1. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 東日本大震災のニュースは会社のテレビで見ました。そこにはどこかの空港を津波が通過している最中の映像が写されており、滑走路は濁流で見えず、管制塔らしき建物だけがポツンと首を出しているという状況だったと記憶しています。 それを見た時の私の感想は、「なんか地味な絵だな」でした。当時も自然災害系の映画はありふれており、そこでは竜巻に巻き上げられて宙を舞うタンクローリーも氷漬けにされた自由の女神も思うがままで、見る側の私も衝撃的な絵に慣れていました。映画に比べたら遠目で固定されたカメラ、灰色の空と茶色い水流、そして無音であるテレビの映像は「退屈でつまらない」という感想になってしまったのだと思います。地震があったことなど全く分からないくらい遠くの地方に住んでいて、自分は何も被害を受けていなかったということも関係していたと思います。 その後の続報で死者行方不明者が何万人という単位で出ていることを知って愕然としたり、現地の様子を自分の目で見に行ったことで、あの日の自分はなんて馬鹿だったのだろう、と今でもあんな感想をもってしまったことを後悔しています。 映像技術の進化に合わせて受け取る側の私も想像力を鍛えていかなければ、いつか自分の100m前方に迫った津波に対しても「地味な絵だなぁ」という感想しか持てずに死んでいってしまうんじゃないか。こういう映画を見るとそんな危機感みたいなものを覚えます。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-12-08 20:08:07) |
2. デトロイト・メタル・シティ
《ネタバレ》 西野カナは実はラウド・パンクロックが本来好きなジャンルだが、売れるために恋愛ソングを研究しまくって今の地位を得た、っていうエピソードを思い出しました。やりたいこととできることが一致しないのはつらいことだけど、求められた役割を必死にこなせば周りも認めてくれるし、そういう生き方だって立派じゃないか。そんなことが学べる映画だと思います。 まあでもそんな真面目な顔して見る映画じゃないと思います。SATSUGAIだのレイプ発言だの流血だの松雪泰子と加藤ローサのパンチラだの盛りだくさんな内容なのに、レーティングが全年齢だってことが一番の衝撃っスわ。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-11-04 20:56:41) |
3. テルマエ・ロマエ
《ネタバレ》 公開当時話題になってたので、覚えてらっしゃる方もたくさんおられるかと思います。古代ローマの公衆浴場(テルマエ)技師が現代日本にタイムスリップしてきて、日本の銭湯をパク…参考にローマでテルマエを作るお話。 前半の、何も知らない人から見た銭湯ってこんな風に見えるんだ&当たり前に利用してるけど、日本の風呂や水回りの設備ってすごい技術とアイデアの塊なんだなと気づかせてくれるパートはとても面白かったです。タイムスリップ時のオペラ歌手みたいに笑えるシーンもたくさんありました。でも後半のローマメインのパートに入ったあたりからつまらなくなりました。特にパクリもあなたの能力なんだよみたいな擁護の仕方は正直ありえないです。戦争の真っ最中にゼロからテルマエを作って、しかもそれが勝利につながるカギになるって話の筋も、もうちょっと何とかならんかったのかって思います。 この映画の阿部寛は我々日本人のことを「平たい顔族」「奴隷」と呼んで、ファーストコンタクトから苛烈な差別をかましてきます。そらアベヒロシウスと比べたら日本人の9割は板も同然だろうよ。でも阿部寛も日本人のはずなんですけどね。おかしい。おかしいよ。 他にもこの映画の主要キャラはすべて日本人が起用されてる純国産打線なんですが、どいつもこいつも顔が濃ゆいせいでローマ人としてなにも違和感がない。そしてその違和感のなさがやたら笑える。キャスティングだけでコメディとして成立させてしまった凄い映画。おかしい。やっぱりおかしいよ。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-10-30 12:38:47) |
4. 電車男
《ネタバレ》 ドラマ版を先に観てから映画に入ったんですけど、映画版はドラマに比べて、なんていうか、無難?「主演:山田孝之」って時点でたとえ性犯罪者のお話だったとしてもある程度の集客は見込めるし、オタクであることを示す記号も長髪、眼鏡、シャツインなど着脱可能なものばかり。電車男がエルメスに夢中になって聞かせる話も、マトリックスの凄さ、という一般人でも比較的受け入れやすいレベル。「萌え」とか言わないし、主題歌はオレンジレンジ。子供の機嫌を損ねずに何とか叱ろうと苦労している親、みたいな印象を受けた映画でした。 よかったところは、終盤に電車男がエルメスに気持ちを伝えるために街を走るシーン。百式Tシャツに眼鏡、体の側面でだらりと下げた両手を小刻みに振るという変なフォームで走る彼の姿は、着飾って何とか隠してきた本性が丸出しの無様な姿でした。でもそれにひるむことなく、逃げずに告白しようとする電車男と、そんな彼に嫌な顔ひとつせずに向き合い、「頑張って」と声をかけて最後まで言わせようと励ますエルメス。好きな人に自分の知られたくない部分をさらして、それでも「好きだ」と自分には言えるだろうか?そして好きな相手の別の側面をみて、それが人に言えないものであっても自分は受け入れられるのだろうか?と、不覚にも感動してしまいました。リアルタイムで住人たちが二人の様子を見ているかのような、ビルの照明を使った演出もよかった。なので気になるところはあったけど点数は高め。 それにしてもCMで「初めてだったんです。人を好きになったの…。」っていうセリフが流れたときに、いくらオタクでもそれはないだろと思ったんですが、相手に気持ちを伝えなかった場合は好きになった回数にカウントされないんでしょうか?だとしたら私も人を好きになったことはないってことになってしまう…。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-08-15 17:22:03)(良:1票) |
5. 天使にラブ・ソングを2
このシリーズ好きなんだよねえ。何故?ウーピーが俺の友達に似てるから。それにしても歌のシーンのためにドラマ部分を我慢してる人ってどのくらいいるんだろうね?まあ肝心の歌シーンがすっっっっっっっっっごく良いから文句はないけど・・・。その辺がアダルトビデオとよく似てる作品。 [地上波(吹替)] 7点(2005-11-19 10:27:05)(笑:1票) |
6. デビルマン
♪これは何だ 何だ 何だ これはデビル デビルマン 映画版 出来損ないの名を受けて お金を捨てて戦う映画 外タレサップも出番あり 仕事はキチンと選ぼうぜ やる気はあるのか主人公 CGレベルは中学生 悪夢の力 身につけた ・・・ごめんなさい。映画観る前からコメント考えてたクチです。 [DVD(字幕)] 3点(2005-11-07 11:46:55)(笑:2票) |
7. ティム・バートンのコープスブライド
レイ・チャールズが出てたな(笑) ディズニーは惜しい人を亡くしました・・・もとい手放しましたな。 [映画館(字幕)] 9点(2005-11-04 10:23:44) |
8. 天使のくれた時間
ティア・レオーニが美人になってた。 6点(2004-05-03 17:13:49) |
9. デアデビル
ベンさん、体のバランスが悪いよ。 4点(2004-04-23 17:46:26) |
10. ディープ・インパクト(1998)
「二大隕石衝突映画」僕にとっては両方とも好印象でした。はしゃぎすぎた感のある「アルマゲドン」と比べて、こっちはひたすら淡々としています。人が静かに死を受け入れる姿、別れる家族のために涙を流す姿に何か温かいものも感じます。ジェームズ・ホーナーの音楽も、パニックものの映画なのにすごく温かい感じがします。総合で、「アルマゲドン」よりはこちらに軍配。≪追記≫アメリカだけで地球の危機を救ってしまうのがしゃくだ、って方が多いようだけど、宇宙がらみの話になると技術的にアメリカの独壇場(せいぜいロシアがかろうじて対抗できる程度)なんだからそこは仕方がないのではないでしょうか。 9点(2004-02-27 23:29:44) |
11. デイライト
なかなか良かった・・・かもしれない。死人出過ぎだけど、何があっても動物は殺さない姿勢は評価できると思う。 7点(2003-11-28 23:24:29) |
12. 天使にラブ・ソングを・・・
楽しめた。それなりにね。 7点(2003-07-14 20:58:52) |
13. 天空の城ラピュタ
金曜ロードショーで毎年のように放送されるのに・・・DVD買ってしまいました。世界観だけで飯三杯食えます。天空のお城は言わずもがな、地上の絶壁にへばりつくようにして建つ家、オープニングの海賊たちが乗り込んだ飛行船、パズーが肉団子を買った店・・・。たくさんの「そこにいたい」が詰まった名作です。何度観ても。 10点(2002-10-06 12:06:17) |