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はち-ご=さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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1.  ちづる 《ネタバレ》 
妻投稿■「相手のありのままを見つめる」という事はどういう事なんだろう。この映画で20歳の知的障碍者で見た目は美人女子大生で仕草もかわいいちづるはお母さんのお金を盗む。愛する人がそういう事をしたとき、私はどうすればいいんだろう。そりゃ、インターネットで知的障碍者が犯罪を犯したニュースを見たとき、私なんか「こいつ牢屋に閉じ込めるべきだ」(罪を犯した知的障碍者に対する同じ知的障碍者からの目線は、自分が犯罪者とひとくくりにされてしまう分、健常者の世論以上に厳しい)と言うだろう。でも、この映画はそういうある種インターネットユーザー的な簡単な「断罪」とは別の方向に作品を持っていこうとする。■映画でお金を盗んでお母さんとバトルするちづるがカメラに向かって話しかけるシーン。これによって、作品はマイケル・ムーアのドキュメンタリーにあるような「カメラがただそこに存在しているだけ」というものではなく、「カメラを通じて観客がそのコミュニケーション世界に存在する」映画なのだという事に私は気づかされた。そのうえで「相手と向き合うという事はどういう事なのか」という一生答えの出ない命題に悶々と観客に突き合わせるコンセプトは、画面の前で観客が安穏とできない分、かなり怖いことなのかもしれない。■そして多分、「人と向き合う」という事はどういう事か」監督も明確な答えを出していない。しかし、ちづるを「障碍者」「かわいい20歳の女の子」という記号で受け取る(監督の自省にも受け取れる)という事をまずやめてみよう…という意志は感じさせる。人間を何かでひとくくりにすることは複雑な社会では仕方がないのかもしれないし、それに「盗み」が関わるならむしろ記号化はしなければいけないと思う。しかし、「記号化こそ真理」というような世の中は爬虫類の世界だ。そういう考えが蔓延している昨今、この映画はスパイスとして十分な効能を持っていると思う。
[映画館(邦画)] 8点(2011-11-16 02:53:02)(良:1票)
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