1. トレーニング デイ
もの凄く緊迫感がある。観終わった後、ぐったりしてしまった程だ。でもこれ、実はたった1日の出来事。その中で、絶え間なくイーサン・ホーク演じる新米刑事に試練が降りかかり、こんなにも1日は長いのか、と思わされた。切れ目なくつくっているという点では、全く退屈させない映画である。ストーリーに面白みがあるわけではないのだが、とにかく濃い。賞レースを賑わせたキャストもとても良かった。中でも、この映画の1番のポイントはホークだと思う。アカデミー主演男優賞を受賞したデンゼル・ワシントンも、単なる悪役ではなく、“カリスマ”のある悪役という難しい役どころを良く演じていたのだが、それでもワシントンはホークに喰われていた感がある。ホークは勤務初日の初々しさ、緊張感から精悍さまでを正義感溢れる演技で見事に体現していた。出演時間はホークの方が多いのにも拘らず、年功序列でワシントンが主演、ホークが助演ということにされたのだろうが、ホークの方がワシントンよりもアカデミー主演男優賞に相応しかったのではないだろうか。最後に、気になった点を一つ。ワシントンがどのように良い刑事から悪い刑事に変わっていったのか、という所がまるで分からないことだ。それどころか、かっては良い刑事だったという事実すら感じられず、昔の話と噛み合っていない。どこかに善の心が残っている部分―“狼になる前の心”を入れた方が、ワシントンが演じた刑事に奥行きを持たせられたのではないだろうか。 7点(2002-12-18 18:33:46) |
2. ドラキュラ(1992)
キャストが無駄に豪華なだけで、ちっとも面白くない。ドラキュラ伯爵の最期もあっけなさ過ぎる。また、そのドラキュラ伯爵に扮したゲイリー・オールドマンの特殊メイクは、怖いのではなく、気持ち悪い。寄ってくれるな。 3点(2002-11-05 18:07:04) |
3. ドメスティック・フィアー
ストーリー自体は悪くない。だが、全ては人物描写と展開でぶち壊し。いくら少年が嘘ばかり言っていたからといって、「今回も嘘」とまともに取り合わない母親にはびっくり。自分の子供なんだから、嘘と真実ぐらい見抜けと突っ込みたくなる。父親のトラボルタは見抜いたのに。警察の愚鈍さも然り。殺人事件を目撃したと言っているのに、まともに調べもしないなんてちょっと信じられない。展開にはそれなりのスリルがあるのだが、ここも腑に落ちないことが多い。おかげで、リアルに見せているようで実に嘘っぽく見えてしまい、かなり醒めてしまった。ラストもお決まりの展開で、全く工夫が感じられない。この展開はもうゴマンと見た。加えて、母親が犯人の子供を身ごもっていたことをどう始末をつけるのかと思っていたら、実にお気楽に解決してしまったのもいただけない。全体として、とにかく甘すぎる。唯一良かったのはヴィンス・ヴォーンの怪演くらいか。トラボルタも頑張っていたことは頑張っていたのだけれど、ラジー賞にノミネートされてしまったのは作品の粗のツケをスターとして一手に回されてしまった感じ。まあ、時間も89分とコンパクトだし、暇つぶしくらいにはなる映画ではある。ところで、ブシェーミはどうしてこの映画に出たのであろうか。 5点(2002-10-25 17:21:55) |
4. 遠い空の向こうに
泣けはしなかったがいい映画だった。夢と現実のギャップに苦しむ主人公の気持ちが物凄く伝わってきて、観ていて辛かったが、それでも自分の信じるがままにやり通した姿には、感動した。 8点(2002-05-12 16:06:26) |
5. トゥルーマン・ショー
アイデアも面白いし、ブラック・ユーモアに人間ドラマを絡めた展開はなかなか。ラストの警備員のセリフも痛切で良い。ただ、良く出来ているとは思うが、前半は少し退屈してしまった。 6点(2002-05-04 10:37:35) |
6. トゥームレイダー
ゲームの映画化・・・なるほどね、それでストーリーが陳腐なわけだ。しかしアクションでこれだけ興奮できない映画というのも珍しい。 3点(2002-03-28 12:54:57) |
7. ドリヴン
「ストーリーは無視して楽しむ」ことを心がけて鑑賞。しかし、それすら許されなかった・・・。カッコいい上にイェール大学卒の優秀な頭脳を持つキップに敬意を表しておまけで5点。 5点(2002-03-28 12:46:16)(笑:1票) |
8. トム・ソーヤーの大冒険
トム役のジョナサン・テイラー・トーマスのかわいさといったら!(もちろんレイチェルも!!!ちなみにベッキー・サッチャー役です)ブラッド・レンフロの美少年ぶりといったら!キャスティングは最高です。原作を初めて読んだときと同じようなワクワク感を味わえました。 8点(2002-03-08 14:12:09) |
9. トゥルーライズ
コミカルさとアクションを融合した映画だが、あまりにもふざけすぎている。機関銃が階段を落ちてゆき、テロリストたちが殺られるシーンでは、かなり冷めて観ているいる自分がいた。でももっと悪いのは、ラストで核兵器が爆発したこと。人が死ななきゃいいってもんじゃないだろ!って言いたくなった。「T2」は反戦的な作品だったが、キャメロンって本当はそういうことをマジメに考える人ではないのかもしれない。金をかけているだけあって、アクションには迫力があっただけに、こういう作品になってしまったのは実にもったいない。 5点(2001-10-12 14:25:14) |
10. トップガン
音楽、キャスト、映像、どれをとっても素晴らしいというほかはない。ストーリーはいたって分かり易いサクセス・ストーリーなんだけど、トム・クルーズという俳優はそれをすごく気持ちよく見せてくれる。彼こそまさにハリウッドのベスト・アクターだ! 10点(2001-09-30 18:52:23) |
11. トータル・リコール(1990)
ラストが意味不明。何で変形した顔が元に戻っているのだろう? 4点(2001-08-26 14:53:09) |
12. ドクター・ドリトル(1998)
イヌがトラを慰めるシーン、字幕版ではトニー(たぶんコンフレークのコマーシャルにでているヤツ)と言っていたがこの前テレビで見た吹替え版ではタイガー・ウッズと言ってた。 5点(2001-08-07 17:06:45) |
13. 28DAYS
サンドラの魅力がたっぷり。コメディーだけどシリアスなテーマを扱っていてリハビリに苦しむ人の気持ちが少し分かった気がした。 8点(2001-08-07 17:02:04) |
14. トーマス・クラウン・アフェアー
ラストはこうなるだろうな、と分かっていても思わずにやりとしてしまった。 7点(2001-07-31 11:55:17) |
15. 2 days トゥー・デイズ
地味だけど、なんか味わいがある作品。シャ-リズ・セロンが美しかった。 6点(2001-06-14 16:59:52) |
16. 逃亡者(1993)
やっぱりハリソン・フォードがダムに飛び込むシーンが印象的だった。トミー・リー・ジョーンズもすごく存在感があった。最初から最後まで目が離せなかった。 8点(2001-06-07 16:28:58) |