1. エイリアン2
《ネタバレ》 SFアクションとして傑作の出来栄えですね!ホラー要素は前作と比べると確かに弱くなったかもしれません。それでも序盤の誰もいなくなった植民地住居や、八方塞りの絶望的な状況に追い込まれていく中盤のシークエンスなどはしっかりホラーの定石を踏んでいると思います。 プロローグで海兵隊のみなさんが万全の状態で惑星に降り立つとき、『スターシップトゥルーパーズ』を思い出して、最高に気分が盛り上がりました。だから、いざエイリアンの巣に重装備で乗り込んだとき、「核融合炉」という理由で装備を取り上げられ無力化された挙句にエイリアンから一網打尽にされちゃったのは残念でしたねー。ただそれはホラーとしての側面がある以上いたし方の無いことですね。 最も好きなシーンは、エイリアンが一斉に襲ってくる直前、「あと6m、どういうことだ?部屋の中に入っている!」といった後、全員で天井を見上げるシーンです。あのしてやられちゃったときの恐怖ってのは、見落としの後悔とあいまって絶望感を更に助長してくれるんですよね。そして天井あけたらゴキブリの大群みたいにエイリアンがわーって、そこからはSFアクションの醍醐味が味わえてもう大満足です。なのにニュートが間一髪でさらわれて更なる見せ場を用意してくれているのですから、これはもうエンターテイメント作品として一つの究極の形に到達しちゃっています。スタッフロールが流れるまで、いつまでも安心できない緊張感。ラストまで存分に堪能させてもらいました。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-27 12:42:47)(良:2票) |
2. F/X 引き裂かれたトリック
《ネタバレ》 謎が謎を呼ぶ序盤の展開は最高にスリリング。電話ボックスで待つように言われたあとの襲撃は、興奮が最高潮に達した瞬間でした。いったいなんに巻き込まれたのかもわからないままストーリーが進んでいく様子は見る人をとことん映画にひきこんでいきますね。 「うわー、まわり敵ばかりじゃん。誰も信用できねー。」と思っていたときに、素晴らしいタイミングで登場するレオ警部補(ブライアン・デネヒー)。彼が出てきたときの安心感と期待感。きっとこれからロリーを助けてくれるのだろう。・・・・と思いきや、終盤まで目立った活躍はひとつもなし。やったことと言えば、たいした活躍もしていないくせに、ロリーからちゃっかり分け前を掠め取ることだけ。ロリーはロリーで、恋人を殺されたのに、最後は結局金かよ! と、主役二人のモラルに多少の不満が残りますが、サスペンスとしては展開が速く内容も分かりやすいのでとっつきやすく面白い作品だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-27 14:39:55) |
3. エリック・ザ・バイキング
《ネタバレ》 なんか「バロン」みたいな雰囲気でした。とくに何とかブラジルって国が。最後沈んでいきながらもみんな明るいところなんか・・・ はあ、もっと爽快な冒険活劇かと思っていたので、ちょっと期待はずれでした。 ただ、神様たちが子供ってのは良かったです。 子供や神様ってのは無邪気に残酷なものなんですよってことを暗示しているのでしょうか。まぁどうでも良いけど・・・ あ、関根勤さんは爆笑しました。 他の方たちのレビューのほとんどが関根さんってのもかなり面白いです。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-30 04:42:03) |
4. エンゼル・ハート
ミステリーと思わせたところがまず問題です。 オチが反則。フェアじゃない。 反則技なのに途中でわかってしまう。 かといってスリリングな展開かと言えば、そんなことはなく退屈で、中だるみしてしまう。ただ暗いだけで、雰囲気でごまかしている印象。 大作っぽく作った凡作だと思います。 雰囲気がなんとなく「セブン」に似ていますが、質は雲泥の差です。 [DVD(字幕)] 2点(2012-04-27 16:16:10) |
5. XYZマーダーズ
《ネタバレ》 ヴィックとナンシー、主役の二人が、事件に全くの無関係のまま巻き込まれていき、成り行きで最後までいきます。まるで昔からの因縁のライバルかのように戦うので、最後の「あの二人は誰なの?」のセリフが最高に効いてます。 正直中盤くらいまでは脈絡のないどたばたが延々と続いて、何がギャグなのか全然わからなくて、これはとんだ駄作を借りてしまったもんだと思いましたが、我慢して見続けていると、カーチェイス辺りから随分映画にはまりこんでいました。どたばたも成り行き任せも、貫き通せば面白い映画になるんですね。 全然何一つ役に立たないヴィックが、役に立たないなりにずっとナンシーのために頑張り続けていたら、なんか少しずつ良い仕事しはじめたのが、見ていてちょっぴり爽快でした。 [DVD(字幕)] 5点(2012-04-08 03:31:42) |
6. エクスプロラーズ
《ネタバレ》 遠足や旅行に行く前日。わくわくして眠れない経験が誰にでもあると思います。この映画はまさにその感覚です。 夢を見て、不思議な球体を見つけ、その球体を利用して、宇宙船を3人で作り始めます。このときの高揚感は、まさに子供のときに秘密基地を作る感覚に似ています。作っている時期は、翌日が待ちきれないくらい楽しみなんですが、いざ作り終わってみると、わりと基地にすぐ飽きちゃったりするんですよね。 宇宙船が飛び上がったのを見たおじさんが、「たいしたもんだ。」と言った瞬間がこの映画のクライマックスでした。 [DVD(字幕)] 5点(2012-04-07 01:41:56) |
7. エメラルド・フォレスト
《ネタバレ》 実話を元にしているらしいのですが、どこまでが真実なのかわかりませんでした。中盤あたりまでは正直退屈です。女性たちを助け出すあたりから、急にエンターテイメントの要素が強くなって盛り上がりはじめますが、その分真実味はなくなってしまいました。難しいものですね。 気になったのはラストです。ビルの仕掛けたダイナマイトで亀裂ができてダムが決壊したのか、それとも純粋に自然の力だったのかがいまいちつかめなかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-04 03:07:15) |
8. エクスカリバー(1981)
《ネタバレ》 前半から中盤にかけてが面白い。歴史ものが好きな人は楽しめるはず。ただランスロットがグエナビアと浮気してからは、テイストが一変します。 ここからは好みが分かれるところだと思いますね。 ちなみに僕は好みかどうかの前に、状況がよくわからなくなりました。「あ、おまえはパーシバルだったのか。」てなシーンもありました。 円卓の騎士たちの最後はひどすぎます。 よって、一番最初に円卓の騎士たちが集まって、みんなで剣をかかげる場面がピークでした。あとは下り坂です。個人的に。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-20 03:57:58) |
9. 栄光のエンブレム
《ネタバレ》 昭和のにおいを感じさせる、べたな青春スポーツ映画。展開は読めるし、演出・演技はお約束のものばかり。だからこそ、安心して見られました。新鮮さはありませんが、懐かしい気持ちになります。 サットンが途中でいなくなるのが残念。最後まで、サットンとヤングブラッドの活躍を見せて欲しかった。 「ハートブルー」でも感じましたが、パトリックスウェイジは人をひきつける役者さんですね。 アイスホッケーが乱闘ありきのスポーツだとは知りませんでした。 ヤングブラッドがお家に帰ってから、特訓をしますが、アイスホッケーの特訓より明らかに乱闘の特訓に力が入っているのはちょっとうけます。 お父さんも遂に力をかしたと思ったら、やはり乱闘対策。 「ジャージを脱がすんだ!」って。冷静に見ると面白いじゃないですか。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-02 13:26:35) |