1. エネミー・ライン
戦争物としてはかなりライトテイストだが、それゆえの面白さは充分ある。冬のバルカン地方の寒々した自然を背景にしたサスペンスというところがなかなか良い。前半ではジェット機とミサイルのおっかけっこのスピード感がじつに見事。偵察衛星が重要な役割を演じているところなどはいかにも現代物ならではだ。ただし主人公がジャージ男を倒す仕掛けはどっかで見たような・・・・・。戦争がいつの時代にも我々の近くに存在していることを、このユーゴ紛争に取材した作品も教えてくれているようだ。 7点(2003-09-24 00:17:00) |