81. トランサー -霊幻警察-
《ネタバレ》 はっきり言って面白くはないのですが、素材は凄く面白いです。 幽霊を殴れる『接触グローブ』。『幽霊の能力を5分だけ半減させるカプセル』。『自分の血液をこめる銃』。必殺アイテムが盛り沢山。 さらには、次々と無制限に武器やアイテムを生み出せるドラ○もんのような味方までいます。 つまり、アイデアやテイストは凄く楽しく、可能性に満ちています。 ですが残念ながら、映画としての完成度がとても低い。 ひとつひとつのシークエンスは、凄く良いものもあります。 『子供の霊と母親の霊』のエピソードなんかは、凄く感動します。 良いシーンと悪いシーンの差が激しいんですよね。 そしてなんと言っても複数ジャンルのつめこみ。これが良くない一番の原因です。 ホラーの雰囲気で始まったかと思えば、急にコメディタッチに。からのアクション。一息つくと今度は友情ドラマ?いや、やっぱコメディ?え、ラブストーリー?とにかく最後まで一貫性がありません。 しかもそれぞれのジャンルが融合することなく、てんでバラバラに自己主張をしている感じです。 もう頭がパニックです。そう、これはきっと『パニックもの』です。 とは言え、C級映画だからといってむやみに切り捨てられない事情があります。 おそらくはこの映画でしかお目にかかれない貴重なシーンがあります。 『心配蘇生の電気ショックによる遠隔アタック』『バタフライ泳法でせまる幽霊』 個人的には爆笑の2シーンです。これだけでも一見の価値はあるかもしれない・・・。いや、ないな。 [DVD(吹替)] 4点(2016-05-12 03:19:09) |
82. トワイライトシンドローム-卒業-
《ネタバレ》 しょぼいしさむい。 『何がでるかな、何がでるかな』的な演出はまだ良いとして、実際何かが出てきてからのバトル、CG、演出、演技、すべてがしょぼすぎる。一番魅せなきゃいけないところで大したものを見せられないのであれば、最初からこーゆージャンルにチャレンジすべきではありません。子供向けのテレビドラマならまだしも。 それに、全編通してホラーにしたいのか恋愛ドラマにしたいのか、どっちつかずで中途半端。 期待感をもたせるストーリーの運びなど、つなぎの部分は良いのに、曲でいうならサビの部分がしょぼすぎなんですよ。 みなさんの演技もどーにかならんもんですかね。『のさばらせておくわけにはいかない』くらいちゃんと言ってください。 お姉さんの『行っといで。おいしいご飯作って待っているから』には爆笑しました。 [DVD(邦画)] 4点(2015-11-28 05:26:20) |
83. トロン:レガシー
《ネタバレ》 クソつまらない。とゆーかよく意味がわからない。 前作を視聴しているのが前提なのでしょうか。 クルーって誰?トロンって誰?アイソーって何?グリッドって何?ユーザーって何ー?? 説明不足のまま、話はどんどん先へ進んでいきます。 どうやら『黄色い光の人たち』と『白い光のひとたち』は仲良くないらしい。ってことぐらいしかわからないんですけど。 でもさすがに途中からは少しずつ、ぼんやり前述のいろいろが何を指すのかがわかってきます。 そして、わかってきたうえで、あんま面白いストーリーではないなと改めて感じるわけです。 最初に父親だと思っていた人は『クルー』と名づけられたプログラム。どうやらこの『クルー』がゲームの世界から人間界に出陣するため、父親のマスター・キーを狙っているらしい。父親はそうはさせまいと身を隠す。そこで『クルー』は父親を見つけるために息子のサム・フリンをポケベルでおびき出す。 だったら、最初にサムがゲームの世界に来たときに、死ぬかもしれないようなゲームに参加させちゃうってのはダメじゃない? それにやたら『完全なるシステム』を声高に謳っていましたが、完全なるシステムを構築したと言い張るなら、演説は必要ないでしょう。みんなクルーに従うプログラムなんですから。 で、このコンピューター内部の世界ってのが、最初こそ凄いかっこよくてわくわくしたんですが、そればっかりだとやはり飽きてきちゃうんですよねー。同じ景色。同じ色。もっと色彩プリーズ。 ゲームの世界に入っちゃう序盤。そこから怒涛の『ディスクバトル』と『バイクバトル』。この辺りまでは最高に面白かっただけに、ずっとそのノリでいってほしかった次第です。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2021-05-19 06:26:19)(良:2票) |
84. トランスフォーマー/最後の騎士王
《ネタバレ》 これだけ映像とキャラクターがいかしているんだから、もっとすっきり爽快な勧善懲悪ストーリーにしちゃえば良いのに。 『クインテッサとメガトロン、その他大勢が悪い奴。地球のエネルギーが吸い取られちゃう。よーし、オートボット、ダイナボット、騎士、軍隊、力を合わせて闘うんだ』ぐらい単純明快なストーリーのほうが楽しめると思うのです。 オプティマスプライムの洗脳、裏切りなんていらないよ。『1』から見ているから、悲しくなるだけです。オプティマス・プライムはいつも人類の味方でいなくちゃ。 そして人類もいまだにオートボット狩りってありえないでしょ。これだけ何回も地球を救ってもらっといて何を考えているのさ。 人類に何度も迫害されて、仲間を殺されて、それでも人類に寄り添うオートボット達のほうがもはやどうかしているような気さえしてきます。 こうなってくると、『1』は本当に良かった。ワクワクしたし、ドキドキした。若い主人公とオートボットたちの友情も良かった。『2』も全然許せる範囲。『3』はいまいち。『4』『5』は論外。 なんか続編があるかのようなラストでしたが・・・さすがにもう見ないかもしれないです。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2019-08-12 02:47:41) |
85. トリプルX
《ネタバレ》 こんなにつまらないアクション映画を見たのは久しぶりかも。 迫力なし。緊迫感なし。セリフは棒読み。 特に、ヴィン・ディーゼル、アーシア・アルジェント、マートン・ソーカスの3人がひどいです。 この3人のセリフが、いかにもセリフなんです。暗記したセリフを間違えないように暗唱しているだけのように聞こえます。まるで感情が伝わってきません。これだったらいっそ吹替えで観たほうが良かったかもしれないです。 そもそもヴィン・ディーゼルが役柄に合っていません。彼の良さが完全に死んでいます。 ヴィン・ディーゼルは『ワイルド・スピード』『ピッチ・ブラック』『リディック』といった代表作で演じたように、アンチヒーローで本領を発揮するタイプです。ちょっとスカした感じが良いのです。 この作品でも、前半は良かったです。問題は中盤以降。正義に目覚めたらだめです。アツくなったらだめです。ヴィン・ディーゼルがアツくなればなるほど、こちらの熱が冷めていきます。 序盤のアクションでスローモーションの多用がありましたが、それもやめてほしい。ジャッキー映画じゃないんですから。 『どう?このアクション凄いでしょ?』っていう製作サイドの発表会につき合わされているみたいです。 そりゃ凄いです。でもそれを自分の口から言わないのが粋ってもんでしょ。凄いアクションをさりげなく見せてくれるのが格好良いのに。 ロブ・コーエン監督の作品は、どれも序盤は良いのですが、後半がいつも息切れ気味です。 だから観た後の満足感がいまいち。やっぱりアクションはラストを盛り上げてくれなくちゃ。 何点にしようか迷いますが、『トリプルX』にちなんで3点。 いろんな意味でトリプルプレーです、この映画。 [DVD(字幕)] 3点(2017-04-06 12:34:06)(良:1票) |
86. トト・ザ・ヒーロー
《ネタバレ》 誰しも、特に劣等感に苛む男の子であれば、いわゆる「厨二病」みたいに憧れの自分や憧れの世界をイメージしては楽しむ期間が来るのでしょうか。 現実世界におけるトマ自身の人生と、メタファーとも言える「トト・ザ・ヒーロー」の空想部分とは、まるで逆のストーリーが進行し続けます。当たり前ですけど・・・ 現実世界では、幼少期にみんなからばかにされ、愛する父を失い、自分のせいで溺愛していた姉を失い、青年期には愛する姉似のエヴリーヌと自らの意志で別れます。そしてそのほとんどに、アルフレッドが関わってくるわけです。 彼の精神状態は、「トト・ザ・ヒーロー」というもう一人の自分を空想の世界に創り上げることでバランスを保とうとします。普通は早い時期にこの精神状態から脱却するものですが、姉が死んでしまって、姉の成長があそこで止まってしまったことと、彼の恋愛に必ず一歩先をゆくアルフレッドが登場することで、彼はこの世界から全然脱却できません。 この映画の唯一の救いは、終盤、彼が真実を知り、現実の世界を生まれて初めて肯定するところにあるのでしょう。 アルフレッドの身代わりになって撃たれる瞬間と、「トト・ザ・ヒーロー」が撃たれる瞬間、今まで全く違う人生を歩んでいた二人の姿が完全に重なります。そう、この一瞬でずっと憧れていたもう一人の自分に、「トト・ザ・ヒーロー」になることができたのです。 なんかこうして書きながら整理していると、すごく良い映画のような気がしてきた・・・ ですが見ていたときは本当に面白くなかったのです。 いや、もうやばいくらいに。 ですので、勇気を出して、正直な気持ちを打ち明けます。 3点です。 周りを気にする「たきたて」は10点の評価をつけていますが、「タキタテ・ザ・ヒーロー」が3点の評価を出しています。 [DVD(字幕)] 3点(2013-05-26 15:38:42)(良:3票) |
87. トップガン
《ネタバレ》 こんなオシャレ映画だとは思いもしませんでした。アイドル出して表面だけ着飾っただけのドラマと変わりません。ものすごく期待して見たのに、最初の10分で飽きた。 第一、導入部分の「アメリカは空中戦のエリートを養成する機関をつくった・・・その名は『トップガン』。」という設定を全然活かさないので、見ているうちに忘れてしまいました。なにしろ、どこが『トップガン』で『エリート』なのか全然つたわってこないのです。 肝心の空中戦も、誰がどこにいて、何やってて、ゴールはどこなのか、正解は何なのか、・・・・ひとっつもわからない。がんばって理解しようと努めていると、急に終わって、「やったぜ!○○を倒したぜ!」なんて登場人物たちばっかり盛り上がっている。意味がわからない。 最後の実戦だけは何しているのかわかり、そこだけは楽しめました。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2013-02-10 18:30:33) |
88. 怒霊界エニグマ
《ネタバレ》 雰囲気は「フェノミナ」に、設定は「着信アリFinal」に似ています。 美術館でメドゥーサの生首の彫刻と、キャシーの生首が入れ替わりますが、あれって幻覚のはずなのに、その直後のシーンでは背後にその生首が残ったまま。 そこは消しとかないと!まるで安っぽいお化け屋敷みたいですよ! [DVD(字幕)] 3点(2012-07-02 00:26:30) |
89. ドクター・モローの島
《ネタバレ》 どこがホラーなんだー。と思いながら鑑賞していました。 なるほど、確かに最後の15分はホラー要素入ってますね。 特にボートにやたらからんでくる最後の獣人。 見所は獣人たちと動物たちのバトルロワイヤルでしょうか。しかし、役者とはいえ、あんな猛獣たちとあんな危険なまねを。中身はただの人間でしょうに… 最後の15分以外はひたすら退屈でした。 ラストシーンでもしマリアさんが獣人みたいな顔していたらプラス2点くらいしてもよかったんですけど。 [DVD(字幕)] 3点(2012-02-27 03:52:22) |
90. ドゥ・ザ・ライト・シング
みんなうるさい。 タイトルがすべてを物語っている映画ですね。 社会全体で見れば当時黒人は白人から差別を受ける側だったのでしょうが、この映画では、差別を受けている側の黒人が実はマジョリティに摩り替わっていることが最大の問題点だと思います。 環境、状況、比率によって誰でも差別される側にもなるし、差別する側にもなることがよくわかる映画。 でも映画としてはまとまりがなく散漫でとにかくうるさい。 メッセージ性のあるドラマなのに、感情移入できる人が一人もいない。 唯一共感できるのはサルぐらいですか。 [DVD(字幕)] 2点(2012-04-26 15:47:42)(良:1票) |
91. 東京ゾンビ
ひどい。これはひどい。 ホラー?コメディ?シュール? いやいや、ただの悪ふざけでしょう。 前半だけだったらまだ良かったけれど、5年後からがやばい。 もうまじでやばい。 [DVD(邦画)] 1点(2018-01-05 12:36:58)(良:1票) |