1. 罪の声
《ネタバレ》 中盤までは星野源と小栗旬がそれぞれで過去の出来事を追っていく展開で、淡々と進んでいくためやや単調に感じてしまった。 二人がともに行動をはじめ出してからは真相へと近付いていく感じが高まっていくので、グイグイと引き込まれていった。 この作品、小栗旬の記者もなかなか良かったのですが、個人的には星野源の何とも言えぬ心のやりどころのなさがたまらなく響きました。特にラスト、さんざん不幸な境遇にあってきたもう一人の声の主があなたはどうだったんですか?と問われた時の何とも言えぬ表情がとても素晴らしかったです。 大人たちの勝手な「正義」のために犠牲となってしまった子供が可哀想すぎる。でもよくよく考えてみるとなんで過激派だったとはいえ堅気だった人間が、ヤクザと手を組んだりしたのかがちょっとだけ理解できなかった。とても賢くて周到に事を実行していくタイプの人間(宇崎竜童)が、いつ何をしでかすかわからないようなヤクザを仲間にしたのか、原作を読んでいないのでその辺りが私的にはどうしても理解しきれなかったです。だってヤクザが仲間にいなければあそこまで不幸にはならなかったかも、て思えちゃって。すいません、水を差すようなこと言っちゃって。 まあ結局は最後の星野源のおじさんに宛てた言葉、この先なにがあろうとも社会に不満を抱いてもあなたのようにはならない、これが全てでしょう。 あと日本映画でいつも思うのは、モゴモゴと喋られると台詞が聞き取りづらくて辛いです。字幕つけて~。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-12-07 19:45:58) |
2. 追憶(2017)
日本映画の持つ良さを、久しぶりに堪能できました。必要以上に説明しないところも、らしくて好きです。被害者役を演じた柄本佑さんは本当に素晴らしい!彼なくしてこの映画はない!と断言できるくらい素晴らしかったです。 [DVD(吹替)] 6点(2017-11-14 06:47:28) |
3. ツレがうつになりまして。
宮崎あおいの台詞で「うつ病になった原因ではなく、うつ病になった意味は何か?」というのがある。この台詞はうつ病だけでなく、もっと広い意味で捉えることができる。捉えることで前向きになれる。この映画で一番の拾いモノでした。それとこれはうつ病と向き合うというよりも、夫婦円満秘訣の映画ですねw あと梅沢富美男の件はちょっと強引すぎかな。なんであんなに感謝しているのかチンプンカンプンでした。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-03-23 21:43:37) |
4. 綱引いちゃった!
心が”ひかれる”ことはなかった・・・。 [DVD(邦画)] 3点(2013-06-04 10:57:57) |
5. 築地魚河岸三代目
《ネタバレ》 原作は未読。一本の劇場用作品としては、とても上手にまとまっています。個性豊かなキャラたちの持ち時間も程良かったです。ただ所々で登場人物たちの心境の変化が、ちょっと唐突過ぎる嫌いがあったのが残念でした。たとえば主人公。築地で働きたいと哀願して断られ、ならばと一から魚を勉強するために漁師の元に飛び込み修行。必死で頑張って来たのに急に、自分はここ(築地)を去ります、ってオイ!いったい何がどうした?まさにポカ~ンですよ、こっちは!それともう一つ気になった点は、築地の朝はもっと早いぞって。あんなお日様が登りきった状態はもう仕事終わりに近いって。まぁロケの都合上致し方なかったのかな?でも飽きることなく最後まで観れたし、胸に残る名言もいくつかあったので好印象ではあります。築地内でのすったもんだなエピソードはこれから、みたいな感じで幕が降りたので2作目に期待!て思ってたら興行収入が振るわなかったそうで、制作は御蔵入りになってしまったそうです。残念。 [DVD(邦画)] 5点(2013-05-27 11:29:08) |
6. TSUNAMI-ツナミ-
《ネタバレ》 なんじゃこりゃ~!!思ってた以上に楽しめたじゃないか。王道中の王道。パニック映画の見本的作りでこれといったヒネリはないのだけれども、出ている役者さんがみないい意味で普通の人に見えてしまうため、なんか災害ドキュメントを観ているような錯覚に陥り、みょ~な緊張感を味わうことができた。日本の特撮ものは背伸びをしすぎて失速してしまうことがよくあるが、その点本作は、コンテナが真上から落ちてくるという演出以外、これといった凝った見せ場もなくエンドロールを迎える。そこがまた、らしくていいんですよね。まぁ~その大味のせいで、好き嫌いの意見は真っ二つに分かれるかな。あ!それから津波は規模にもよりますけど、何度もきますよ。地震と一緒ですよ。てか地震のせいで津波が起きてるんですけどね。 [DVD(吹替)] 6点(2011-02-28 00:11:46) |