1. ドラミちゃん ミニドラSOS!!!
ひょっとしたら、ドラえもんの映画で、いちばん好きかもしれない。すごく良くまとまってるし、テンポもいい。クライマックスも盛り上がって感動的!何よりも、すべてが「可愛い」んです、この映画は。ミニドラやその道具やドラミちゃんもだけど、いじめる・いじめられる立場が逆になった、のび太達の子供も、なんだか微笑ましい。ここまで、観ていて自然とニヤニヤしちゃう映画も、珍しいのでは? [DVD(字幕)] 8点(2005-04-02 21:38:40) |
2. ドラえもん のび太の宇宙小戦争
《ネタバレ》 クライマックスが、いまいち。タイミングよく「スモールライトの時間切れ」になるのは、ちょっとご都合主義的過ぎるかな……。 5点(2004-12-20 18:32:00) |
3. 鳥(1963)
当時の特撮技術を十二分に活かした映画。とはいえ、昔は最先端の技術だったのかもしれないけど、今となっては……。何十年経っても名作と言われ続けるには、技術に頼りきることなく、ストーリーや脚本を練り込まなければいけないと思います。 4点(2004-12-15 04:00:25) |
4. 東京ゴッドファーザーズ
「東京~~」というタイトルにすると『売れる』という法則が、世間にはあるらしい。この作品は……脚本とテンポは良いんですが、ちょっとストーリー的に「奇跡」に頼りすぎですね。 5点(2004-11-12 06:20:39) |
5. 東京原発
特に東京都民にオススメします(私も都民です)。エネルギー問題という重要なテーマを、ワンセットドラマ仕立てで、正面から取り上げた上で、娯楽性を持たせています。特に、突拍子も無く見えた急展開を、「完璧なものなんて、無いってことだろ」という台詞でまとめあげたのは、素晴らしいの一言に尽きました。 9点(2004-10-18 23:18:36)(良:1票) |
6. ドラえもん のび太の魔界大冒険
子供の頃、一番好きだったドラえもん映画。でも、今観ると、むしろ『鉄人兵団』の方が面白く感じます。理由は、よくわからないけど、幼少期と今では「フィクションに求めるもの」が変わったからなのかもしれません。まだ幼かった頃、『魔界大冒険』は、「もしも魔法があったら…」という、子供ならではの夢を叶えてくれたので、シンプルに楽しめました。それに対し、『鉄人兵団』は夢も何も無く、ただ残酷な感じで、好きではありませんでした。きっと、子供の頃は、「もしも、漫画にある世界が本当ならば…」という空想を、実現したものが好きだったのだと思います。でも、今は「一時的に現実から離れて、感情移入して感動できるもの」をフィクションに求めています、、、現実での癒しを求めているのかも(笑)。だから、『魔界大冒険』よりも、空想を実現した印象は弱くても、より感動的なストーリーに仕上がっている『鉄人兵団』の方が、好きになったのでしょう。しかし、いずれにしても、ドラえもんの映画は、童心にかえることが出来る素敵な物語だと思います。こういう夢ある漫画が、国民的な存在になり、感動的な映画まで作られるようになって、本当に良かった。。。 6点(2004-10-01 01:30:23) |
7. ドラえもん のび太と鉄人兵団
《ネタバレ》 ジ~ンときました。確かに、リルルの行動は「ご都合主義的」かもしれません。客観的に考えれば、初めて出会った人間に介抱してもらっただけで、これまで生まれ育ってきた機械文明を滅亡させる行為をとるのは、浅はかな裏切り行為に他なりませんから。…でも、私はこの映画が好きです。ストーリーに多少の疑問が沸いても、それを包み込んで童心にかえって素直に感動することが出来ることこそ、ドラえもんの映画の良いところ。そして、この映画は、そのドラえもん映画の良さを、最大限に生かしていると思うから。リルルのクライマックスでの行動には、本当に感動しました…。 8点(2004-10-01 01:09:43) |
8. ドラえもん のび太の日本誕生
《ネタバレ》 クライマックス。あのドラえもんが、あっさりギガゾンビにやられてしまう。笑うギガゾンビ。「わしは、23世紀から来たのじゃ!22世紀のお前には勝てないぞ!」・・・この何とも言えない強烈な説得力に、子供(当時)だった私は絶句しました。しかし、その後あっっさりタイムパトロール隊に、両手を挙げて降参したギガゾンビ・・・。タイムパトロール隊は何世紀の存在なんだろう、と思う前に、「どこにでもいる顔したジジイが黒幕かよ!」と、のけぞった。 4点(2004-05-08 01:51:39)(笑:2票) |
9. ドラえもん のび太の創世日記
《ネタバレ》 だんだんフラストレーションが溜まっていって、飛行船が墜落した時の、のび太としずかちゃんの会話で、イライラが最高潮に。 2点(2004-05-08 01:35:29) |
10. となりのトトロ
この映画の悲劇は、「子供向け映画として、有名になりすぎたこと」にあると思います。最近の親は、「いい映画だから」(純粋に『いい』映画として、そして、子供に見せても『いい』映画として)ということで、とりあえず自分の子供にトトロを見せます。特に、家を留守にして、子供に留守番させるときに、退屈しないようにトトロのビデオ(たいてい金曜ロードショーを録画したもの)を流しておくのです。このような「とりあえず見せておく」ということが何度もあるため、子供は退屈するほどトトロを見ることになります。そして、この映画の良さがわからなくなってしまうのです。私もそうでした。頭では、いい映画だと理解しても、全て記憶してしまっているから、心で退屈してしまっているから、感動できない。これは、私だけでなく最近の子供の多くに当てはまることだと思います。そしてトトロだけでなく、ほとんど全てのジブリ映画に当てはまることだと思います。しかしジブリの映画は「子供向け映画」であると同時に、「大人が見ても楽しめる、むしろ大人だからこそ分かる素晴らしさがある」映画であることが、(特に子供をお持ちの方に)もっと広く認識されればいいのにな・・・と思います。 7点(2004-02-23 23:24:19)(良:1票) |
11. トランスポーター
面白い!正統派の娯楽アクションでは、かなりの快作。欲を言えば、アクションに、もうちょっとスピード感が欲しかったかな。油べとべとの、モンゴル相撲ばりのシーンは、笑えました。監督は日本の漫画に詳しいそうですが、まさか「稲中」まで読んでるんじゃあ・・・。 7点(2004-02-23 16:23:54)(笑:1票) |
12. トーク・トゥ・ハー
《ネタバレ》 人と人のコミュニケーションを掘り下げた、とても深い作品でした。愛する人と、ふつうに会話することは出来ても、心で繋がりあっていると思えず、孤独を感じるマルコ。だからマルコは、昔の恋人から離れていったし、リディアとも上手くいかず、昏睡状態の彼女に話しかけることも出来ませんでした。逆に、ふつうの会話は出来なくても、心で繋がりあっていると思えてしまうベニグノ。彼は、アリシアが昏睡状態だからこそ、何でも話すことができ、それで心も繋がりあっていると信じる人でした。でも、ベニグノの愛は、それがどれほど深い愛だったとしても、自分の中に閉じこもったもので、それが『死』への逃避という結末になってしまいました。しかしマルコは、自分とは逆のものを持つベニグノから、心で繋がりあっていると信じて話しかけることの大切さに、気付いていったのだと思います。それを最もあらわしているのが、最後、アリシアに話しかけられたシーンでしょう。アリシアは、ベニグノが愛情をもって話し続けることで、目覚めたのですから。心で繋がることの大切さを知ったマルコと、アリシアとの間には、どんな未来が待っているのでしょうね。 7点(2004-02-16 16:39:31)(良:3票) |
13. 友へ チング
あまり印象に残らない映画だった。どこかで観た、やくざ映画って感じ。 5点(2004-01-18 01:12:58) |
14. ドニー・ダーコ
《ネタバレ》 映画の中で明快な解答を与えない、という時点で、どんなに考えても答えはないんですよね。ほとんど全ての推理小説も、ラストの解答はよく考えると矛盾だらけと言いますし。特にこの映画は、確信犯的に真相をはぐらかしています。だから、どんなに考えても真相はわからない。じゃあつまらない映画なのかと言うと、そんなことはない!私は映画が終わった後、何度も巻き戻して真相を確かめようとしました。ここまで観客を引っ張れるのは、やっぱりこの映画が面白いからですよ。意図的に解答を与えないで、それを面白さにしている。そういう意味で、この映画は凄いと思います。でも個人的には、過去に戻って自分を犠牲にして、ヒロインを救う物語だと解釈したいな。 8点(2004-01-16 23:02:38)(良:1票) |