1. 綴方教室
高峰秀子が若い!というか、幼い! こんなに若い彼女を見たのは初めてなので、とても新鮮味があった。 後に、日本映画史上を代表する女優になったかと思うと、実に興味深い作品であった。 しかし、内容的には好みに合わず。 どうも、1930年代の日本映画ってのは、清水宏作品にしてもそうだけど、真面目すぎるキライがある。 [ビデオ(邦画)] 6点(2024-04-13 23:14:21) |
2. 妻よ薔薇のやうに
《ネタバレ》 念願叶っての鑑賞! 成瀬巳喜男監督の初期代表作とも言われる『妻よ薔薇のやうに』をついに観ることができた! 荒川区南千住図書館に、この場を借りてお礼申し上げます。 キネマ旬報で第一位をとった作品であるが、どうもそれ程のみなぎる魅力は感じられなかった。 しかし、成瀬監督の代表作の一つと言われているだけあって、つまらないわけではなく、1930年代の日本映画の中では上位にくるであろう内容。 本作でも男は相変わらず“ダメ”な象徴として描かれている。 正妻と妾の間をフラフラする男。 二人の女性にそれぞれ娘があり、どちらもかわいがるが、どうも歯切れが悪い。 自分で決断を下すことなく、常に周囲の女性に振り回されている。 自分がまいた種なのに、何たることだ。 ほんと、この男は情けない。 そういう意味において、逆説的に考えれば、本作の内容は女性讃歌として捉えることができよう。 期待していたほどではなかったものの、楽しむことはできたし、何より貴重な1930年代の成瀬作品をまた一つ観れたことが嬉しい。 [ビデオ(邦画)] 6点(2021-08-07 22:52:00) |
3. 土と兵隊
《ネタバレ》 ドキュメンタリーでこそないものの、戦争の様子を何の飾り気もなく映像化した本作は、まさに戦争の過酷さを痛いほどに焼き付けている。 土まみれになりながら、ひたすら攻め進む日本兵たち。 支那をひたすらつきすすむ兵隊たち。 本作は、戦争の様子をただ単純に映像化しただけの作品で、はっきり言って楽しくない。 面白味に欠けるその内容たるは、耐え難く至極退屈である。 [ビデオ(邦画)] 0点(2009-04-18 20:48:12) |
4. 鶴八鶴次郎(1938)
池袋・新文芸坐にて鑑賞。 成瀬巳喜男作品の鑑賞は、自身29作品目。 話としては、なかなか濃密なのだが、どうも楽しめない。 芸道ものが苦手というのもあるし、何といっても、長谷川一夫と山田五十鈴が苦手ってのがある。 だけど、二人の演技はうまい!と認めざるを得ない。 二人はまだ駆け出しの頃だと思うが、それを全く感じさせない職人芸の域に達していた。 二人の演技は、観ていて安心感さえ感じた。 [映画館(邦画)] 6点(2008-09-23 08:16:33) |
5. 土
うーん、、これは久しぶりに「期待していた割に良くなかった」作品になってしまった。 渋谷のホテル街・円山町にある映画館まで足を運び、週末のカップルでわきかえる雑踏の中を必死に一人で歩いていったのに、良くなかった。 うーん、いやー、残念! 大体、音声が聞き取れんじゃないか!! こらぁ!! [映画館(邦画)] 3点(2008-08-03 01:22:39) |