1. ディスタービア
GPSを足に装着されるという設定はおもしろく、それをどう生かすかがポイントと思ったが、うまく描かれていなかったのは残念。デイビッド・モースに、あんな役を演じてもらいたくなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2008-06-07 00:35:10) |
2. デッド・カーム/戦慄の航海
《ネタバレ》 「海」という誰の助けも得られない場所における「船」という密室での展開は設定としてはおもしろい。が、犯人役がクレイジーなのはしょうがないとしても、主演の二人も「間抜け」すぎる。こんな犯人を退治するチャンスは何度でもあるにもかかわらず、銃を奪われたり、犯人を捕らえても殺したり海に捨てたりしないキッドマン、色々してもなんと自分の犬に邪魔される始末。人の船で閉じ込められてしまうニール(この設定は余分)。ラストシーンにいたっては、思わず笑ってしまった、照明弾がどうして犯人の口にああ見事に入るわけ??と、演出・プロットともにイマイチながら、音楽を入れるのを極力押さえ、静けさで「海における孤独」を表現しており雰囲気は良かった。 [DVD(字幕)] 4点(2006-09-11 03:42:03) |
3. デス・サイト
《ネタバレ》 この監督らしさがなく普通の映画であった。アイデアは良いが、もう一捻りほしい。犯人は途中で普通にわかるし、設定にも工夫がなかった。細かいツッコミは置いといても、犯人の動機・狙いがあまりに弱い。「警察にいる変質者だから」という理由じゃあストーリーがいらなくなってしまい厚みのない仕上がりであった。 [DVD(字幕)] 4点(2006-06-26 05:10:47) |
4. THX-1138
《ネタバレ》 今見ても悪くないです、むしろ斬新。監獄のシーンなんてのは圧巻です。地面も壁も天井も隔たりがない真っ白な世界。「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督の作品である「NOTHIG」は、ほとんどこの映画のパクリに思えます。シニカル・コミカルな面もあり(マヌケで弱いロボット警官や理想主義で外に出たがる仲間やホログラムから出てきてクルマをぶつける黒人や予算オーバーで捜索を打ち切るシーン等々・・・)、主人公のキャラがちょっと弱かった(デュバルなのに・・・)とは思いますが、派手なルーカスではないものの、されどルーカスという作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-03 01:34:48) |
5. デビルマン
《ネタバレ》 原作の大ファンだけに見るのが怖かったが、とうとう見てしまった。どうにも薄っぺらい。そもそも、原作では明確であったデビルマンの定義(人間、デーモンとの違い)が曖昧、「人間VSデーモンVSデビルマン」の関係がはっきりしなければこのストーリーの良さはわからない、原作者・永井豪はなぜこんな脚本を許したのか?(出演してるぐらいだから許してるんだろうが・・・)サタンの描写もだめ、威厳がなさすぎる(警官のコスプレさせるな!)、そもそも原作では飛鳥了時代のサタンは自ら記憶をなくしていたわけだし。いかにアモン(デビルマンのこと)が勇者だろうが、魔王サタンには(その格からして)勝てないというのが前提である。また、シレーヌ、ジンメンというデーモン2大キャラを出すのはいいが、粗末に扱いすぎ、こんななら出さないほうがいい、それぞれのキャラに込められた深いテーマを監督はわかっているのか?原作ではジンメンを殺す時デビルマンは泣いていたぞ、とても悲しいシーンだった。 原作を読んでない人は、「首だけになったミキちゃん」「ラストで下半身がちぎれ上半身だけになったデビルマン=不動明」にはギョっとしたかもしれないが、この場面が原作に忠実であった点は興味深い、制作サイドも原作の中でインパクトがあった場面なのだろう。(しかし、ミキの首を教会に置くな!ラストの上半身だけの明と了のシーンをジメジメさせるな!)明と了の最後は宿命的にカラッと描いて欲しかった・・・ しかし、「デビルマン」は原作とTVアニメが同時進行し、どちらもヒットし、まったく内容が違っていたため、原作を読んだ人は「もっとちゃんと描け」、アニメだけ見た人は「気持ち悪い」と思ったろう、このサイトの点数の低さをみても、「アンチ映画」派からここまで物議を醸し出すとは、ある意味で評価できる映画である。役者が大根だろうが、ストーリーをはしょりすぎだろうが、私にとってもあのすばらしい原作を思い出させてくれた点はありがたいことである。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-29 03:35:13)(良:3票) |
6. テイキング・ライブス
後味の悪い映画、救いようがない。アンジェリーナ・ジョリーはなぜこの映画に出たのか?私はカラダを売るのが平気な(=恥じらいがない)女優が3人いると思っていて、シャーリーズ・セロン、ミラ・ジョボビッチとこの人。シャーリーズは脱皮しようとしているが、この人はその域を出ようとしていない感じがする。助演オスカー女優なのに・・・この映画はある意味で新領域への挑戦だったのだろうが・・・ 5点(2005-02-27 03:34:56) |
7. 鉄男II BODY HAMMER
前作と比較するとパワーダウンは否めないが、「こだわり」が感じられるところが良い。メジャー入りすると、輝きや鋭さが消えてしまう監督が多いが、ハングリー精神はキープしてもらいたい。 7点(2004-07-11 11:56:49) |
8. デス・トゥ・スムーチー
キャストもいいし、ストーリーもいいんだけど・・・何か物足りなさがあった。おそらくストーリー的には内容が読める定番だからだろう、どんでん返し型に期待することに慣れてしまった自分がいけないのか・・・。主演の二人はさすが!俳優のカガミですね。 5点(2004-05-22 16:53:36) |
9. ディーン・クーンツのブラック・リバー(TVM)
それなり。テレビっぽい作り(CM挿入前提)も幕間の感覚でちょっといいかも。さらっと見るなら、ギラギラSFより全然良い。 6点(2004-05-16 13:11:14) |
10. デス・フロント
密室劇。雰囲気はあり、少年の成長が描かれている点は良い。しかし、全員が死んでたのか?少年だけが脱出できたのは天国に行けたということ?残りのメンバーは地獄?ラストシーンでリピートが起きているが繰り返されるってこと?ドイツ兵は三途の川の門番で審判を下す役割なのか?英国っぽい映画だが、私には解釈が難しかった。 4点(2004-03-20 01:40:08) |
11. デッドベイビーズ
エロ・グロ・バイオレンスをスタイリッシュに描こうとしたのだろう。登場するアメリカ人の描き方とかブリティッシュの(妙な)プライドが感じられるいかにも英国風ハチャメチャ映画。出演者は結構マッチしてたし、画像、ファッションも個性的、セイリフもウイットとユーモアに富んでいた。音楽がまた洒落ててよかった。しかし、テーマも画像のグロさもちょっと受け入れにくい点があったのは否めない・・・ 5点(2004-03-18 12:27:42) |