1. 遠い夜明け
《ネタバレ》 人種差別に対する激しい怒りが湧き上がってきました。既に南アフリカのアパルトヘイトは廃止されていますが、このような愚かな制度が20世紀の終盤まで残っていたという人類にとって悲しい事実を描いた映画として後世に残すべき作品だと思います。 ラストにビコのように不審な死(拷問死?)を遂げた活動家の一覧がテロップで流れ、非常に衝撃的でした。 [DVD(字幕)] 9点(2007-12-01 19:18:42) |
2. 時をかける少女(1983)
《ネタバレ》 アイドル映画としても大林宣彦の作品としても良く出来ている角川映画の代表作。 とにかく、あの大林作品特有の甘酸っぱい雰囲気と尾道のどこか懐かしい風景、そして原田知世が見事にマッチしていて見ていて非常に心地よかったですね。 [地上波(邦画)] 8点(2009-03-24 19:00:32)(良:1票) |
3. となりのトトロ
思ったよりもあっさりとしてましたね。ただ、じんわりと癒される作品でした。自然の美しさ・尊さや他人への思いやりの大切さなんかを思い起こさせてくれました。 ただ、残念なのはお父さんの声(糸井重里)が妙に棒読みでちょっと白けてしまいました。 [地上波(邦画)] 8点(2006-07-30 00:30:33) |
4. トップガン
《ネタバレ》 上映当時はあまりのアメリカンな内容に正直バカにしてた部分もありましたが、今改めてて鑑賞すると、その道のプロたちが全力で我々を楽しませようとしていたんだなあと感慨深く感じてしまいました。特に音楽は当時この映画のサントラを聞かなかった(聞かされなかった)若者はいなかったんじゃないかと思うぐらい、耳にしていたのでこちらも懐かしかったです。 [DVD(吹替)] 7点(2023-02-05 01:20:54) |
5. 東京画
《ネタバレ》 80年代の東京の姿と笠智衆や厚田雄春といった小津組の人たちのインタビューが収録された貴重な映像作品です。しかし、今見ると80年代の東京はどこか垢抜けない近代都市といった感じで奇妙な感じですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-11-03 23:56:49) |
6. TOMORROW 明日
《ネタバレ》 一瞬で大量殺戮が可能である原子爆弾の非人間性を、そしてありふれた日常が突然人為的に遮断される恐ろしさを我々に伝えてくれる作品でした。 戦争を完全になくすことは正直難しいかもしれませんが、少なくとも核爆弾による大量殺戮だけは二度と繰り返してはならないと思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2011-08-12 00:51:28) |
7. 泥の河
《ネタバレ》 子供の世界と大人の世界は子供からしてみれば断絶しているんですよね(大人が2つの世界の間に関所を作っているのかもしれませんが)。主人公の少年は、その関所をふとしたことで通り抜けてしまったがために、友人との別れを迎えることになってしまうのですが、そこらへんの描き方が上手いなと感じました。 80年代という軽薄短小な時代に、昭和31年という時代を、その当時の作風で撮る発想も良いですね。今の時代劇化した昭和ノスタルジー映画(個人的には好きですが)とは違うリアリティが感じられました。 明るいけれど、どこか虚無感を漂わせている田村高廣の演技が非常に素晴らしいですね。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-04-10 18:36:48) |