1. デアボリカ
《ネタバレ》 (「エクソシスト」+「ローズマリーの赤ちゃん」)×ダメダメ×トホホ=本作という見事な図式で済んでしまう伊のパチもんオカルト映画。悪魔が取り憑いた少女が本作では妊婦になっていて、神父ならぬ超能力者が助産婦代わりに出産に立ち会う…とあらすじ書いてるだけで萎えてきまっせ。 3点(2004-01-09 11:40:22) |
2. デス・レース2000年
本作で”マシンガン・ジョー”を演じてしまったという事実は「ロッキー」以後暫くの間スタローンにとって消したい過去だったに違いない。今となっては大して違和感ナイけど。にしても、近未来のアメリカは必ずと云ってイイ程、公開殺人が見世物化してますナァ…!!ゲゲ、鱗歌さん、きゅ、きゅ、9点??? 5点(2003-10-25 01:46:43)(笑:1票) |
3. テンタクルズ
東宝東和マジック冴えわたるコケ威し動物パニック映画の決定版!勿論、私も引っ掛かりますたw。テンタクルTENTACLEって何だろう??タコを意味する英語かなぁ??ヲイヲイそりゃOctopusだ!政界はじゃなくって正解は”触手”のコトだよーーーん♪等とトンデモなく脱線しまくる位ショボいタコパニック映画。名匠J・ヒューストンやヘンリー・フォンダが主演かと思いきやボー・ホプキンスが主演なんて渋いを通り越して詐欺だよ、全く。本作で売り出そうとしてタコに殺されるだけの悲惨なヒロインを演じたデリア・ボッカルド哀れ。そんな彼女に…オマケして5点進呈。ぐだぐだのぐずぐずw。 5点(2003-10-09 01:55:38) |
4. 天国の日々
ネストール・アルメンドロス(及びハスケル・ウェクスラー)の印象派絵画を思わせるキャメラの見事さと「動物の謝肉祭」を効果的に用いたモリコーネの音楽に…7点。テレンス・マリックのオリジナル脚本は70年代テイストの典型過ぎて個人的には余り高く評価できない。前作「地獄の逃避行」もそうだったが…。にしても「シン・レッド・ライン」までの20年間いったい何してたんだろ?このカントク。ちょっと伝説ていうかカルトになり過ぎ。まぁ「シン・レッドー」で化けの皮が剥がれたみたいだけど。 7点(2003-03-09 11:55:03) |
5. 天国から来たチャンピオン
ハリー・シーガルのヒット舞台劇を映画化した1941年作品「幽霊紐育を歩く」(監督:アレクサンダー・ホール 主演:ロバート・モンゴメリー)をリメイクしたのが本作。主人公がボクサーからアメフト選手にアレンジされているのが新味と言えば新味だが、まぁ、ほぼ旧作の脚本を忠実にトレースしていると言っても過言ではなかろう。(個人的に余り好きになれない)ウォーレン・ビーティ&バック・ヘンリーの主演・監督ぶりは旧作のオイシイとこ取りなだけあってナカナカの出来。コレで完全オリジナルだったら絶賛したかもしれないが、所詮は奇抜な着想の旧作をリメイクしたお陰を蒙っているだけの話。悪いけど…7点かな。惜しい! 7点(2003-02-09 23:52:53) |
6. デルス・ウザーラ
《ネタバレ》 黒澤が「どですかでん」以来、久々に監督した日ソ合作の名作。デルス役には当初、三船敏郎を予定していたが、長過ぎる撮影期間に断念。現地の俳優マキシム・マクシモヴィチ・ムンズクが選ばれた。適役であった。三船には大自然の使者デルスを演じるのは恐らく無理だったろう。都会の垢にまみれ過ぎている。1年に亘る現地ロケ、ソ連の威信を賭けての全面協力は奇跡のような美しい映像を生み出す事に成功。雄壮なシベリア・ウスリー地方の大自然をここまで見事に捉えた映画は他に知らない。ただ、原作であるウラジミル・アルセニエフの探検手記に描かれた実際のデルス・ウザーラの人間像は映画の数倍魅力的であり、充分に描き切れていない部分も目立つため、やや減点。友情の証しとして視力の衰えたデルスを慮ってアルセニエフのプレゼントした最新式の銃が仇となり、行きずりの強盗に銃を奪われ他殺死体で発見されるデルス。余りにアイロニカルな結末は、自然を人間の価値観のみで手を加えた事への痛烈な返礼にも思えて象徴的である。75年アカデミー外国語映画賞・受賞。 8点(2003-01-14 02:04:55) |
7. ディア・ハンター
「プラトーン」や「地獄の黙示録」なんかもそうだけど、ベトナム戦争終結後に(しかも相当経ってから)偉そうに云々言ってもネェ…。遅いっつの。第二次大戦勃発直後に「独裁者」をクランク・インさせたチャップリンの偉大さを見習え!とは言うものの、矢張りロシアン・ルーレットの迫力はイヤ凄いの何の!「オレは3発だ!」とベトコンに大見得切るデ・ニーロには確かにシビレたね。チミノ恐るべし。でも…ハッキリ言ってそこだけ。前フリ長過ぎるし、クリストファー・ウォーケンのニックも引っ張り過ぎで蛇足気味。ベトナム戦争中に作ったのなら絶賛したかもね。残念。 7点(2003-01-04 04:21:53) |