1. 渚にて
《ネタバレ》 アステアが出演していなければ、観るのがだいぶ遅れたであろう映画です。そういう意味で、アステア出演というのは、かなりズルイ! (詳細はブログにて)[DVD(字幕)] 4点(2007-08-24 11:06:07) |
2. ナイト・オン・ザ・プラネット
哀しいお話ですよね…オムニバスのストーリーが移り、進むごとに哀しくなってくる。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-27 19:32:45) |
3. 波も涙も暖かい
《ネタバレ》 シナトラが本当にダメダメなろくでなしを演じています。何度となく「お前はろくでなしだ」という台詞が出てくるのですが、そのたびに大きくうなずき「んだんだ、ほんまもんのろくでなしだべ」と何やら画面に向かって語りかけてしまいます。マイアミに小さなホテルを持っているシナトラは、事業が火の車というのにキャデラックを乗り回し、女の人とウピウピして、ウソと見栄とはったりで固められた人生を歩くダメダメちゃん。いつも借金を作っては地道に商売をしている兄ちゃんに泣きついている。そんな彼には意外なことに最愛の一人息子がいるんだけれど、こいつがまたお父ちゃん大好きのしっかり者。こう書くと、ダメダメ父ちゃんがちゃんと立ち直っていく人情物語なのかと思うでしょ?キャプラだし。それがね、、、シナトラ父ちゃんは自分の行動を反省はしても、どうも立ち直っているとは思えないのですよ。せっかく面白かったのに、ラストのラストで「えっ? 具体的には何も解決されてないじゃん! これで良かったの? うーむ、おさまるところにおさまったとはいえなくないかなぁ」という、中途半端さ。富や名誉、忙しい時間を捨ててゆとりと心の豊かさを取り戻そうというメッセージはキャプラっぽいんだけれど、どうも私には合わない。たぶん一般にきちんとした生活を送って、きちんと計画的な人生を送っている人が見ると心打たれるのでしょうが、私は「そんなもんじゃないでしょう」と、ついつい反発してしまいたくなってしまいます。というわけで、『我が家の楽園』とか『素晴らしき哉、人生』とかで受けたのと同系統の心のもやもやを感じてしまったのでした。また個人的に、セルマ・リッター節があんまり聞けなかったのがちょっと残念でした。 7点(2004-10-11 02:45:46) |
4. ナチュラル
レッドフォードは、帽子をかぶって吊りバンドをし、白い歯を出して笑う姿が最高にかっこいい。10代の大リーグにスカウトされた頃のレッドフォードが、まさしくそんな出で立ちで、少ししか出てこなかったけれど、目が釘付けになりました。キラキラ眩しく輝いていて、やっぱりレッドフォードはかっこいいなぁ〜って、溜息ものです(はぁぁ〜♪)。野球の神様に微笑まれて(ついでに美の神様にも微笑まれている)彼は、前途洋々と汽車に乗ってシカゴのチームにいざ入らんとしているのですが、このまま幸せには進んでいかない。とある女性に撃たれてしまい、野球生命を断たれてしまう……。このあたりとても切なかったです。調子に乗って、出会った女性にフラフラとしてしまったのが原因っちゃあ原因なんだけれど、それにしても酷すぎる。私は、他のみんなと同じく、彼の大活躍ぶりを見たかった……。でも、そのまま終わらないのがレッドフォード。謎の男として30代半ばにして大リーグに挑戦。スターダムにのし上がる姿がとてもいいです。スポーツ映画らしく、挫折やら八百長やら、それからレッドフォードの映画らしく恋愛模様なんぞも織りまぜながらドラマが進んでいくのですが、ひとつひとつのエピソードに対して真剣に画面を観てしまいます。レッドフォード、がんばれ!レッドフォード、汚い手に負けるな!!と応援しながら……。あの雷が落ちた特別の木から作った「Wonder Boy」のバットと一緒に頑張っている彼を観るのは、とても清々しかったです。だから、最後のあのシーン。静まり返った球場で、入れ!と祈りながらボールを目で追うあのシーンはテレビの画面で観ているだけなのに、まるで自分がその現場にいるような、不思議な感覚になってしまうのです。 8点(2004-03-28 20:55:54)(良:2票) |
5. 茄子 アンダルシアの夏
《ネタバレ》 皆さん、書かれていますが、とっても短い映画なのであっさり終わったなぁって思われると思います。確かに、劇場鑑賞したらコレ1本だけだったら損した気分になっちゃうかもしれませんねぇ。だって、ビデオレンタルだって、ちょっと躊躇しましたもの。新作の値段で借りるの(笑)。じゃあ、どうして借りたのか? それは100円レンタルのものと間違えたから。カウンターに通すとき、何度「戻します」と言おうとしたことか……。でも、気の小さなみかんは、「借りません」の一言が言えず、そのまま帰ったのでした。だから心して観ましたよぉ。結果は、すごく想像力の働くいい映画だったと思います。自転車レースの過酷さは知っているつもりなので、頑張って応援しましたよ。ただ、淡々とストーリーが進んでいくので、自転車レースを全く知らない人が観たら、しんどさや充実感、レースに伴う人々の気持ちなんかを想像できなくて、やけにあっさりした映画だなぁって思ってしまう可能性大。いろいろハプニングがあるはずなのに、それらをあっさり流してしまうので、つるつるしたものに感じてしまうかもしれませんね。もう一度言います(しつこいって 笑)。想像力を働かせてご覧くださいませ(ペコリ)。ただ、写真判定のゴールシーンは迫力がありましたね。あんな長い距離を走っていて、写真判定になるっていうのはよっぽどです。ところでレースに優勝した後、スポンサーの名前を連呼する主人公には、ちょいと食傷してしまいました。そりゃあ、スポンサーが下りるかもしれないという危機状態だったのはわかりますが、それでも、ビールを飲んでいたから優勝できた……なんて、んなアホな……とか思ってしまいます。こんなに単純なもんじゃないだろう、と思いながらも、スポーツマンのまっすぐな、自分の気持ちに正直なところが観られてよかったかなぁとも思ってしまうのも事実。なんでかわからないけれど、この映画に対してちょっと甘いですね。見方が(汗)。ところで、ヒロインの声をした小池栄子ちゃん。「競輪はやらせ隊」でも頑張っていますよねぇ。こういう自転車関連のものに出ている彼女を見ると、「頑張っているなあ」って嬉しくなってしまいます♪ みんな、競輪ともども応援してあげてね。ちなみに、「競輪はやらせ隊」には小池栄子ちゃんに+して、キャイーンの二人もいます。映画に関係のないことで締めちゃってゴメンなさい……。 7点(2004-03-11 01:17:28) |