1. ドーン・オブ・ザ・デッド
ゾンビたちの全力疾走に唖然とした。お前らは陸上選手かよと言いたくなるぐらい。タイトルは「よーいドーン!オブ・ザ・デッド」がいいでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-11 16:29:12) |
2. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 父親の描き方が巧い。本当は子供のことを誰よりも考えているのだが、考えるあまりつい厳しく当たり、子供から反発されてしまう。愛情をストレートに伝えることができない。そんな、頑固で不器用な父親像にクリス・クーパーはぴったりだと思う。私も父がいるが、まさにこの映画に出てくる父親のような感じだった。最後に息子の背中にそっと手をかけるシーンも本当に不器用な父親という感じだが、それが逆に自然で息子への愛情がひしひしと伝わってきた。今は実家で遠くに暮らす自分の父親とダブってしまい思わず涙がこぼれた。家族、仲間、夢。そうした大切なことを考えさせてくれる映画だと思う。 [DVD(字幕)] 10点(2012-04-03 18:04:25) |
3. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 ほとんどの大人が子ども時代におもちゃと遊んだ経験があると思う。しかしそういう事は大人になるにつれ忘れていってしまう。そんな、ほとんどの人に共通する体験を思い出させてくれる作品だと思う。子供向けのアニメのようでありながら、実は大人に対して多大なメッセージ性を含んでいたシリーズだったのだと気付かされた。時とともに、遊び相手であったおもちゃのことは忘れてしまうが、そうしたおもちゃたちは紛れもなく大人になった今の自分を形成してくれたファクターの一つである、というメッセージ。そしてこの作品によって大人になってしまった私たちも子どもの頃の懐かしい気持ちに浸ることができる。「スタンド・バイ・ミー」と同じように、ノスタルジーの極致を魅せてくれる映画である。名作。 [DVD(吹替)] 9点(2012-04-03 16:57:29) |
4. ドッグヴィル
《ネタバレ》 セットを使わずに演技だけで見せる手法は最初観たとき衝撃的だった。ストーリーとしてはニコール・キッドマンが冗長した村人達にひたすら凌辱されるという、その筋のマニアにはたまらない(かもしれない)内容。しかし村人の気持ちも分からんでもない。あんなに綺麗な女性が村に現れたら調子に乗ってしまうだろう。思わず心の中でいじめ抜かれるニコール・キッドマンにエールを送ってしまった。しかしどこかで村人に感情移入してしまういけない自分もいる。そしてこれまでのウサを一気に晴らすかのようなラストは正直すっとした。結果的に自分はドMでありながら復讐するのも好きなんだと気付いた。ラースフォントリアーの術中に見事はまってしまったのでした。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-27 16:37:00) |
5. トロイ(2004)
《ネタバレ》 評価低いみたいだけど個人的には好きな映画。特にパリス王子のヘタレっぷりが好き(笑)指輪物語3部作であんなに強くてストイックだった彼がまさかここまで変貌するとは… DVDのパッケージに映るヘレン王女の姿まで、まるで「アキレスから逃げやがって!このヘタレがぁ!」と言いながらパリス王子の胸ぐらを掴んでいるように見えてきます。DVDを持ってる方は確認してみてください(笑) [DVD(字幕)] 8点(2010-07-19 21:58:51) |
6. 時計じかけのオレンジ
アレックスVS女二人組の乱交シーンをスロー再生して食い入るように観てみた。が、肝心な「細部」がよく見えなくて何度も何度も巻き戻しながらスロー再生した。それを7~8回ほど繰り返したのち、ふと気付いた。「はっ!むしろ俺が『時計じかけのオレンジ』……」。なるほど、キューブリックはそこまで計算して作ったのかぁ…。さすがに深いです(違)。 [DVD(字幕)] 8点(2009-02-06 18:44:26)(笑:2票) |