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1.  ドリアン・グレイ(2009) 《ネタバレ》 
別に原作ファンという訳じゃないですが、思う所は多々・・・。まず、ベン・バーンズ。ちょっと爽やか過ぎですが、押しも押されもせぬ美男子で、これは意外にも良かったのでは。堕落していく様や苦悩を良く演じています。問題は、ヘンリー卿です。コリン・ファースは、やっぱり違うと思いましたね。原作の雰囲気で行くと、もっとニヒルで高みから見下ろしているイメージで、若いころのジェレミー・アイアンズなんですが、コリン・ファースではちょっと華がない。この作品は、ヘンリー卿が真の主役であり、この狂気の男がいたからこそ、ドリアンの物語が成立するわけで、そういう意味でも、コリン・ファースではあまりにも表裏がなさ過ぎではないかしらん。・・・が、もっと難点は、女優陣が軒並み魅力に欠けることです。ドリアンの向こうを張る魅惑的な色気のある美しい女優を地の果てまで探しつくして欲しかったですが。安易に手を打った感がなきにしもあらず・・・。これじゃ、折角のベン・バーンズの美貌も映えません。おまけに、原作にはないヘンリー卿の娘を登場させ、それによってドリアンが善意に目覚め、ヘンリー卿が父性全開になるという筋書きは、原作者オスカー・ワイルドが見たら怒りのあまり憤死するのではないでしょうか。いや、案外、楽しんで見るかも知れませんね・・・。分かりませんが。しかし、本作は、英国と英国人によって作られたことに大いに意味があると思います。つっても、ワイルドはアイリッシュなんですが・・・。ま、英国の話ですしね。醜く変わり果てたドリアンの肖像が、CGで絵の中から出てきたのは、もうゾンビ映画です・・・。肖像画はとても素敵だったのに、なんでゾンビなんかにしちゃうんだよ・・・、トホホ。と、まあ、貶したりホメたり、忙しい映画でした。こういう系は割と好きなんで点数は甘めで。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-27 22:58:46)
2.  トンネル(2001)
あの無敵のテニスプレイヤーだったS・グラフが、壁崩壊後の大会で優勝したかなにかのスピーチの際、感極まって涙しながら東西ドイツの統一を喜んでいることを話していたのを見たとき、ドイツ人にとって、この「分断」がどれほどの傷だったのかをほんの少しだけ垣間見た気がして、「グラフでも泣くのか(=鬼の目にも涙だな)」という感慨とともに染み入るものがあった。統一後のベルリンに行った際、強く印象に残ったのは、壁の西側は落書きだらけで、東側はまっさらのグレーだった、ということ。映画でも当たり前だがやっぱりそうだった。ドイツの今は、統一後の「分断」の傷はいまもって癒えておらず、むしろ、埋められない溝となって人々の前に横たわっていると言う。旧東独を懐かしむ人々も少なくないとか。作品的には、長尺だけど退屈する間もなく、非常に分かりやすい作りであったけれど、この手の実話ものでエンディングで登場人物のその後を伝える手法は、ちょっと食傷気味。賛否あるだろうけど、映画=実話そのまんま、みたいな誤解を与えかねないこの手法、いい加減やめたら? と言いたい。記録映画じゃないんだからサ。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-13 16:33:49)
3.  ドッグヴィル
鼻で笑っちゃうような観念映画。視覚的なリアリティを排除したことで、より観念ドラマを強調したかったんでしょうな。まあ、それは別にいいんだけど。この監督、気の毒な人だなー、とつくづく感じた。人を信じられないのね、基本的に。だから、信じてももらえないわけだ、きっと。人間の醜さを鋭くえぐる・・・みたいな一般評ですが、そーかなぁ? 一般世間じゃ相手にされない、ただの僻みオヤジの妄想じゃん? とことん意地悪に描いたり見せたりするんだけど、所詮、「頭の中で考えられること」の域を出ていない(レイプなんてその最たるもん)。現実に起きていることなんて、もっと凄惨だし醜悪だよ。好みの問題だけど、観念ドラマ見せられたって、「はー、そーですか」としか思えないじゃん。展開も読めちゃうし、ラストも想像通りで、つまらん。人間ってのは、理屈じゃないところで動いてしまうことがあるからドラマになるのにさ。構成的にも冗長で散漫。「どーだ、オレ様ってスゴイだろう!」って言いたいのだけは、しっかり伝わってきたよ、と監督に言ってあげたい。
[DVD(字幕)] 1点(2009-06-22 11:20:01)(良:4票)
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