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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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1.  遠すぎた橋 《ネタバレ》 
この映画を劇場で観たのは中学生時代。いずれ連合国軍側の反撃が始まるだろうと期待していたら勝ったのか負けたのか分からないような状態で終わり、とても微妙な見応えを覚えました。オールスターキャストと謳われていましたが、当時の私はショーン・コネリー以外は知りませんでした。 そんな中学生の理解力を差し引いても、親切な映画とは言い難いです。ドイツ占領下のオランダの橋梁を空挺部隊で電撃的に占拠し、地上部隊が街道に沿って順に制圧して行く作戦。空挺部隊の降下地点がばらけているのに、地理的な位置関係の補足なしに戦闘がどんどん進みます。おかげで誰がどこで戦っているのかが分からない。ラストで「遠すぎた」と形容されるアーネムには、アンソニー・ホプキンスとショーン・コネリーが降下するけど、別々の場所で戦闘をしていて、その位置関係さえ分かりません。基礎知識がある欧米人が観る分にはこれで良かったのかも知れませんけど、もう少し分かり易く作って欲しかったです。 とは言え、今回が4回目くらいの鑑賞で、観る度に見どころが増しています。作戦の概容が頭に入った前提で観ると、細かい描写の意味が味わえるからです。例えば、作戦開始前に街道に沿って間延びした戦車や装甲車の縦列をしっかり見せる辺りは「大作」らしい念の入れ様で、かなり正確に作られた映画なのだと思います。 本作のテーマは「酷い作戦」の弊害で、発案者であるモントゴメリー元帥を批判していることは明らかです。空挺隊の降下地点で自宅を接収され、前線基地や野戦病院として使用されるオランダ市民の描写に力を入れています。強引な作戦の被害者です。被害者とは言えないけど、多くの兵士が命を落とします。連合国側は勿論ですが、それに付き合わされる独軍側でも死なずに済んだ人が多いことが意識されました。前線から離れた場所で作戦を立案する人の「命の軽視」は、どこの国でも大差なかったのだと思います。 二次大戦を扱った邦画は現場の悲惨を描いて「反戦」を訴える作品が多いけど、こちらは「作戦の不備・不手際・無謀」を訴えていて、戦争自体を否定していません。そこは戦争に勝った側と負けた側の温度差だと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2014-02-07 03:53:08)(良:2票)
2.  都会のアリス 《ネタバレ》 
同じテーマでネタも似通っているのに、アメリカとドイツではずいぶんと違った表現になるところが面白いです。お国柄なのか、監督の個性なのか。たぶん両方です。コメディテイストのハリウッド版に対し、こちらは静かな余韻を大事にしている印象で、言葉を変えると薄味でした。表情が読みにくい二人にはあまり感情移入できなかったのですが、警察が母親の帰国を告げて、これでお別れと思った時に募った寂しさには我ながら驚きました。お気に入りのRPGが終わってしまう感慨に似ていました。二人の間には疑似的な親子の絆が出来ましたが、彼女には母親がいます。物語はまだ途上という印象が残りました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-16 13:18:47)(良:1票)
3.  トラ・トラ・トラ! 《ネタバレ》 
子供の頃、12月8日前後に民放がよく放送していて何度も観た作品です。太平洋戦争の戦端となった真珠湾奇襲に至る経緯とその攻撃が大きな流れで描かれる。日本側に関しては、陸軍と海軍の方針の違い、山本五十六の姿勢、南雲中将の弱腰、宣戦布告の通達遅れなどが主に描写される。米国側は概して危機管理の甘さが指摘されるような描写になっている。あくまで概要描写だが、記録映画として意義があると思う。 しかし、何と言っても圧巻は真珠湾攻撃シーンである。実際に多くの偽装ゼロ戦を編隊飛行させ、低空から雷撃させる。CGを使っていないと云う事より、その標的になった側から、ゼロ戦がどのように見えていたのかが明確に分かるアングルがこの上なくリアルに映る。離陸途中に撃墜される戦闘機を始め、多くの航空機を爆発・炎上させていて、その業火から逃げる米兵役者の恐れもリアルに伝わって来る。アメリカのスタントパイロットが操縦したらしいが、開戦当時は世界一と言われていた日本の海軍航空隊の操縦技術の高さを、合作とは言えアメリカ側が再現したことには驚きさえ覚える。黎明の空をバックに、シルエットのゼロ戦が空母から発艦して行くシーンは厳かな美しさを湛えており、数ある戦争映画の中でも屈指の名シーンだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-19 00:18:51)(良:2票)
4.  どですかでん 《ネタバレ》 
こんな作品だったのか。私は黒澤を「ブランド」としては評価しないのではっきり言いたいけど、酷い作品だと思いますよ。ただただ、痛い人たち、弱い人たち、変な人たちを羅列する。乞食親子の息子を殺すことに何の意味がある? 不貞を犯した妻を無視し続けることに何の意味がある? 黒澤作品を全部レビューしようと思っているので我慢したけど、最後まで観るのが辛く、また自分には何を言いたいのか全く分からない作品でした。同監督の「どん底」は貧しいながらも人間のバイタリティを感じさせてくれる作品だったけど、こちらは弱い部分をさらけ出し、解決しないままに放り出す。過去に自身が作って来た作品は欺瞞だったと懺悔でもしたかったのだろうか。あるいは、そういう映画的ではない物語の結び方に芸術性を見い出そうとしたのか。なんか、ふざけんなよって気分ですね。腹立たしかったです。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2011-11-11 04:38:15)
5.  ドクター・モローの島 《ネタバレ》 
確かに私も子供の頃にテレビで観ました。当時は怪獣映画を観ることど同義だったような…。エンドロールを見ているとライオンマンとかタイガーマンとかハイエナマンといった具合に動物の名前が並びます。丁寧に全部作り分けてたんですね。製作年度の1977年って「スター・ウォーズ」の年ですが、特殊メイクなどは技術が驚異的に進歩する一歩手前って感じで、手作り感に味があります。先日観直したところ、これはけっこう深い話だと思いました。やっていることはマッド・サイエンティストそのものだけど、モロー博士の紳士的・理知的な態度で倫理的な考察へ導く土壌を作ります。彼は科学の探求とは別に、作り出した動物人間を御するために「掟」を作り、「私がお前たちを創った」と言い、「死」を禁じます。これは動物人間側からは明らかに宗教であり、博士は「神」に他ならない。博士自身には「神」を気取るつもりは無かったが「死」の教義を破ったために暴動が起きて、動物人間たちの怒りが博士に向けられてしまう。これを啓示と取るならば、生物の形態に人間ごときが手を出して「神」に成り代わろうとしたために怒りがくだったと解釈できます。当時、生物工学の先端がどのあたりにあったのかは不案内ですが、警鐘を鳴らしている映画だったのですね。最近までただのゲテモノ映画と思っていました。ごめんなさい。
[地上波(吹替)] 5点(2011-01-16 19:56:00)(良:1票)
6.  父ちゃんのポーが聞える 《ネタバレ》 
小学生時代、体育館で観せられた記憶があります。板張りの床に膝を抱えて体育座りしてましたね。ネット上にはいくつかそんな書き込みがありましたので、私の小学校だけじゃなかったとすると、実はかなり多くの同世代人が観ている映画なのでしょう。典型的な不治の病もので、吉沢京子が演じる少女が遺した詩集がモチーフになっているらしい。当時、吉沢京子は「柔道一直線」のヒロイン役で誰もが知っていたと思います。小林桂樹さんの追悼番組で数十年ぶりに観ました。確かに学校が教育の一環として見せる映画としては、突っ込みを受けにくい内容なのでしょう。娯楽的な色彩は一切ありません。青春が最も輝く時間を前に、動けずに死んで行った少女の無念とそれを見守った父親の愛情が淡々と描かれます。今となっては、この種の作品でお涙頂戴的な過剰演出が無いことが新鮮でした。吉沢京子が中学3年で初潮を迎えて感激し「子供が産めるんだ!」って大声で独白してましたが、当時それをどのように理解していたかは記憶が無い。彼女が息を引き取る直接の原因は、枕元の緊急用の呼び出しボタンを掴めなかった為です。いずれは亡くなる運命とは言え、四肢の麻痺が進行する病気に対して明らかに療養所側の不注意じゃないかと、小学生ながらに疑問符が付いたことを明確に思い出しました。父親役の小林桂樹さんがSLの機関士を演じ、SLが走るシーンも豊富です。タイトルの「ポー」は仕事が忙しく満足に付き添えない父親が、少女を励ます意味で鳴らした汽笛のことです。少女が罹病したハンチントン病は現在でも治療法が見つかっていません。
[試写会(邦画)] 5点(2010-12-02 01:02:14)
7.  ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
副題が「最後のブルース・リー」となっているのは日本で劇場公開された順番が最後になったからです。ハリウッドで製作された「燃えよドラゴン」が本当の意味での最後の主演作ですが、それが日本で最初に公開されて大ヒットし、その後に主演第一作に戻って「危機一発」「怒りの鉄拳」と公開され、その次が主演3作目となる今作でした。製作順に並べてみると、この作品でアクションもお芝居も完成された感があります。ローマにやってきたウスノロのお上りさんが、体を動かした瞬間にスーパーマンに変身する。レストランの裏庭で放った最初の蹴りのスピードが鮮烈で、ウスノロとのギャップが痛快でした。彼を疎んじていたノラ・ミャオの態度が一変するのが分かりやす過ぎ(笑)。そのノラ・ミャオは毎回ヒロインを演じてますが、この作品がいちばん可愛いですね。若き日のチャック・ノリスもちゃんとアクションやってる。そしてブルース・リーに戻りますが、キャラの存在感が半端じゃない。香港製作の主演作では文句無く彼の最高作でしょう。
[映画館(字幕)] 8点(2009-04-07 03:27:58)(良:1票)
8.  ドラゴン危機一発
小学生だった自分は「燃えよドラゴン」で熱狂し、その勢いで今作を観ました。父親に引率されて観たのだけど、今にして思うと父親と二人で映画館に入ったのはこれが最初で最後だったと思う。父親は健在なので最後は言いすぎか…。余談でした。映画の感想ですが「燃えよドラゴン」に較べてお話のスケールもアクションも芝居も周囲の役者のレベルも、すべて数ランク落ちていてつまらなかった。でも小学生の自分はブルース・リーのファンとして、これも面白いと思い込もうとしていたように思う。後に今作が彼の初主演作だったことを知り、「ドラゴン怒りの鉄拳」で初めて怪鳥音を発してヌンチャクを使ったことを知り、「燃えよドラゴン」でハリウッドに進出したことを知った。つまりまだ彼の特徴が出ていない駆け出しの作品。この時点のブルース・リーはフットワークが良いアクション俳優の域を出ていない。父親に感想を聞くと「まあまあ」と言っていた。子供心にも気を遣われているのが分った。たぶんつまらなかったんだ。ちなみに小学校の漢字の書き取りテストで「ききいっぱつ」をこの邦題で回答したら×をもらって不条理を味わった。○・危機一髪。
[映画館(字幕)] 4点(2009-04-07 03:18:15)(笑:1票)
9.  ドラゴン怒りの鉄拳 《ネタバレ》 
小学年の時に、入替えなしの劇場で3回続けて見た。ものすごく久しぶりに見たけど、アクション自体は全く色褪せていない。昔は袴を前後逆に付けた日本人がとても気になったけど、ストーリーから目をそむけると気にならなかった。間抜けな表情で電話線に細工するブルース・リーは気に入ってる。
[映画館(字幕)] 6点(2008-08-15 13:10:17)
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