1. エド・ウッド
映画業界は憧れだけで入れるものなのかと思ってしまうくらいの無能っぷりを発揮しています。おそらく、彼のセンスが一般受けしなかったというわけではなく、本当にセンスがなかったのでしょう。この映画がどれだけ真実を伝えているかわからないですが、全てのシーンにおいて1テイク、しかもどれも「完璧!」などといっているくらいですから、やはり自己満足の域をでることはなかったのでしょう。それでもその映画のつまらなさというものを補って余りある彼の映画にたいする情熱やこだわりが痛いほど伝わってきます。それから、ジョニー・デップの演技と表情の豊かさがとても魅力的です。別の俳優が演じていたらこれほど楽しめなかったと思います。 7点(2004-07-08 23:27:04) |