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1.  翼に賭ける命 《ネタバレ》 
いちおう大恐慌期の話なんだけど、それにしちゃヒロインなんかゴージャスな感じで、あんまり巡業芸人の「うちひしがれ感」がないの。社会派映画じゃなくてあくまでメロドラマだから貧乏くささはダメってことなんだろう。でもそこらへんの階級差が出せてないために、話のポイント、飛行機を手に入れるために夫が妻に経営者への色仕掛けを強いるあたりの凄味が、も一つ出てこない。あるいはかつての戦場の撃墜王が現在レースの飛行機乗りをやってる屈辱感も。しかしこのレースシーンは迫力があった。だいたい飛行機ってのは、対照物がないのでスピード感が出なく、映画では優雅な感じになってしまうものだが、このレースは低空飛行で、浜辺すれすれに飛んでいく。疾走感。二度目のレースシーンでは、子どもの遊具の回転飛行機と重ね合わされ、盛り上げていた。パイロットの虚無感をきちんと踏まえ、それを原動力とした飛行として描かれていたら、このレースシーンの迫力は名作の名場面と言われるようになったのではないか。これ原作フォークナーなの。アメリカの大作家のうち、フォークナーはなぜかあんまりいい映画化がない。彼は無名時代ハリウッドでシナリオ書きの副業をせっせとこなしていて(たとえば『三つ数えろ』)映画との相性はいいはずなのだが、ああそうか、だから自分の文学では映画化しづらい世界に行ってしまったのか。原作読んでないけど、終盤の新聞社での長ゼリフなんか、文学の香り高く言葉が練られている。これ原作が生かされてる部分なんじゃないかと思ったが、違ってたらごめんなさい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-06 12:14:30)
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