1. 電車男
《ネタバレ》 こっちがだめならあっちというようなポジティブな?恋愛観の持ち主には理解できない映画だろうなぁと思いました。「電車男」は映画・TVドラマ・舞台と形を変えて演じられたけれど、わたしは映画が一番いいと思う。山田孝之は人を好きになることへの恐れをはっきりと感じさせてくれたし、ひ弱でおどおどした役があっていた。中谷美紀さんは儚げでやさしい女性をうまく演じてさすがに芸達者な感じがしました。ただの美人のいいひとというだけでは、電車男のよさをわかってはあげられないわけで、彼女自身も孤独と向き合うひとでなければこの物語は成立しない。「自分を助けてくれたから」という理由だけでひとを好きになることなんて絶対にないもの。ただキスシーンはしつこすぎます。連ドラじゃないんだから花火まであげるのはいきすぎ。これで☆マイナス1です。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-05-20 14:10:53) |