1. 天国の門
《ネタバレ》 確かにこれは無駄に長い。初めのハーバード大の卒業式やエピローグなどをはじめ、冗長と言われても仕方ないくらいにくどく、実にゆったりとした作り。 ただ、本作をして「災害」とまで言わしめるほどの駄作か?と言われるとそれはちょっと違う気がします。 確かに間伸びした印象は受けますが、細部まで作り込まれたセットや広大な平原、その向こうに聳える山々のロケーションは抜群に美しく、それだけで「映画的な画」として見ているだけで十分なくらいの説得力をもっていると思いますし、最後の戦闘シーンいついても、なかなか激しく見応えがあります。 要は、自分らのご先祖様(裕福な牧場主たち)を完全に悪者にされたのでお国柄で低評価されている、という感じでしょうか。まあその気持ちはわかりますが。 まあアメリカに限らずどこの国でも同じでしょうが、門外漢からすれば壮大な物語構成と美しいロケーション、アイリッシュ・トラッドやカントリーを思わせる牧歌的なスコアなど色々見るべき部分の多い作品だと思いました。 まあ長い印象は変わりませんが、、、 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-09 04:09:13) |
2. 帝都物語
まず2作目よりもスケールがでかい事に驚かされる。そして話が唐突に展開していくのにも驚かされる。いきなり「加藤が来るぞ~!」といわれても唐突過ぎてよう判らん。ギーガーまでがちゃっかり参加してたりと、SFXのほうは、凄いわけではないけど、なかなか味があってよろし。ただやっぱ話が唐突というかなんと言うか、殆ど島田久作が強引に引っ張って行ってる感じ。もう、この人ってばはまり過ぎ。西洋の悪の権化がダミアンなら日本における悪の権化?というか悪のヒーロー(ヒールか)は加藤で決まり。というか普通に恐いよ。間違いなくこの人の勝ちですな。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-30 01:52:27) |
3. 帝都大戦
《ネタバレ》 加藤がいつサイコクラッシャーを撃ってくれるかとずっと待っていました…というのは冗談ですけど(勿論撃ちませんけど)、「帝都大戦」という大それた題名の割には実に小ぢんまりした戦い、A級になり損ねたB級と言った感じです。しかしこのいかにもな感じが逆にいい雰囲気となってます。ストーリーは、(原作&前作未見のため)「一体何がどーなってるんだ??」状態でしたが、スクリーミング・マッド・ジョージの特殊メイクはCGには出せないおどろおどろしいものになっていましたし、加藤保憲を演じた加藤久作…いやいや嶋田久作が役にはまり過ぎではまり過ぎで恐いくらいでした。超能力合戦は今から見れば「…」という感じは否めないですが、しかしそれもまた味のあるものになってますし、こういう類の映画が好きなら(恐らくは)楽しめると思います。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-22 19:48:50) |
4. デモンズ2
前作同様、ダリオ・アルジェントとランベルト・バーヴァの師弟コンビが贈る密室ホラーで、前回が大スクリーンからの登場だったデモンズが今回は貞子バリにブラウン管から飛び出してきます。皆さん今作の方がお好きなようですが、僕は前作の方が好きです。というのも、前作は、邪悪な“力”により人々が劇場に集められ、スクリーンの中の出来事とリンクして現実世界でもデモンズ・マスクを被る事によってデモンズが復活したのに対し、今回は何の脈略もなくいきなりテレビ放映でデモンズが登場することにいささか必然性、納得性が欠けると思ったからです。とはいえ、密室の恐怖演出は軽く基準値を超え、脱出方法も。前作の“ヘリコプター”よりは数段良くなっているので、総合的に見てもかなり質のいいホラー映画だと思います。 7点(2003-12-23 03:29:08) |
5. 天空の城ラピュタ
ナウシカと並んで名作として語り続けられている作品だけど、俺はナウシカの方が好きだな。いや、この作品が嫌いなわけじゃない。この作品にはナウシカとは違う壮大さがある。個人的にドーラはいい味出してると思う。てか、ドーラ最高っす、マジで(爆) 7点(2003-05-25 21:14:36) |
6. デモンズ
いいねぇデモンズ。さっきまで普通の劇場だったのが突然迷宮になるところとかが好き。あの異世界に迷い込んだような感じがまた最高!!ストーリーも面白くてこれまたGOODだし、クラウディオ・シモネッティの音楽も最高!やっぱアルジェントってすごい人だわ~。 8点(2002-09-04 01:14:32) |