩りに過ぎない東映作品とは違い、大映が誇る三人の美姫、山本富士子、若尾文子、京マチ子がそれぞれに演じどころを与えられ、存在感を遺憾なく示しているのも目の保養。主役の長谷川一夫はじめ、出演者の皆さんいかにもご立派な「時代劇顔」をしてるのも嬉しい。岡野金右衛門=鶴田浩二が一番の儲け役。内蔵助の母親が登場してくるのが珍しい。ただ肝心の討ち入りの殺陣の迫力はチャンバラの本家東映作品の方が勝ってたかなあ・・・。やっぱり新解釈とかを加えない、オーソドックスな展開の方が忠臣蔵は楽しめると思います。
[DVD(邦画)] 8点(2008-01-14 10:25:29)
15.  着信アリ
ジャパニーズホラーに殆ど免疫がない自分にとっては、この程度の出来でも充分怖かったんですが・・・。ツンデレヒロイン、柴咲コウのたぐいまれなる「眼ぢから」によって支えられた一編。これを観ても特に続編を観たいと思わせる吸引力には欠ける。実際観てないし。
[映画館(邦画)] 5点(2007-11-23 16:54:43)
16.  厨房で逢いましょう
食欲と性欲を存分に享受したがる人妻に翻弄され、あげく人生を狂わされた、彼女に恋した太ったシェフとそのダンナのとんだ災難バナシ。このヒロインってかなり図々しいですよね~。しかも一見、そういう風には見えない、はかなげで貞淑そうなのがまたさらにタチが悪い。やっぱり男より女性の方が上手なんですね、人生に対する処世術が。自分はフランス料理って不覚にも本格的なものを味わった事がないんですが、もう少しピリッとスパイスを効かせた方が映画としても面白くなったのでは?と思います。意外に油っこくなくお腹にあまりもたれるの事ない、スペシャルキュイジーヌを味わわせて頂きました。ご馳走様でした。
[映画館(字幕)] 6点(2007-09-02 10:42:17)
17.  痴人の愛(1934) 《ネタバレ》 
淀川長治さんが著書の中で、この映画のべティ・デイビスを激賞されていたので観てみました。彼女の主演作は代表作「イヴの総て」「偽りの花園」後年の怪奇路線映画を何本か既に観ていて、やけにアクが強い癖のある女優だったんだって印象。特に「イヴ」での女優プライド演技はすさまじかった!んで、この映画での若かりし頃の彼女・・・、いやあ「若草物語」のキャサリン・ヘプバーンといい彼女といい、後年まで長期間活躍した女優さんっていうのは、やっぱ輝きが全然違うわ。相手役の、線が細いだけの二枚目レスリー・ハワード氏なんか、吹き飛んでしまう毒々しい存在感、まさに彼女一色に塗りつぶされてるって映画でしたね。このヒロインってすっげー嫌な女なんです、嫌な女なんだけど・・・、ラスト醜く崩れた顔の一瞬のワンショットで、彼女の哀れさを観客に納得させてしまうほどの迫力ある名演技でした。とにかくこれは、怪女優べティ・デイビスの為に一見の価値有る作品です!
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-26 12:05:02)
18.  地球の危機 《ネタバレ》 
「禁断の惑星」のウォルター・ピジョン主演、しかも「地球の危機」というタイトルなので絶対宇宙人侵略ものだろうと思いワクワクしてたら、潜水艦内が90%主舞台の地球滅亡ものでした。残念ながら低予算映画の為か、気温上昇という異常事態によって引き起こされる阿鼻叫喚シーンは一切ナシ。盛り上がらないのはそれが一番の原因。放射能層を拡散させる為核ミサイルを発射させるっていうくだりも、そんな大それた解決法でいいの?っていう疑念が最後までつきまとう。しかもあっさり成功しちゃうし。もし、今リメイクしたらのんべんだらりんと潜水艦内のシーンを映すより、そっちに重点を置いた映画になるはず。「タワーリング・インフェルノ」の製作者、商売人のアーウィン・アレンの監督作という事でジョーン・フォンティン(←相変わらずお美しい!)やピーター・ローレたち、昔の大スターをうまく使ってます。内部撹乱犯が「あの人」だったとは、最後まで自分は思いつきませんでした。しかもサメに喰われてしまうなんて・・・。おいたわしや。
[DVD(字幕)] 5点(2006-04-29 14:04:43)(良:1票)
19.  小さな恋のメロディ
「卒業」と同じく、自分が映画ファンになった頃にはすでに青春映画の名作として神格化されてた作品。ゴールデン洋画劇場で一回吹き替え版を観ただけで、思い入れもそれほどないんですが、メロディ嬢のギンガムチェックの制服姿は、「リトルロマンス」のダイアン・レインと共に、僕のささくれ立って荒みきったココロの裏あたりの初心な部分をチクリチクリと刺激してやまないのであります。マーク・レスターは吉岡秀隆の幼い頃となんとなくイメージ重なるなあ。ジャック・ワイルド、亡くなられたそうですね・・・。ワルガキ少年のイメージは「オリバー!」とこの映画の中でいつまでも人々に記憶される事かと思います。
[地上波(吹替)] 7点(2006-03-04 17:06:24)
20.  忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962)
東映の「忠臣蔵」三部作の方が断然面白いです。キャストの豪華さという点では甲乙つけがたいけど会社のカラーの関係か、自分には東映時代劇の「お祭り的派手なにぎにぎしさ」もほうが楽しくて好みです。加山雄三の浅野内匠頭がまずミスキャスト。吉良にいじめ抜かれても可哀想だなあって感じにあまり見えません。家臣よりも美人の奥方(司葉子)のほうにこの世の未練がありそうだったし。大川橋蔵や中村錦之介のほうが観客の被虐趣味(?)に訴えてより適役だったと思います。三橋達也の堀部安兵衛も地味。三船敏郎出演の意義がイマイチよくわからなかったので役を交換しても良かったのかも。沢村貞子の吉良夫人は出て来ると場面を総てさらって巧かったです。つい東映作品のの比較になってしまいましたが、「忠臣蔵もの」ジャンルは好きなので大映作品も今度観たいと思ってます。
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-13 12:40:21)(良:1票)
000.00%
190.61%
2221.50%
3352.39%
4936.35%
520213.79%
636524.91%
739827.17%
824016.38%
9785.32%
10231.57%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS