1. 憑神
《ネタバレ》 何のオチも無いんかいっ! もうメチャクチャ中途半端。コメディとして大笑いできるわけでなく、後半もさして感動できるわけでなく……。何がしたいのか、何が見せたいのか? 死に之く身だからこそするべき事もある、と悟ったまでは分かった。しかし、そこから後の理屈と行動が全く理解できん。とっとと逃げ去った将軍のために死んでいった者達が浮かばれない、と? そいつらは、もう死ぬ時点で将軍は逃げてるのだよ。それでも戦って死んだのだよ。今更浮かばれるもへったくれも無い。それより、これから死のうとしてる者たちを止めてやれよ。最後まで将軍の影を勤めるのなら、攻め来る敵と守る味方の真ん中に出て行って腹掻っ捌いたらイイんじゃねぇの? そしたら戦争も終わり、無駄に死ぬ奴が減るだろうに。友人に旗印振らせて、のうのうと戦を見てるだけって……。そして最後の最後に大砲で全滅って。アホか? いや、それより何より、この監督の演出能力の低さはナンなんだ。序盤~中盤まではそれなりのテンションがあるのだが、肝心の終盤になっていきなりテンションが下がる。しかもクライマックスらしいクライマックスが無いものだから、観終わった後にはモノ凄く尻窄みな印象しか残らない。 [地上波(邦画)] 3点(2009-10-06 00:38:34) |