1. トップガン マーヴェリック
前作と変わらない点数。こういう臨場感のあるアクションを味わうのはやっぱり映画館に限るということなんだろう。テレビ鑑賞では映像に酔いしれるということにはなかなかならない。平均点も今までは8点オーバーだったが、今後家で鑑賞するレビュワーが増えるにつれて下がっていく一方だろう。 人間関係などの描かれ方も充分とは言えず、戦闘シーンがやたらと長く感じた。ご都合主義や強引さも目立つ。 それにしても前作から36年後。今や中高年となったトムクルーズの見せ方は、青春を過ぎてしまった人間には感じるものがあり、盛り上がる若者に比例して落ち着いた演出はなかなか良かった。 [地上波(吹替)] 6点(2024-11-21 18:15:44) |
2. ドラゴン怒りの鉄拳
《ネタバレ》 ブルースリーのアクションをたっぷり楽しめる点では満足。後の「燃えよドラゴン」には完成度で叶わないが、ヌンチャク使うところなどキレキレで楽しめる。復讐のためにキレている時間が長い。 反日を中心としたストーリーが全体的に暗く、長尺でゴタゴタもしているが、途中で可愛いヒロインとのラブシーンがあったり、スマイリーな電話交換手の役で潜入するところなどは面白い。途中の下品なエロお座敷シーンは不要かと。 北斗神拳的な手のモーションと、ラストシーンは好き。笑 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-04 22:52:29) |
3. 永遠に美しく・・・
《ネタバレ》 ひどい。悪趣味も良いところ。 ブラックコメディーということで見たけど、ホラー映画だった。 二人の女性の醜い争いと、その間に立って右往左往する男が見たければどうぞ。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2024-05-14 18:01:50) |
4. ドクター・ドリトル(2020)
好きなジャンルの動物もの、かつ昔のエディーマーフィー版が気に入っていたことから期待したが、いい年した大人が見るべき映画じゃない。 他の人も書いている通り、登場人物に魅力がない、エピソードに深みがない。最近多いドタバタしてるジェットコースタームービーで、飽きさせない工夫をしてるんだろうけど、嫌気が差してくる。 [地上波(吹替)] 3点(2023-09-07 07:38:02) |
5. トータル・リコール(1990)
《ネタバレ》 なんだか色んな意味ですごい映画。 ご都合主義でめちゃくちゃなんだけど、前半の導入に至る部分なんかは感心できる作りだし、どこから現実でどこからが夢なのかも分からないところなんかは面白い。 ロボットのタクシー運転手が壊れたまましゃべっているところとか、最後らへんのイカレ子持ち黒人なんかもぶっ飛んでいる。 ただし、ミュータントや目玉が飛び出るのはグロいし、銃を撃ちすぎ人殺しすぎで何でもやり放題のハリウッド炸裂が好きな人には良いかもしれんが、個人的には一度見たら充分な作品。 何で「死ぬまでに観たい映画1,001本」の中に入っているのかは分からない。 原作書籍の壮大なアイデアは買うけど、実写化するのは失敗なのかも。 [地上波(吹替)] 5点(2022-09-08 21:59:24) |
6. 鳥(1963)
《ネタバレ》 とてもよく出来たサスペンスコメディー。セリフにユーモアも交えた、でも一見何でもないような恋愛話かと思いきや、途中から訳もわからず鳥が襲ってくるというミステリー。 子供たちの歌声が聞こえるなか、カラスが徐々に増えていく怖さは人間心理をうまくついていて、非常に印象に残った。 最後までいつ襲われるか、なぜ襲ってくるのかまったく展開が読めないのもコメディーとして面白い。 主人公の男性に比べて、出てくる女性三人がかなり神経症チックなのも意図的に狙っているんだろう。 カラスやウミネコって群れを作るんで、一部の人間には鳴き声を含めて怖さを感じるんだけれど、意味もなく人間を襲ってくるのはあり得ず、そこをうまくついている。結局ラブバードが引き金になったか否かや肝心なところは明らかにされないが、生きた鳥と特撮をうまく使っての映像はそんじょそこらの怪獣映画より迫力がありすぎる。小さい子どもはトラウマで鳥嫌いになりかねないので注意されたし。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-18 06:12:13) |
7. 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)
《ネタバレ》 久々に見るのが苦痛な映画だった。 下の方も書いているけれど、マザコンの息子と共依存の母親の話で、まったくもってつまらない、長い、下らない。 オダギリジョーや樹木希林もこんな役回りをさせられて、さぞ迷惑だったことだろう。 最後の終わりかたまで気に入らない。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2021-01-05 20:43:35) |
8. ドランク・モンキー/酔拳
ジャッキーはとことん観客を喜ばせることに長けた人だと思う。 ストーリーも分かりやすく、アクションも満足。 欲を言えばラストらへんにカタルシスを感じられる酔拳が爆発してたらもっと評価は上がったんだけど。 良かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2015-05-04 21:43:55) |
9. トゥー・ウィークス・ノーティス
まったくもってつまらない。テンポが合わない。 ストーリーにも共感できず。期待しすぎました。 [DVD(吹替)] 2点(2015-05-04 21:39:11) |
10. 独立愚連隊
主人公佐藤允の存在感が大きい。飄々と、ユーモラスで気持ちが良いが、セリフが早すぎて聞き取れないところがあるのが玉に瑕。あとはどこか間の悪い西部劇風戦争物語、中途半端な喜劇と恋愛が続くので微妙。キャストが良いだけに惜しまれる。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-12-27 05:40:38) |
11. 塔の上のラプンツェル
《ネタバレ》 あいかわらずのバタバタ、ドンデン返しのオンパレードという展開はあまり好きじゃないが、分かりやすい物語に加えて、「自分を縛っている存在から解放して夢を追う」という大事なことを思い出させてくれる。 映像の綺麗さは言うまでもないが、ロバやカエルといったサブキャラクターの使い方がじつにうまく、たびたびニヤッとさせられる。静と動の切り替えも妙。 欲を言えば、ラプンツェルが塔へ戻るくだりは省いて、二人(+動物たち)の冒険をもう少し観たかった。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-09-26 14:35:55) |
12. ドラえもん のび太と鉄人兵団
期待していた分、面白くなかった。 ところどころにショッピングなどのユニークなアイデアが盛り込まれており、子ども時代なら見応えはあったろうが、いい大人が見ると全体の中で楽しめる時間はそう多くない。 ドラえもんからこれでもかこれでもかと道具が出てくるので雑多な印象だし、ストーリーに奥行きがないのもマイナス点。 ただ、名ゼリフシーンに載っているような場面ではウルッときた。 [DVD(邦画)] 4点(2012-07-07 21:59:04) |
13. トイ・ストーリー3
あまりの高評価に、居ても立ってもいられずに鑑賞。前作、前々作を見ないで続編を見るのは初めて。しかも、ずっと避けてきた3D映画を見るのも初めて。 評判通り完成度が高く、涙あり笑いあり感動ありの3点セットで、魅力的なのは分かった。終盤にもらい泣きしてしまったぐらい、ツポを突いてくる点も評価できる。1や2を見て感情移入できるプレーヤーがいれば、なおさら得点は高くなるという気持ちも分かった。 しかし、子供向けアニメにありがちなドタバタの展開に早口のセリフの応酬は、ゆったりまったりとした雰囲気が好きな自分には正直つらい時間帯もあった。たとえば、バズのスペイン語バージョンで、カウボーイやフラメンコ風に歌って踊るシーンのノリとかね。 まあしかし、全体を通してアイデアと細部の決め細やかさはさすがに素晴らしい。フルCGで表現できる映画の無限の可能性というか広さを感じた。 [映画館(吹替)] 7点(2010-08-28 19:28:02) |
14. 時の輝き
ベタな看護話といってしまえばそれまでだが、看護士を目指して恋人を応援する青春映画の中でも秀逸な作品。少女向けの小説の映画化ということで、よくある陳腐なラブストーリーかと思いきや、二度ももらい泣きしてしまった。 山本耕史が演じる男の子(ジュンチ)が重い病気にかかる。病気映画にありがちな、きれいな部分だけを見せるのではなく、ちゃんと病気のつらい過程を描いるところも評価点。高橋由美子が演じる看護士見習い(由花)が恋をして、看病をして、家族とも対立しながら大人になっていく様が描かれる。 命あることの大切さ、恋することの激しさ…B過ぎて現実的には難しいストーリーだが、見る者を元気にしてくれる一本。 [ビデオ(吹替)] 7点(2010-05-25 17:34:29) |
15. ときめきメモリアル
期待せずに見たら、「おっ、意外とちゃんと作られているじゃん」と言いたくなるような、甘酸っぱい青春映画ですな。吹石一恵の役回りがよく分からなかったり、多少強引なストーリーではありますが、完全に外れとはいえない作品ではないでしょうか。 [ビデオ(邦画)] 6点(2010-03-21 20:44:04) |
16. ドリームキャッチャー
あー、最初は面白かったのに!途中からぐちゃぐちゃで訳が分からなくなった。コメントできなくなるから最後まで見たけど・・・ここまでひどいとは(笑) [ビデオ(吹替)] 2点(2009-09-02 15:07:42) |
17. ドラゴン/ブルース・リー物語
家族愛、人種差別、カンフーの哲学、いろいろ盛り込まれていて面白い。死を謎の兵士に見立ててところどころに入れていくアイデアは良かった。ふつうのドラマとしてもよく出来ている作品だと思う。でも、どこまでが事実?って考え出すと、途端に冷めちゃう。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-08-01 12:52:10) |
18. 突入せよ! あさま山荘事件
事件を知っていることが前提?犯人側の行動がほとんど描かれておらず、警察内部のごたごたを延々と見せられて正直退屈した。ただ、全体として豪華なキャストと重厚な作りは評価できる。 [ビデオ(邦画)] 5点(2008-04-04 10:24:35) |
19. トレインスポッティング
テクノ系の心地よい音楽に、テンポの良い展開。中身がダークなだけにそれでかなり救われていた。でもこれって、どこまで本当のイギリスの世界を描いているんだろう? [ビデオ(吹替)] 6点(2007-04-16 10:59:36) |
20. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 オリジナルである大林宣彦監督の「時をかける少女」を中学生の時にテレビで見て、その摩訶不思議なストーリーに、まさしく煙でも吸い込んだかのような衝撃を受けたくちです。今作はまったく毛色の違うアニメ作品ですが、オリジナルに引けを取らない、評判通りの映画でした。 エネルギッシュさや爽やかさ、切なさには特筆すべきものがあり、声優や主題歌の良さもピカイチだと思います。ストーリーもいいのですが、細かくひねりすぎていて私には訳が分からないところがありました。(1)跳んでタイムワープした後、飛んだ直後に戻るのか戻らないのか;最初のころは「イテテ」などと元の自分に戻っていたのに、途中から元に戻らず、別の時間軸を生きているところなど(2)時がストップしてからなぜタイムワープの回数が増えたのか(3)結局、あの絵はいったい何だったのか等々。注意深く見ていれば分かることかもしれませんし、もともとタイムワープという非現実的な設定自体に問題があるので細かいところはいいじゃないかという意見ももっともですが、観客に対してもっと分かりやすく説明をしてくれてもよかったかなと思います。 また、最後のほうの展開は自分の予想したエンディングと違っており、違和感を感じました。功介と彼女が電車にはねられる直前、最後のタイムワープを使う場面で、映画の最初の場面に戻し、そこから真琴と千昭(どちらも両性的な名前なのが気になりますね)がわざと何事もなかったかのように過去を繰り返し、告白の場面まで進んで終わるというプロットのほうが良かったように思います。結局のところ、タイムワープを使ったことが悲劇に繋がったのですから、そのことを教訓にするべきではないかと。オリジナルを踏まえた展開にせざるを得なかったということなんでしょうが、最後まで6点にするかどうか迷ったのも、未来うんぬんという話が出てきて後味が悪く感じたからでした。 ただ、それを差し引いても「真琴」という主人公のエネルギッシュさ、全体を貫く青春直球のまぶしい雰囲気は良かったです。同じタイムラビリンスものなら「恋はデジャ・ブ」もぜひ一度ご覧になることをお勧めします。 [映画館(邦画)] 7点(2006-08-21 20:42:07) |