1. エンド・オブ・ザ・ワールド<TVM>(2000)
米国自己陶酔型映画が氾濫する中で、新鮮だ。B級の枠内なら10点。原作の恣意的意義が薄れている現代では、コチラの方がよっぽどリアリティが在る。いや、50年代だって、現実に起こればこんなモノだろう。絶望の中で選択を行わざるを得ない状況に置かれた時、人間がどのように振舞うのか。その哀しさが良く描かれていると思う。ダラダラと感じられる展開も、世界の終焉においても時間は淡々と流れて行く様を上手く封じ込めている、と捉えたら褒め過ぎなんだろうか(笑)。変にパニクった時間展開よりも、よほど現実的だと思うが。観れて良かった。 8点(2003-06-26 08:52:43) |