1. 手錠のまゝの脱獄
《ネタバレ》 50年代のアメリカ、白人黒人と現代の日本に生まれた私には計りかねない状況で製作された作品です。 素直に面白いと感じました。白人と黒人の二人の脱獄犯たちの会話や彼らと接する人間達にも鋭さがあり、また緩みというものがなく、画面にはどこか気を抜くことのできない緊張が常に漂っています。 ただ二人に芽生えていく絆の描かれ方が少しチープで説明的だと感じてしまう所はありました。それでもカレンの歌うあの歌と二人と保安官とが清々しさと共に集うラストに今までなかった緩みを私は見たように思います。 [DVD(字幕)] 7点(2015-02-12 22:49:03) |