1. ドンファン(1995)
ケレン味たっぷりながら、何か作品全体に可愛らしさを感じさせるとこがミソ。ドンファンの身の上話は言ってみればたわいもないもので、何の説得力もないのに、彼の影響力の及ぶところに近づいた連中がみんなコロリとやられてしまう。その「コロリ」を、ジョニーの目力と雰囲気に頼ってしまうかなりの力技。でも成功しているからよしなのだ。手に花を持ち、大事な人に愛を語ることで生きる力を取り戻していく。原点ですね。ある意味ジョニー本人と被るキャラが、妙な説得力を持っててマル。しかしマーロン・ブランドは妖怪入りすぎ・・・ 8点(2003-09-14 22:06:05) |