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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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1.  沈黙の標的 《ネタバレ》 
B級アクション映画の真髄、それすなわちセガール主演のアクション映画。 今回のセガールは考古学者なのにめちゃ強いです。 渋いアクションとB級なストーリーが奥深いです。 重要なシーンから何気ないシーンまでけっこう描写が足りてない気がします。 獄中でいつの間にか芽生えた友情にはビックリしました。 自己紹介しただけじゃん。 それに対して最愛の人の死に対する感情の描写が0点です。 そこはきっと男(オヤジ)としてこらえたのでしょう。 さすがセガールアクション、男の中の男の映画です。
[DVD(吹替)] 5点(2014-12-16 23:22:57)
2.  チャイルド・コレクター/溺死体 《ネタバレ》 
サイコサスペンスはほとんど見ないんですが・・・ サイコサスペンスらしくスタイリッシュな展開と 美しくミステリアスな音楽で話が進む。 なにかこの音楽はツインピークスを思い出す感じがした。 しかしこの犯人の視点、ロリコン過ぎてヤバい。 俺がいうのもなんだけど。 刑事役のデニスホッパーが安定感のある、貫録の入った渋い演技を見せる。 しかし「スピード」「ブルーベルベット」などで私が知っているホッパーの異常っぷりを考えると、 この映画では普通の刑事役なので何か物足りない気もする。 浄水場は奇妙な雰囲気がして印象に残る。 物語は刑事と犯人と第三の組織が加わるが、 刑事はちょっと間抜けで、犯人はあっけなく、それで第三の組織というのがかなりキレるので、 刑事側としては早く犯人を捕まえねばという焦りが鑑賞者の自分に伝わってきて面白かった。 犯人の異常ぶりを考えると、もっと犯人捜しが濃くても良かったかも。 人の心の闇に光を軽く当て、人は誰でも心に闇を抱えながら生きていくという描かれ方がされていたと思う。 にしても・・・サイコサスペンスだからってタイトルに「コレクター」つければいいってもんじゃねぇぞ。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-23 23:44:34)(良:1票)
3.  地下鉄のザジ 《ネタバレ》 
不思議の国のアリスみたいにぶっ飛んだシュールな映画だった。 愉快なドタバタコメディーで見ていてなんか楽しい。 とにかく普通じゃない。古い映画ではあるが、斬新過ぎる展開には驚かされました。 芸術的だと感じる場面が多い。 少女サジ役が小生意気にも可愛らしくて印象的。 ただし薬でもやってそうな感じが少し不気味だった。 おかしな人々に驚かされっぱなしの映画だった。 追いかけっこが最高に楽しい。 最後のほうの破壊だとか乱闘が理解不能だが面白すぎる。 「食べ物で遊ぶな」っていいたいけど、それを超えている。 観る人によっては日頃の憂さやストレスを吹き飛ばす物凄い作品なのかもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-28 18:07:19)
4.  血のエクソシズム/ドラキュラの復活 《ネタバレ》 
ブラムストーカーの原案をもとにつくられた正統派ドラキュラ映画。 原作とは違った展開が楽しめる。 この作品の主役は美女にモテまくる。 お城の雰囲気とドラキュラの存在感はかなり本格的だ。 怪奇映画の名優クリストファーリーの演じる吸血鬼は存在感がヤバすぎる。 真っ赤に血走った目が怖すぎた。 不気味な迫力ナンバーワンの演技だ。 最期の雄叫びの凄まじさに痺れる。 名場面が多すぎる。 ドラキュラロマンに酔いしれる本物のドラキュラ映画。 怪奇映画のど真ん中。
[DVD(字幕)] 8点(2013-03-12 20:59:43)
5.  着信アリ2 《ネタバレ》 
なにこれ?怖く無すぎ・・・。っていったらちょっと嘘になるけど。でもただ音とかでビックリするだけ。 Jホラーってあんま見ないし前作も見てませんが。 リング以降のJホラーは怖さをリングの貞子に依存し過ぎてるような気がする。 この着信アリ2ではそれを脱しようと「短髪の貞子」に挑戦してるけどぜんぜん髪型以外は真似してるし、 髪短かったらダメじゃん、日本の怪談として。たぶん「女性の髪が短いのが怖い」って言われるのってあと何十年後か100年後くらい。下手すると来ない。 それからこれもやっちゃいけないことと思うけど続編で恐怖がワールドワイドになっちゃいけない。 たぶん恐怖はその国を超えない。日本の恐怖は日本を超えない。 その土地の恐怖はその土地の人にしか描けない。 だから他国へ行ってその国で恐怖を表現するなんて図々しい気がする。 たぶん世界を超えて得られるものなんて珍紀行みたいな面白さだけだ。 異国の地で日本人がホラーをやってもミステリアスなだけで恐怖ではない。 と、また言い切ってしまえば嘘になるけど。 追いかけてくる少女の笑顔は不気味だ。まるでaphex twinのcome to daddyのPVのようだ。 でもその土地に土着したものを吸収しないでやってもただただファンタジーなだけだ。  他に恐怖の方法がないからって少女に残虐なことし過ぎ。 トリックはあまり面白くないし、警察も導入してるけど間が抜けている。 張りぼてだけでスケールを大きくしても間が抜けるだけだ。 あと、アクション映画じゃないんだから吹っ飛ぶアクションとか欲しくない。 それにホラー映画であってファンタジー映画じゃないんだからラブストーリーもそんないらないというのが僕の意見。 風呂場の死体はよくできてたと思うけどまるで北斗有情破顔拳だ。 楕円の鏡から幻想に至るシーンもたぶんリングからきている。 ヒット故にエンターテイメント色を強くしたため恐怖は色あせてると思う。 前作は観てないけど。 
[DVD(邦画)] 2点(2013-01-09 23:37:10)
6.  小さな唇 《ネタバレ》 
まるでシベールの日曜日の裏バージョンであるかのような、 あまりにも美しすぎるロリコン幻想。 フォーカスがかかった木漏れ日の風景はまるでデビッドハミルトンの世界のようです。 音楽がまた美しい。 不能な男と早熟気味な少女との禁断の恋はもう破滅上等といった美しさです。 主役の男の繊細すぎるナルシストさがまた良いですね。 フレディーマーキュリーみたいな顔です。  私がこの作品を初めて見たのは十代の頃だったでしょうか・・・ その禁断の内容にはかなりの衝撃を受けました!  この作品の内容は軽く法を犯してはいるようですが、芸術に守られているのか大手レンタル店で普通に借りられます。 男にとってのあまりにも悲劇なラストは美しいけど気の毒過ぎます。 もし悲壮マニアな人がいたらこの結末はオススメです。  この作品は映画として技巧が秀でているとは思わないのですが、映画は技巧だけで語られるものではないです。 禁断の世界を描いた貴重な映像です。
[DVD(字幕)] 7点(2012-08-23 21:45:48)
7.  小さな悪の華 《ネタバレ》 
少女映画の名作の一つなんだとか。 少女映画特有の独特な雰囲気を漂わす作品。 なにか神秘的な美しい光景を見た印象と同時にゾッとする恐ろしい怪物を見たトラウマ的な感じも残ります。  とても甘美的な夢のような心地良さですが、夢が覚めて気づくと チ○ポがなくなっていた、みたいな感じです。  少女の背徳行為は残酷で恐ろしいけど天使のように甘美だ。 可憐な少女の戯れに悪魔が一瞬だけ顔をのぞかす。  誘惑する「悪」をまるで天使が舞うように描いた映画はなかなかない。 「悪の華」というタイトル通り この映画は「悪」の部分を強く感じる。 「悪」です。 なんだか男たちが可哀想になってきます。イ○ポにならなかった人が全くいないとも限らないこの映画は上映禁止になるだけの作品です。、、、、、 しかしこの映画の放つ美しさは独特のもの。 悪に染まりながらも、少女の内から放たれる激しいものを感じる。 魂は悪に染まりながらも、小慣れていないイノセンスなところがある。 アンヌとロールはお互いに激しく恋し合っていた、、、だがアンヌたちは悪魔に恋していたのだと思えた(恋した対象が悪魔であるが故に、残酷で退廃的でエロスなのだ)。 悪魔に対する少女二人の恋心がまるで初恋のように純粋だった。 それだけ悪魔の力が強い。 少女の行き場の無い艶かしさと肉体の若い美しさが魔力を帯び(その肉体の美しさと引き換えに悪魔の力を借り)反道徳行為や悲劇をもたらしたのか? あまりにも激しい恋心は退廃的で情熱的に燃え尽きてしまい、その勢いが美しい。  妖しい音楽の美しさも余韻を残します。それが観る者を妖しい世界に誘う。  僕はこの作品を、技巧的に優れているとは言いません。しかし何かもっと精神的な部分で破滅的に美しいと感じました。  少女の帯びる神秘と背徳とエロスがねっとりと心に絡みつきます。  いけない映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-09 23:16:22)
8.  地球が静止する日 《ネタバレ》 
やっと見ましたよ。でも結局は「過去の名作の名を借りてオリジナル作品を作っちゃおう!」的な感じが好きになれません。オリジナルのメッセージをほとんど実践してないのに、リメイクを作っちゃってお金儲けだけはちゃっかりとして、、、とは言い過ぎですけどね。ただオリジナル版に敬意をはらっているのかが疑問です。 時代も変われば表現も変える必要も出て来るとは思うのですが、、、こんなにもアレンジするなら、全く新しいオリジナル作品で勝負すればよかったと思うのですが、、、オリジナル版に対する「アンサー」的な意図もあると思うので難しいです。 レトロなオリジナル版の内容をほとんど忘れてしまってますが、 ただこの現代版はレトロ版と比べると少し殺伐としているというか、変な緊張感が張り詰めています。突き刺さるような敵意のようなものが辛いです。 ピリピリして嫌な雰囲気なんです。 現代版のクラトゥも好きにはなれません。親しみやすさが一切ないです。 それにこの現代版はどこか攻撃的な方法をとっているところがどうかと思います。 確かにオリジナル版は攻撃的な要素の少なさがエンタテイメントとして物足りないのですが、説得力はあるのです。そのときに動力を止めるのもパフォーマンスとしてアリだと思います。 しかしこの現代版では実力行使をしてしまったので知性には欠けると思います。 虫はすべてを喰らい尽くしますが、「静止」ではなく「消滅」でしょう?そもそも「地球を守る」なのに「地球が静止する日」なんてタイトルがおかしいと思えてきます。 この作品では人間には攻撃的な面ともう一つの側面があるということが分かりやすく伝わってきました。二つの異なる文明が交わるときには、「友好的」なんて言葉は相手を見下しているのかもしれないです。その「友好的」という言葉の裏には「相手を呑み込む」そんな牙のようなものがありそうです。 クラトゥは遥か遠くから来て、「人間は変れる」なんていって帰ってしまうところにリアリティはなかったと思います。 ただこの作品のブルーとグレーの色合いが好きです。まるでブルーレイの到来を意図していたかのようです。考えすぎですが。 、、、ん?ペプシマンさんですか?
[地上波(吹替)] 4点(2011-05-28 13:18:30)
9.  チャイルド・プレイ(1988) 《ネタバレ》 
これは有名な作品ですね。 洋ホラー映画のベスト10に入るくらいの。 高校生のときにレンタルした覚えがあるが記憶があまりにも曖昧で、 それで今回DVDを購入してみました。 流石に素晴らしい作品でした。 怖いとか不気味とかいうよりも、迫力あります。 そしてメチャクチャしつこいです。 このしつこさと邪悪さこそ、「悪」の存在そのもの、まさに本物の悪魔のようだと思いました。 人形に宿った魂の恐ろしさを見ると、ジェイソンやフレディをしのぐ一番凶悪な殺人鬼こそはチャールズではないかとも思えてきます。  子役はとても可愛かったです。しかしあの子役が朝食のシリアルとトーストをこしらえる場面の危うさは、チャッキーが包丁を持って襲いかかるのと並ぶ恐ろしさです。  この映画を見ると、子供のいうことを大人は信じていません。 自分の忙しさを優先してしまい、相手の言うことに耳を傾けません。 子供に迫る危機ですが、大人は見ようともしません。視点が違うのです。 大人の視点では子供の世界は見えない、気づけない。 もっと子供のいいたいことに関心を持ってあげよう。 子供が必死で訴えているのだ、その意味に気がついてあげよう。 それが子供に迫りくる危険な魔の手から子供を助け出すことにも繋がるのだ、 とこの作品は教えてくれているようでもあります。 繰り返しいうようですが、子供向けの玩具人形が牙を向くように、子供の危険はごくごく身近に潜んでいるものなのだとそう感じた。 
[DVD(字幕)] 8点(2010-09-29 02:22:43)
10.  地球外生命体捕獲 《ネタバレ》 
SFっぽいタイトルでもありますが、それにしてはちょっと不気味な場面があります。 画面が暗いので、かなり宇宙人が恐ろしいです。 宇宙人がグロテスクに描かれているのはいいとしても、噛まれたらそれに感染して、人間の肉体が醜く変貌するなんて、そんなの宇宙人差別もいいところです。 B級ですが、その割にはエイリアンがリアルだったのではないでしょうか。 地球規模のお話ですが、非常にスケール感が狭く、小屋の中で少人数で展開されます。 この一匹の宇宙人を殺しちゃダメだ!戦争なんてものじゃない!地球が丸まる一つ無くなるんだ、的な、宇宙人の逆襲を恐れるタイプです。 その緊張感、宇宙人の脅威がちょっと伝わってきにくいので、じれったいです。 ちょっといろいろ突っ込みたくなる点は多いかもしれません。 この宇宙人は人間の腸が大好きなようで、腸を引っ張り出していろいろとやります。 その人間の腸に昆虫の脚みたいのがついていてピコピコ動いている場面では、心が死にます。 生理的にグロすぎです。 画面が暗いのと不気味なのとで、終始ビビリまくりの自分でした。 青年達は何者かに怯えている感じがありますし、そこ等のB級には無い「闇」があるかもしれません。 コディは非常に血の気が多い青年。 コディなんていったら僕なんかは格ゲーのあるキャラを思い浮かべるのですが(喧嘩っ早いって点で)、、、ちょっと余談でしたね。 そのコディと同じでキレやすい奴でしたが一番気の毒でグロかったデス。 いや、結構グログロい。 (ネタバレですが)でも彼は一番良いところで仲間を助けるかと思いきや、タイミング悪くて邪魔しちゃうんです、、、意味ねー!!! それからエイリアンに腸を引っ張られる人、、、これは痛いですよ。 SFだと思ってレンタルしたらグロ怖すぎますって。 ホラー上級者ならばまだ甘いレベルでしょーが、僕はホラー初心者な方だから結構ビビッタですyほ。  ちょっと彼らが見えない敵と戦っている感じがして凹みますね。 つまりUFO愛好会の彼らにしか見えていないみたいな、、、  なんだか新しい視点で面白いかもしれません。 同じようなジャンルは腐るほどあれど、視点を少し変えるだけで新しいものが生まれるんだって勉強にもなりますよ、私は。 
[DVD(字幕)] 5点(2010-07-15 03:25:09)
11.  チャップリンの黄金狂時代 《ネタバレ》 
何だかチャップリンの映画には、生きる喜びだとか感動だとかロマンとか、そんなものが沢山つまっているように感じます。 それは人生の輝きといってもいいでしょうか。 人間の本当の幸せはどういうところにあるのだろうかということが、彼の映画を見ると少し気づかされるようなきがします。 全く嫌味の無い人生賛美で、見ている観客の心が温かくなるのだと思います。 観客が厭味を全く感じないのは、チャップリンがそれだけ壮絶な人生を歩み、地獄を見てきたからこそ、これだけの清い喜劇を描けるのだと思います(もし嫌味を感じたならば、それは観客側の厭味です。チャプリンは無邪気であり、邪気は見る側にあるのです)。 それにチャップリンはとても繊細でロマンチストなのだと感じました。こんな暖かい作品が作れるなんて彼は凄いですよ。この作品を観ると僕は奇跡を信じたくなります。 いや~、やっぱり夢を与えてこその映画だと思いますね。 ずっと前に彼の自伝を読みましたが、チャップリンこそは本当の天才だと思いますよ。 
[DVD(字幕)] 9点(2010-07-14 03:12:16)(良:1票)
12.  チル CHILL 《ネタバレ》 
これはB級ホラー、B級スプラッタとはちと違う印象で、それらよりも霊的な感じで独特の雰囲気があったかもしれない。 だから(B級ではあるが)普通のB級ホラーと区別したい。 普段みる大量生産ホラーよりも、サスペンスやヒューマンドラマ色が強いのかもしれない。 メランコリックな雰囲気が大好きな自分には、ちょっとした雰囲気的には楽しめる。 冒頭の雰囲気などはスティーブンキングからの影響も感じられそうです。 シャイニングや、ニコラという映画と似た場面がある。 子供の視点で描かれた場面が多いので、そういうところから童話の世界のようなシュールな感じが作品全体に表れるのかもしれない。 冬山なので、そういった雪のシンシンと降り積もる寒々しい感じや、森の情景が好きなら見てもよいかもしれない。マニアックですが。 物語の途中に流れる音楽もなかなか良かったかもしれない。 この作品を見ると、街に住む都会人が、森に住む田舎人に対して無意識に抱く恐怖感や不安感が伝わってくる(どこか野蛮な人といった差別的な考え方があるらしい)ようです。 この作品を見ると、田舎者の自分でさえ、山の猟師の方たちとの会話は少し避けたいな、とも思えてしまう、それはかなり失礼なことですが。 どうやら、差別的な映画を見ると、自分の中の同じ差別的な部分が極度に反応するようです。 しかし映画として面白くないかもしれないので、あまりおススメはしないです。 いや、自分は子供視点によるメランコリック&シュールな雰囲気で楽しめましたが。 しかしそんなマニアックな人はなかなかいませんね。高い点数つけすぎたわ。
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-31 02:21:38)
13.  地球の静止する日 《ネタバレ》 
これはパッケージを見て「カルトSF」みたいなことを書いてあったので、 「いい感じの古いB級SFか」などアホなことを連想していましたが、ロバートワイズ監督なので全然B級じゃありませんでした、すみません、、、。 超レトロな感じのモノクロSFですが、「ウエストサイド物語」のロバートワイズ監督なので、人間ドラマがとても豊かに描かれていて、眠くなるということは全然ありませんでした。 「地球が静止する日」というタイトルがとても不気味な印象で、パッケージに映っている巨人みたいのも不気味な感じがして、それで館ホラーの名作「たたり」の監督作品だから、もっと怖くて不気味な作品なのかなと思いましたが、そうでもありませんでした。  宇宙船の構造がシンプルで、とてもカッコ良かったと思います。 ロボットの存在感も素晴らしいです。 音楽も良いですね。 リメイクされるそうですが、今この作品から学ぶものが沢山あるのかもしれません。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-15 03:32:22)
14.  チャーリーとチョコレート工場 《ネタバレ》 
映像がとても面白い。 ティムバートンは雪景色が美しい。 この監督が持つ独特の美意識はとても大好き。  家のドアなどのパ-スが歪んでいるのは表現主義からの影響なのでしょうか。 そういったところにこの監督の意思を感じます。  チャーリーが「金のチケット」を手に入れたときは、大人の誰かに奪われそうでとてもハラハラする(大人ってそういうもんでしょ)。 ガムを噛み噛みしている勝気な空手少女が小生意気で可愛いなあ。 ウィリー・ウォンカがとてもハイテンションでとても良いキャラクター。 チョコレートの部屋の芝生の黄緑色がとても明るくてどこか毒々しい。 「リスの工場」とかは、UFOの内部の様な、とても無機質で冷たい感じが良い。 「テレビ室」でのゴーグルも、とてもインパクトがあって良い。  楽しい子供デザインの奥にある恐怖を描いている。 子供を誘惑する甘いお菓子にも、その奥には何か危険なものが潜んでいるのかも。 でも「夢のチョコレート工場」のほうが面白いよ。 本作ではあまり「クレイジー」で「ヤバい」という感じがしないと思う。 ウンパルンパもオリジナルほど危険な感じがしないかな。 「テレビ室」「人形の病院」が良かった。 最後は、、、いや~良い話じゃないですか! 
[地上波(吹替)] 6点(2008-01-12 00:14:11)
15.  小さな恋のメロディ 《ネタバレ》 
これは何度観ても色褪せないです。 ノスタルジックな町並み、ミュージック、子供の楽園、、、 僕が子供のころに見た夢がそこにあるように思った。 「少年」から見た「少女」はとても不思議で神秘的な生き物であり、それが学園の中でとても不気味に存在している(少女は神秘的なパワーを放つ存在)。 「少年」と「少女」との「世界の違い(故郷の違い)」というものが、見事に描かれているが、しかし学園の中ではそれらが同じくらいのエネルギーでもって渦巻いている。 「中性的」な主人公の少年「ダニー」は、その「少年の世界」と「少女の世界」との間をさ迷うのである。 だから「ダニー」の存在は中間に位置する。 「少年達の遊び」と「少女達の遊び」を覗き見て、中性的な存在の「ダニー」はどちらか迷う。 迷っているからこそ、隠れてオドオドしながら覗き見しているのだと思います。 「ダニー」は少年達が爆弾を作る「遊び」を覗き見る。 「ダニー」はお墓での少女達の「遊び」を覗き見る。 「少年の世界」と、「少女の世界」を見事に対比させていると思う。 「少年」と「少女」はお互いに別々の集団を形成し、その間は目に見えない確かな境界線で仕切られている。 また、それと同時に、「子どもの世界」と「大人の世界」をも対比させている。 「子供の世界」が楽園で永遠であるかのようなのに対して、 「大人の世界」が醜く下品に描かれていると僕は思うのです。 主人公「ダニー」は「悪ガキのトム」と、「恋する少女メロディ」との間を行き来する。 「トム」と、「メロディ」も、また上手く対比されていると思います。(「ダニー」と「トム」との関係が同性愛っぽく見えたのは僕だけかな?) 「メロディとのデート」と「トムとのデート?」これまた対比!? この映画、相反するものどうしを対比させまくりだ。  でも、それよりも少女という神秘的な生物を見事に描き出している。 「お墓での戯れ」もそうだが、「バレエの授業」を覗き見た時の少女の妖精のような姿、校舎を歩く少女達の奇麗な生脚!とてもエロティックで神秘的だ!  食堂でダニーが「隣に座っていいかい?」と少女メロディに尋ねるシーンは、とても恥ずかしくて見られない!  この映画は爽やかなハッピーエンドですが、その裏にあるどこか陰(毒?怪しさ?性?)があり、それがとても魅力的な雰囲気を放っている。でもやっぱ「純粋」だぁ! 
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-23 05:46:10)(良:2票)
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