Menu
 > レビュワー
 > stroheim さんの口コミ一覧
stroheimさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 106
性別 男性
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  天国の日々 《ネタバレ》 
映像が綺麗な作品? そうだ、だがこの作品は「映像がキレイ」で片付けられない。そう、映像集ではないのだから。皆さんはあの狂気の瞬間を目に入れただろうか。保ってきた人間性が崩壊する瞬間に訪れたこの映画の躍動を。幾度となく映されていた動物に虫がついて回るという変化を。 イナゴをつかまえて笑っていた少女がそれを叩き出したその瞬間。イナゴの生々しいクロースアップ。はっきりと見えてしまった瞬間。農場主の気品ある穏やかな顔が歪むその瞬間。 画が画でなくなり、ショットがショットでなくなる。 全てが映画へと還元されるその瞬間。  「世の中には持てる者と持たざる者がいる。」少女のナレーションが語る。持てる者がいる以上、持たざる者について回る劣等感。拭い去ろうとすることが持たざる者の人生なのか。 であるならば、狂気とは何と身近なことだろう。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-24 12:29:57)(良:2票)
2.  田園に死す 《ネタバレ》 
田舎を、田を、畑を母を、切り離そうと考えるばかりに、土着的な人格、習慣や因習を卑しいものと捉えすぎる、また作品内に取り込みすぎている嫌いがあるが、それもまた寺山の回帰への抵抗と考えれば可愛らしいものである。 過去を捨てるということ、過去があり現在の自分があるということ、記憶(映画)の中で母を殺し、故郷を捨て現在の自分と異なる自分を求めたこと。思い通りに動いてくれない20年前(記憶の中)の自分、映画(記憶)の中ですら田園を捨てることのできない寺山、少年の童貞を奪うことで父なし子を捨てさせられた復讐となし村を捨てようとする女、息子を捨てない母、世を捨てる男女。 雛壇は川を流れ、空の色は明暗を彷徨う。暗闇で映えるタバコの煙。支配する赤。支配する舞台装置。新宿区新宿字恐山。魔術はまだ完成を見ぬが、それでも尚頭一つ抜けた演出の才。寺山修司とは、事件である。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-09-24 12:15:39)(良:1票)
3.  鉄の男 《ネタバレ》 
カンヌはどうしてこうも政治色の強い作品が好きかな。決して出来の悪い作品ではないし、映画の多面的価値や可能性の理解を広めたいという思惑も理解できるが、どうもこう片一方にだけ肩入れする盲目的政治作品は好きになれない。現実問題としては、労働者の賃上げをすれば今度は失業者が増えるという板挟みな状況があるにもかかわらず、この作品はそういうの無視してポーランド労働界の英雄を祭り上げるだけの作品になってしまっている。勿論ポーランド民主化の一翼を担った、労働者のスト運動には大きな価値があるが、そこで客観性を失わずに描くからこそ尊いはず。恋愛の要素とか泣きの画を入れるのは卑怯な上に本質を欠いている。
[ビデオ(字幕)] 4点(2006-04-15 16:56:50)
021.89%
110.94%
221.89%
343.77%
421.89%
543.77%
632.83%
71816.98%
82927.36%
92523.58%
101615.09%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS