1. トップガン マーヴェリック
素晴らしいわ~。 年取ったなあ、と言いながらもトムの変化はそんなに感じませんねえ。 個人的には、大好きだったJ・コネリーの老けた姿にショックを感じました... 始めから終わりまで映像の美しさと音響に圧倒されました。 ストーリーは極めて単純、終盤なんかは、もうお笑い要素が満載です。 困難なミッションにマーヴェリックが教官としてトップガンに帰ってきた。 正直、ちょっと違和感を感じてしまいますが、結局は...(これ以上はネタバレになるので沈黙)。 そうそう、あと感じたのは、ここ最近のコンプライアンスなんでしょうか、セリフに汚い言葉・単語がほとんど使われていません。 アメリカ映画特有の"f**king"や"s**t"の単語を耳にしませんでした。 これも時代なんかなあ... やっぱり違和感です。 とにかく、観に行こうかなあと迷っている人は、行くべきです。 満足感と爽快感は保証できます。 [映画館(字幕)] 8点(2022-06-07 20:36:18) |
2. ドライブ・マイ・カー
上映時間が3時間、長い、長すぎます。 私だったら編集の仕方で2時間くらいまで短くできそうでした。 とは言え、ストーリーは興味深く、あっという間に映画に引き込まれます。 主演の西島秀俊以外は岡田将生しか名の通った出演者はいません。 この2人以外は演技らしい演技もなく、正直たいくつです。 何でこんな映画が大きな賞を取るほどの作品なのか、ちょっと疑問です。 まあ、CGや造り物の映像ばかりであふれている今の映画界に、昔ながらの丁寧なカット割りや映像やセリフ回しに心がホッとするのかもしれません。 万人受けする作品じゃありませんが、じっくりと映画を観たい人にはおススメの作品です。 [映画館(邦画)] 7点(2022-02-01 15:40:12)(良:1票) |
3. ドリーム
《ネタバレ》 傑作だと思います! まあ、この手の史実に基づいた作品を作るのは、ハリウッドは得意ですからね。 さりげない当時の環境や建物・車両などがとても美しい。 そして、避けられないことが当時の人種差別。 「白人」と「有色人種」に分けられていた環境。 トイレやコーヒーサーバーなどでも分けられていて、それに疑問を抱かずにいた舞台の白人社会(NASA)。 スクリーンを観ているだけでもイライラしてしまいます。 最もわかりやすいのが冒頭の警察官の態度。 主人公の黒人の女性3人がNASAに勤めていることへの驚きと、愛国心か公務員の自覚からか彼女たちのクルマを先導して送っていくシーンなどは、ここ数年の映画の中でも秀逸の描写だと思います。 鑑賞後よくよく考えたら、差別が横行していた時代ながらもNASAは優秀な黒人女性をたくさん雇用していた(要職には置かなかったが)あたり、それなりにフェアだったんじゃないでしょうか。 本当に差別するなら雇ってないですからね。 とにかく傑作です! [映画館(字幕)] 9点(2017-10-01 18:48:07)(良:1票) |
4. ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 おもしろかったです。 158分の長編ですが、全然退屈しませんでした。 とは言っても、やっぱり登場人物の名前がややこしくて話が難解です。 また、グロい写真や内容、性描写も盛り込まれているので、万人向けの作品とは言えません。 終わってみれば、比較的単純なミステリーなんですが、畳み掛けるように押し寄せるカット割や活字の羅列でよそ見できない感じです。 ルーニー・マーラの熱演は見事で、はまり役になるように思います。 ラストの切ない終わり方が良かったですねえ。 でも、どうしても引っかかるのが、横取りした大金はどこへ行ったか?、ですね。 [映画館(字幕)] 8点(2012-02-16 00:28:37)(良:1票) |
5. トゥルー・グリット
映画「トゥルー・グリット」を見てきました。 1969年のジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡(原題トゥルー・グリット)」のリメイクです。 おもしろかったです。 重厚で、かつコミカルで、そして胸に訴えかける演出が秀逸です。 主演のジェフ・ブリッジスが良かったですねえ。 多分にジョン・ウェインを意識していたのでしょうが、彼の演技力はジョン・ウェインを超えたと思います(貫禄はジョン・ウェインの方が上ですが...)。 ストーリーはオリジナルそのものなんですが、コーエン兄弟の演出は見事です。 残酷シーンでも意外とあっさりと撮っていて、拒否反応はありませんねえ(と言うより、私が慣れてしまったのかな?)。 言うならば、オリジナル版はジョン・ウェインを見る映画で、今作はコーエン兄弟の演出を見る映画だと思います。 やっぱり、西部劇はイイ! [映画館(字幕)] 8点(2011-04-02 18:36:44)(良:1票) |
6. 遠い空の向こうに
私の生涯のベスト1作品です。 この映画を最初に見たのは、アメリカへ向かう飛行機の中でした。 あまりの感動にアメリカに着いても、仕事が手につかなかったくらいです。 映画のタイトル、原作本、邦題とすべて違っていたため、日本でいつ公開されたのかわかりませんでした。 その後に原作本を手に入れ、DVDも入手し、何十回と見直していますが、今だに見るたびに涙します。 『夢』と言う大きな本題に、親子・師弟・友情が絡み合い、大きな感動を生み出します。 とにかく、多くの人に見て欲しい作品です。 [DVD(字幕)] 10点(2010-07-18 23:32:35) |