1. トウキョウソナタ
すごい映画です。放心状態・・。本当にリアルですよね。転職の相談員さんが「マクドナルドでは40代・50代の女性も働いているけど、男性の40代・50代がいないのはなぜ?それは人間として無駄なものを抱えてしまって、そこから動けないからです。」と言っていたことを思い出した。でも最近は深夜に40代・50代がバイトしているのも見かけるよなぁ・・。現実、なんだと思う。この映画。最後のピアノの演奏に救われた。 [DVD(邦画)] 9点(2009-04-24 00:37:20)(良:1票) |
2. 東京オリンピック
《ネタバレ》 やっぱりいいなぁ・・。聖火が「聖火」であるのに感動しますよ。昨今の政治で汚れちまった聖火とは違って。アジアの国を始めて走る聖火が広島に。まだ被爆の痕跡も見える航空映像。「平和の象徴」としての「聖火」に集まる広島の人たち。そして富士山を超えて東京に。「人間の手」で聖火が点される。この原点の素晴らしさ。東京オリンピックの時はもちろん、産まれてもいないので、各競技の結果もなんとなくしか知らないので面白かった。柔道はこれぞ柔道ってものなのね!と感動したし、女子バレーは美智子様の表情も素晴らしかった。マラソンの給水風景はまさに驚き。円谷選手の結果も知ってはいたけど、あんな目の前で抜かれていたとは知らなかったので、ショック。なんとなく死相が現れているような気がするほど、ショックな映像でした。しかし、日本の風景だけでも素晴らしいですよね。日本にとってすごい歴史的なドキュメンタリーですね。 [DVD(邦画)] 7点(2008-10-07 01:46:41) |
3. TOMORROW 明日
沖縄戦の状況・広島の新型爆弾の噂に怯えながらも、結婚し・出産し・恋愛し・道端で遊ぶ人々。日常を淡々と過ごしている様子は特にセンセーショナルでもない。(セリフの端はしから長崎って九州だから沖縄の次は九州で決戦なんだ・・って覚悟というか諦めみたいなのがあったんだなぁ・・と、当時の九州に住む庶民の感覚を知ることは出来ます)だからこそ、投下されて・・あの赤ちゃんはどうなったの?あの新婚さんはまた会えたの?あの子どものいない夫婦は爆心地・・?と観終わってから、ジワジワと映画の存在が心の中で広がってくる。自分の中で「彼らを失った感覚」が抜けません。*DVDで鑑賞したのですが「英語字幕」 が無かったのが残念です。これでは日本人しか鑑賞できないですよね。日本以外の国の人たちにも鑑賞する機会を作って欲しい作品です。「英語字幕」を付けて欲しかったな・・。 [DVD(邦画)] 8点(2008-05-05 20:27:29)(良:1票) |
4. TOKKO―特攻―
《ネタバレ》 日系人女性監督による日本モノドキュメンタリーです。 「特攻って何?」というところから始まっているので解りやすく、中学生ぐらいの子が見るのにちょうどいい教材と言う感じです。 逆に特攻作戦について色々と本を読んだりしてきた人には物足りないかもしれないです。 聞き手(監督本人)が日本人の顔をしたアメリカ人ということで、元特攻隊員の方々も素直に分かり易く話しをされていて、彼らの優しさがにじみ出ているのはとても良かった。 時折、蒔絵風のアニメが入るのがちょっと異色な感じですね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-08 16:25:13) |
5. ドレスデン、運命の日
《ネタバレ》 大作ですね。 最近はドイツを含めヨーロッパの映画が元気ですね。 長いかな~と思って見始めたのですが、見切ってしまいました。 ドラマ部分の骨格はまさに「ドイツ版タイタニック」ですが、こういうのは飽きないですね(女性は)。 後半の空襲部分は東京や広島・長崎にも想いが向く、殺戮の現実と悲劇がドイツらしい正確さで描かれていました。 これを言葉で表現するのは非常に難しいので、「興味を持ったら観て見てください・心に何かが突き刺さるから」としか言えないです。 「それが何か」はその人によって様々だと思います。 製作した人たちは「観て下さい、あの日、地上ではこういだったんですよ」ということを訴えたかったんだと思います。 その点では、成功していると思います。 [DVD(吹替)] 7点(2007-11-13 01:55:18) |
6. 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)
《ネタバレ》 友人にオススメされるままに映画を観て「ほほ・・ぅ・・」と上滑りに鑑賞終了。 その後、同じ友人に「それは原作を読まないお前の浅はかさ!」と原作を渡されても「フツーの闘病記では・・?」と一辺倒の感想しかもてなかったのですが、、、。 再々チャレンジでDVDをレンタルして観てみました。 家でジワァと観るにはいいですね。 本当に普通の家族に必ず起こる「出来事」を淡々と映像化しているので「家」で、自分の家族のこと・友達や同僚の家族のことなどを想いおこしながら「家族」を観るというのに合ってる一品。 何度も同じことを言うけど、この映画は六本木の映画館より夕食の豚汁の匂いの残る「家」で観る方がいい。 炭鉱の町でも港区のアパートに住んでいても想いに残るのは「豚汁」で、この「豚汁」を食べさせてくれた人・時間を失う空虚感がジンワリひびいて、家のテレビの前でボロボロと泣きました。 最後に「家」で負けました。 [映画館(邦画)] 7点(2007-11-01 01:38:18) |