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1.  天使と悪魔 《ネタバレ》 
17世紀、神の存在を否定したがために弾圧され、対抗すべくガリレオ・ガリレイら科学者が築いた秘密結社イルミナティ。ガリレオの死により消滅したはずが、ヴァチカンに復讐するがために400年の時を超えて現代に蘇った・・という話。   『ダ・ヴィンチ・コード』に続く、ハーバード大学の宗教象徴学教授・ロバート・ラングドンが活躍するシリーズ『天使と悪魔』の映画化作品。 正確には『天使と悪魔』の方が先に出版され、話自体も先なのですが、後で出した『ダ・ヴィンチ・コード』がベストセラーになっちゃたので、後追いで前作品を売り出しているとゆーところ。  主演は引き続いてトム・ハンクスですが、ラングドン教授のイメージに近いかどうかは賛否あるでしょう。リチャード・ギア辺りが良かったんじゃ?という声もチラホラと。まー、トムは元々コメディ出身ですし、シリアスな顔しながらどっかで笑いを取りそうな雰囲気が拭いきれませんw   出てくる秘密結社が、『ダ・ヴィンチ・コード』ではシオン修道会、本作ではイルミナティ。なんか秘密結社ってフリーメイソン等々それだけでも興味湧きますよねぇ。原作はなんか斜め読みしたような微かな記憶なんですが、映画みたいに警官など多数殺されたりするような設定じゃなかったような、というかあんな殺し屋を雇ったりしてなかったような、小説では教皇と犯人の親子関係が判明するシーンがあったような・・。   前回同様、小説の映画化の宿命ともいうべき上映時間という枠の中に詰め込んでいますので、どうしても謎解きの部分は時間短縮の対象にラングドンの解答はすべて即答かつ正解なので、テンポはあるものの重厚さはありません。いやよく見ると犯人の行動力には結構無理あるような^^;  前回みたいにキリストには実は○○がいた・・みたいな、上映禁止ほどのネタでもないので、ご信者の方でも安心に観ることができますね^^  
[試写会(字幕)] 6点(2009-05-13 22:45:26)(笑:1票) (良:1票)
2.  デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~ 《ネタバレ》 
 老舗で業界トップシェアを誇るB&R(バケット&ランドル)社と新進気鋭のエクイックロム社。同業同士、常に互いの動向を注視、ライバル視していた。そんな中、B&R社が驚くべき“新製品”を開発したという情報をキャッチ。さっそくエクイックロム社は、元MI6で口達者なスパイのレイを使って機密情報を探らせるが、B&R社の方では、元CIAスパイのクレアを雇い、攻防を繰り広げる・・という話。   スパイといっても命の攻防はなく、産業スパイという設定。お互いライバル会社がそれぞれ雇ったスパイが、クライヴ・オーウェンとジュリア・ロバーツ。なんか自分としては随分久しぶりのジュリアは「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」は観てないので「オーシャンズ12」以来かもw クライヴ・オーウェンは濃い風貌がニコラス・ケイジと同系ですよね。欧米の人ってあーゆー濃い顔が好みみたいらしいです^^;   映画冒頭ではいきなりトム・ウィルキンソンとポール・ジアマッティが掴みあって投げて殴って空振りで地面叩いて・・と何が起きたのか全く説明もないのですが、このシーンで同業ライバル社同士が憎み合うほど敵視しているということを示したかったのでしょう。  新製品が一体何なのかも最後近くで出てきますが、コピーしたり写真で撮ったりのその情報は、亀の甲(ベンゼン環)の図のみ。化学で習った程度の自分はそれだけでホホウなんて思ったりしたんですが、よくよく考えれば一枚の図だけでそう簡単に作れるんですかね?作れると大騒ぎするなら、先端の開発研究者なら一目で真贋だって分かりそうなものですよねw ここが展開や落ちを予測できなかった自分の悔しさの裏返しで、逆切れして突っ込みたい所でふ。いやけっしてストーリーがよく分からなかったとかじゃ・・ムニャムニャ・・   それにしても、ジュリアの目力がかつてのそれではなく、表情が乏しく人工的で、やっぱりアンチエイジングかなんかしてるんだろうなぁと、見入ってしまいましたよ。。 他国での興行では観客層は比較的高めで78%が30歳以上との記事もあり、世代交代というか、かつて出演料女優No1を誇った過去も風化してきてるような寂しさも感じましたけど^^;  
[試写会(字幕)] 6点(2009-04-16 01:06:38)
3.  D-WARS ディー・ウォーズ 《ネタバレ》 
 TVリポーター・イーサンは、幼い頃に聞かされた話を思い出す。ドラゴンになるため善悪の大蛇が500年前に闘うも決着がついていなかった。ドラゴンになるには肩に龍のタトゥーがある運命の女性が必要。LAに多数の怪物が出現し、その女性を巡る闘いが始まる・・という話。   ドラゴンになるとか言いながら、手下には西洋ドラゴンが一杯出てきます。ここでいっているドラゴンは中国龍のこと。あの玉を咥えたヤツです。  スターウォーズやロードオブ・・のような微笑ましい造形の敵たちが多数出てきて、戦闘シーンはなかなか見ものです。500年前の朝鮮バトルは圧倒的な戦力差で怪物軍圧勝。なんたってロケット砲を背負った怪物の砲撃が凄くてまともに闘えません><  LAではトランスフォーマーばりの空中戦を含む米軍の戦闘が結構頑張ってたので、もうちょっと見たかったんですが^^;   大蛇はCGだし、いちいち鎌首をもたげたり威嚇したりで時間稼ぎするので、毎度毎度逃げおおせますw でも、西洋ドラゴンが吐く火で遂に・・。  最後はどっか異世界の祭壇で生贄にされそうになり・・鱗ペンダントが光り・・二匹の大蛇が・・・と太王四神記の一話みたいな映像です^^ で、イーサンそこからどーやって家に帰るんだ?  あさうさう、主人公のジェイソン・ベアは米ドラマ「ロズウェル」や「THE JUON」以来、ほんとに久し振り。またどこかの作品で会えることを祈ってますw 
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-14 18:41:55)
4.  デトロイト・メタル・シティ 《ネタバレ》 
 大分の田舎町に住む根岸崇一は、大学入学のため上京。そこでポップソングを歌うサークルに入り、ミュージシャンを夢見て卒業後、一つのレコード会社の門をたたく。しかしやらされたのは、悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ(DMC)」のギターボーカルだった・・という話。   ヤングアニマル連載、若杉公徳原作同名コミックの映画化作品。DMCのヨハネ・クラウザーII世こと根岸崇一役に、松山ケンイチ。バンド仲間に細田よしひこ、秋山竜二(ロバート)、いかれた女社長に松雪泰子、信者的熱狂ファンに、大倉孝二、岡田義徳など、大学時代のサークル仲間で現在雑誌社記者、根岸が思いを寄せる女の子に加藤ローサを配しています。  ロケ地は、故郷・大分の犬飼町を。そして、デスレコーズは神田、遊園地はとしまえん、一人路上ライブは下北沢南口商店街の地蔵前、信者交えて走るシーンは東京駅、東銀座、勝どき、月島、お台場など。最後のジーン・シモンズとの対決会場はZepp Tokyoを使ってます。   「No music, No dream」と語り、ポップソングを歌って世界に広めたいという中身はナヨナヨ系の青年と、「○イプ」「○ァック」等を連発する過激なメタルバンドのカリスマボーカル・ヨハネ・クラウザーII世というキャラのギャップの大きさと、そこに生じる面白さがベースになっているんですが、2つの顔を使い分けて演じる松山ケンイチ自身が、何より楽しんでいたんじゃないですかね^^  マンガちっく故に全編クダラナサが溢れてるんですが、面白く笑える部分もいくつかあります。ワタシの気に入った場面は、クラウザーの姿でカワイ音楽教室のガラス壁を叩いて親子が怯えるシーンですw  前売りも売れてるらしいですが、買う人ってDMCの読者ファン? やっぱりマツケンファンが大多数でしょうけどw でもさすが東宝、宣伝がうまい。CDなどのグッズ販売、タイアップ・コラボも多数あるし、先にはシリーズ化も考えてるんでしょうねぇ。。マツケン(松平健ではない)の奮闘に+1点!  
[試写会(邦画)] 7点(2008-08-17 16:10:41)(良:2票)
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