1. ディック&ジェーン 復讐は最高!
《ネタバレ》 う~ん…。「ブルース・オールマイティー」でも感じたんですけど、ジム・キャリーの大げさな演技がどうしても鼻につく。なんつうか、「過剰」というか、「画面がやかましい」というか。こりゃもう趣味の問題でしょうね。たまたまお客さんが少なかったせいでしょうが、私が見た劇場ではクスリとも笑い声がしませんでした…。一方、ティア・レオーニって「天使のくれた時間」でもそうだったけど、健気で陽気だけどちょっと抜けてるかわいい奥さんの役がぴったり。実際に美人女優だけど、性格美人って役どころでハリウッドのポジションを得ているのかな。化粧品のモニターやって、顔を腫らしながら寝ている顔を見て、ジム・キャリーが「今でもきれいだよ」というシーンは少し良かった。もうちょっとギャグが控えめだったら、良い脚本だし、ハートウォーミングで良質なコメディになったような気もするんですけど…。 [映画館(字幕)] 5点(2005-12-26 00:41:51) |
2. デンジャラス・ビューティー2
《ネタバレ》 ありゃあ~。まだレビューがほとんどない。意外に見に行ってないんですかね。私は期待作でした。「1」の方は映画館で見て、レンタルでも何度か見ましたが、「2」はちょっとドタバタコメディの度合いがアップして、パンフにも書いてあったけど、何だか「リーサルウェポン」シリーズの女性版みたい。今回のサンドラは最初から美人(?)の役なので、相棒になる黒人の女性捜査官との絡みがおもしろいかどうかがバディ・ムービーとしてのカギだと思うんだけど、よく言えばサンドラの独壇場、悪く言えば「一人芝居」が目立って、若干空回り? という印象。でもまあ、女性で「リーサル…」みたいなアクションコメディを演じられそうなのは…やっぱ今のところサンドラだけかな。隣に外国人の女性二人組が座ってましたけど、かなり笑ってました。 [映画館(字幕)] 6点(2005-05-23 01:06:58) |
3. 天空の城ラピュタ
この映画、何回テレビでやったかなあ…。今日(2004年12月24日)もまたやってる…。でもつい見てしまう。しかもおもしろい。物語のスピード感、男の子と女の子の淡い恋、人類の愚かさへの警告、笑いと感動、爽快感、いろいろ詰まっていて文句ありません。私はこれ、映画館で見たことあります。最後の方で主のいないラピュタがどんどん天へ昇っていく姿を見送るシータのアップの表情、当時のアニメファンの男の子たちがスクリーンに向かってコンパクトカメラのシャッターをバシバシ切ってました(それ、写るんかいと思いながら見ていた)。みんな、もうとっくに大人になってるだろうが、シータみたいな芯が強くて性格のいいかわいい女の子に出会えたかな? 書き忘れるところでしたが、音楽もいい。美しいシーンと絶妙に合っている感じがします。 8点(2004-12-24 22:21:45) |
4. ディープ・ブルー(2003)
《ネタバレ》 癒し系の映画かと思って久しぶりに女性の友達を誘って行って失敗した。アザラシの子供が空中に放り上げられて食われるシーンでいきなり「……」無言に。サンゴ礁同士がじわじわお互いを浸食して「共食い」するシーンでは思わず「何かひりひりして痛そう…」。深海に住んでる小さな電球みたいな魚はかわいかったかな。でも、ひたすら「食う」「食われる」の展開にどんどん空気は気まずく…。カップルで見に行って楽しい映画ではないかも、です。ずいぶん前に見た「アトランティス」って作品は同じようなスタンスの映画だった記憶がありますけど、魚がダンスしていたり、結構楽しかったですよ。 4点(2004-10-06 19:45:02) |
5. 天国の本屋~恋火
《ネタバレ》 封切り日の日曜のレイトショーというコンディションで、こんなオヤジがひとりで見に来ているのは少数派…であろうと予測していたら、観客そのものが少数であった。前の方も書いてるようにまとまりがない印象を受けた。違う別々の話をくっつけたせいなのは明らか。ストーリーの中心も死んだ竹内結子と一時的に天国に来たピアニストとの恋なのか、現世に残してきた花火師(香川)との恋なのか、死んだ叔母の思いを受け継いだ竹内と現世に戻ってきたピアニストとの恋の出会いなのかよく分からない。うまく絡み合ってるように見せる工夫がちょっと足りなかった感じ。唯一良かったのは、生きてる方の竹内が叔母の浴衣を着て花火師を説得に行くところ。全体にちょっと濃いめのあらすじを期待してましたが、意外にあっさりでした。 3点(2004-06-07 00:55:38) |
6. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 同じ監督なんだから当たり前かもしれないけど、ストーリーの構成とか、絵の構図(大都会の上空に巨大な宇宙船が浮かぶ、マンハッタン島が津波にのまれる…)の荒唐無稽さで度肝を抜く、というあたりが「インデペンデンス・デイ」と同じ。ラストで家族が絆を確かめ合ってめでたしめでたし、ってのも同じ。「不気味な前兆」―「ただひとりそれに警告を発する主人公」―「無理解な周囲」―「大災害」―「やがて主人公を周囲が理解」―「しかし闘いのキーマンは主人公」―「みんなで立ち上がって団結」―「ぎくしゃくしていた主人公の家族が再び絆を確かめ合う」…。このパターンに乗せて、宇宙人とか大災害とかを当てはめていけば、同じ映画、まだ2、3本は作れるような気が? 環境問題を大きなテーマにしてるなら、もっとメッセージを盛り込んでも良いような気がするし、あのマイナス百何十度の冷気が上空から襲ってくるシーンは科学的考証はあってんのかな? まあ、そういうスピード感がないと大勢の観客は来ないかもしれないが。あとひとつ、デニス・クエイド、やっぱり離婚してから上昇機運なんですかね。別れた奥さんの方は何だかパッとしない。結婚してる時はちょうど立場が逆だったですが。 6点(2004-06-03 11:38:43) |