1. エノケンの法界坊
《ネタバレ》 『エノケンの頑張り戦術』と比べてしまうと、かなり物足りない。 エノケン独特のスピーディな動きを、ほとんど見られなかったのも残念だ。 ただ、そんな本作においても、エノケンの唄う歌は面白い! ヘタクソだが、それがまた良い。 それにしても、エノケン演じる法界坊が終盤で死んでしまうのにはびっくらこいた! だけど、そこからお化けになるくだりがどうも非現実的過ぎて・・・ コメディだから、その辺割切れば楽しめるとは思う。 [ビデオ(邦画)] 4点(2009-11-01 23:55:34) |
2. エノケンのちゃっきり金太
東宝ビデオ版「エノケンのちゃっきり金太」を鑑賞した。 尺が72分のもので、オリジナルの前篇と後篇をぶつ切りにして、それをつないだものらしい。 確かに展開が突飛というか、いまいち分かりにくい箇所があった。 エノケンは、チャップリンの様に、自分で自分の映画を創らせると、非常に良いものを作る人だ。 脇役で黒澤映画に出たりもしているが、それほどイメージは良くなかった。 本作は、まさにエノケンの独壇場で、エノケンの良さがうまく発揮されていた。 1930年代の日本映画という趣きが存分に漂っている。 まるで、無声映画をそのままトーキーに変換した感じの味わいだ。 バックに流れる音楽も、まるで活弁つき無声映画の音楽の様である。 ラストシーンも素晴らしく、心地良く最後まで観ることができた。 ただ、面白さと完成度という点で、『エノケンの頑張り戦術』には少し及ばないかなぁ。 [ビデオ(邦画)] 6点(2009-10-17 20:38:48) |
3. エノケンの頑張り戦術
エノケンは別に好きではないので、それほど面白くはなかったが、主演二人のもの凄いアクションシーンに圧倒された。 頸を捻るシーンは、これがほんとに頚椎がやられちゃうんじゃないか、と観ているこっちが心配になるくらい無理に捻るのだ。 按摩のシーン→頸を捻る→取っ組み合い→寝技→ボクシング 、とアクションは流れるように展開され、この作品がコメディであることを忘れさせるほど、スピーディで、ど派手なアクションシーンであった。 これほど危険なアクションシーンはかつて観たことがない。 ハリウッドのどんなに有名なアクション映画でも、この二人のアクションには到底及ばないであろう。 [ビデオ(邦画)] 6点(2009-09-05 08:46:04) |
4. M(1931)
1930年代にしては犯罪モノとしての完成度は高い。 そこはさすがF・ラング。 しかし、やはりどうも古臭さを感じる。 ただし、その古臭さを、サイレント作品を楽しむような感覚で堪能できれば、また別の面白味が出てくるかもしれない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2009-08-24 23:26:29) |
5. エルストリー・コーリング
なんか出し物的に次々にミョウチクリンなTV番組が紹介されていきます。 これが、何とも奇妙な番組ばかり。 古臭さが逆に現代から見ると新鮮さに映る。 特に、太ったおじさんが器用に楽器を叩くのがクセになる楽しさ。 ヒッチコック作品だからと言って、本作はサスペンスでもミステリーでもラブストーリーでもありません。 れっきとした奇妙奇天烈な娯楽作品なのであります。 素直に楽しめたので、十分に満足できました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-21 20:39:39) |
6. 駅馬車(1939)
もっと楽に観れると思ったが、意外と苦痛だった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-10-12 16:44:01) |