1. ディープ・ブルー(2003)
《ネタバレ》 単純に映像や演出は楽しめたのですが、やはりラストが頂けない。 自分の知る限りでは捕鯨反対を主張する方がおかしいという認識。それを鵜呑みにするのも危険なのでしょうが、散々地球讃歌を謳うような内容をみせられた後に、何の説明もない情報ひとつで捕鯨を糾弾されてはプロパガンダととられてもしょうがないのではないだろうか。 あと、演出上やむないのかもしれないが敵味方の構図を作ってしまうのにも違和感が・・・。ナレーションで完全にクジラ寄りなものも入ってたし。 [DVD(吹替)] 3点(2008-01-24 21:25:11) |
2. テラビシアにかける橋
《ネタバレ》 友人が死んじゃっただけの話になっている。 せめて空想で遊ぶのに批判的だったり違和感のあった少年が、彼女の死を経て、彼女のために空想世界へ、という内容にでもしなければドラマは見当たらない(「ビッグ・フィッシュ」ぐらいのドラマ構成は欲しかった)。 人が死んだだけで泣けて満足、という人でなければ厳しい内容だと思う。 [試写会(字幕)] 2点(2008-01-21 21:47:56)(良:1票) |
3. ティム・バートンのコープスブライド
《ネタバレ》 そもそも何であのカップルを初対面で嫌々ながらの結婚なんて設定にしたのか疑問。何の脈略もなく結婚相手として求めてしまうなんて展開にされてもね・・・。元々相思相愛のカップルという設定なら何の問題もないはずなのに、目先の面白シチュエーション(両家両親の思惑による計略結婚)に流されちゃってるのは脚本をたらい回しにでもされたからかしら。 それに詐欺師による転換部は取って付けた感じになってしまっている。この構成でもいいと思うけどもっと設定、語り口での配慮が必要。 [地上波(字幕)] 6点(2008-01-20 12:50:07) |
4. 電車男
《ネタバレ》 彼の行動は恋愛のイメージに基づいた自分本位なものに過ぎないので、ドラマの核は対話によるコミュニケーションを行なえるようになることなのだろうと思っていたのですが、単純に自分から動く勇気云々なんてところに着地させちゃうんですね。結果として求められるのは人間関係を築くことなのだから、論旨がズレてる。にもかかわらず、ご都合的にうまいこと事が運んじゃうなんて内容じゃ・・・。 そもそもこの話が始まるキッカケも、その後の展開も「動く勇気」によるものであって、既に克服済み。ならば焦点をそんなところに持っていくなんてあり得ない。 ただ、応援している側への影響は無難な処理だったと思う。こちらに2点献上。 [地上波(邦画)] 2点(2008-01-20 01:25:14) |
5. デッドマン・ウォーキング
最終的にキリスト教布教映画になっている感じが気持ち悪いですが、多くの葛藤が盛り込まれていて飽きることなく鑑賞できた。 [DVD(吹替)] 5点(2007-12-28 23:42:33) |
6. 手紙(2006)
学校の道徳の時間に見せるような内容。 どうにも短絡的で真に迫るものがない。 沢尻エリカ演じる女の子が同情だけであんなに世話を焼くのも説得力を欠く。 彼女には何か仕掛けを施されているものと期待したんですが・・・。 [地上波(邦画)] 4点(2007-12-24 10:51:41) |
7. DEAD LEAVES デッドリーブス
今石洋之作画を堪能できる作画マニア、あるいは声優好き限定の作品。 アニメのひとつの文化としてこういった勢いと世界観だけの作品は認知されているものの、わざわざ金と時間と優秀な人材を使っているのに内容を放棄しちゃうなんてもったいないのひと言。 [DVD(邦画)] 0点(2007-12-16 19:48:37) |
8. ディスクロージャー
サスペンスとしてそこそこ楽しませてもらえるのですが、売りがない内容ですね。 [地上波(吹替)] 6点(2007-12-05 04:23:11) |
9. ディアボロス/悪魔の扉
ホラー展開は楽しめるものの、この作品の世界観は結局どういうものだったの? 彼が自殺すると周囲は火事だし、姉ちゃんはミイラになるし、アル・パチーノはキアヌになって羽根が生えてる・・・。 キリスト教を知ってれば理解出来るのかな。 まあ、そこら辺の解釈を切り捨てても納得することは出来るので、多少甘めの採点。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-12-03 03:48:34) |
10. デンジャラス・ビューティー
構成は施されているもののどうにも劇的になっていない。 どういう作風に持っていきたいのか掴みかねる半端な内容が構成を形骸化させてしまうのではないでしょうか。 単にサスペンス部分を演出しきれていないのかも、 [地上波(字幕)] 5点(2007-11-24 14:28:03) |
11. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 結局タイムスリップして事件を未然に防ぐ内容になっちゃうので前段の半端なシステムは殆どメイン・ストーリーとは関係ない(タイムスリップ前に犯人を認識させておくだけの意味)。 そもそも正義感だけでこんなことやっちゃうのには承服しかねる。 まあ、ちゃんとまとめたということで・・・。 [DVD(吹替)] 6点(2007-11-22 13:23:26) |
12. DEATH NOTE デスノート(2006)
状況に応じて次々とルールを追加していく。 世界観である非現実的なものさえも状況証拠だけで受け入れていく。 など、一個の作品としてみると強引な運びが目立つ。 「引っ張る力」のある作家さんなのでしょうが、こういった箇所をどう扱うかが作家の芸当だと思うので評価は下がる。 総じて連載限定で楽しめる作品。 [地上波(邦画)] 3点(2007-11-18 19:12:14) |
13. 伝説のワニ ジェイク
これってテレビでも放映されていたやつですよね。 芸のない作家がポンッとテレビの小さな枠を与えられて、大した思惑もなくさくさく作ったような中身のない代物。 ただただ毎回変わる役者が異様な場所でワニを目撃したという証言をカメラに向かって独白するのみ。 何を面白がれというのかすらピンと来ない。 [DVD(邦画)] 0点(2007-11-06 21:58:55) |
14. 天使のたまご(1985)
イメージの集積。 これで商売しようと思ってたなんてまともじゃないよ。 [ビデオ(邦画)] 0点(2007-11-05 05:36:53) |
15. 天才マックスの世界
何がどうなってこういう展開になるのやら・・・。 無意味に奇抜なキャラクターのせいでストーリーがぼやけてしまっているのかもしれませんが、何の話なのが全く入ってこなかった。 [DVD(吹替)] 0点(2007-10-07 21:59:22) |
16. ディボース・ショウ
《ネタバレ》 展開自体は心地よいテンポで気持ち良く裏切り、二転三転してくれるのですが、それでもあの二人がくっつくってのは「コメディだから」でしかないのは勿体ない。 それに、あのオッサンが遺言の書き換えもなく、死んじゃうってのは話をまとめる都合でしかない処理で残念。 [DVD(吹替)] 5点(2007-08-12 05:49:39) |
17. 天然コケッコー
映画化に伴い、原作も読んでいたのですが、そちらではより多くのエピソードを絡めることで異分子である大沢が田舎に溶け込みすぎになってしまい、如何なものだろうかと思っていました。しかし、映画版では大沢を常にある程度浮いた存在に位置付け、そよにさざ波を立て続ける役目を十分に果たしてくれていたので大成功。 エピソードの積み重ねでしかない構成に退屈する人もいるかもしれませんが、ジュブナイル性の高いほのぼのエピソードはどれも秀逸。 良質の低空低速ジュブナイルを堪能しました。 それにしても、何故高校生となった夏帆の制服をあんなコスプレのような嘘っぽい感じのものにしたんだろ? [映画館(邦画)] 7点(2007-07-28 14:31:22)(良:1票) |
18. 天使のくれた時間
クリスマスものは単純に好き。 よく知らないですが、向こうでは「悔い改める日」なのでしょうか。 日本のクリスマス文化にもそういう側面があればいいのに。 「地球へようこそ」はかわいいな。 [DVD(吹替)] 8点(2007-07-16 05:45:43) |
19. 鉄コン筋クリート
《ネタバレ》 原作はずいぶん前に読んだきりで、何やら釈然としなかった印象だけが残っていた。 そして映画観賞後、やはり同じ印象に終わる。 この作品は群像劇なので映画向きの内容だったから当時の自分にはわかりづらかったんだと納得し、イタチ登場に至るまでは映画化の出来に拍手喝采だったのですが、それ以降はずいぶんと観念的なかたちで解決を迎えてしまうので、やはり頂けない。 漫画連載当時の人気はどうだったのかとか、ちゃんと予定していた通りに終了を迎えられたのか知りませんが、突然打ち切りの決まった作品のような幕引きです。 それでもテーマは伝えきれていると思うので、甘めの採点。 映像面では松本大洋の世界を再現、いやそれ以上に表現されている絶品。 [DVD(邦画)] 6点(2007-06-26 17:22:41) |
20. デジモンアドベンチャー
ムードだけの内容なので評価するのは難しい。 細田守の演出力を堪能したい人に限った作品(自分も演出だけの評価なら満点を投じても良い)。 [ビデオ(邦画)] 2点(2007-06-25 18:14:44) |