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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1.  7級公務員 《ネタバレ》 
ご贔屓キム・ハヌル姐さん主演ってコトで。お互いが国家のエージェントだという事を隠してすれ違ってゆくドタバタラブコメディな前半は大変楽しませて頂きました。花嫁姿で水上バイクを飛ばす冒頭から魅せてくれるハヌル姐さんは、やっぱりコメディやってこそだわぁ、って感じ。だけど、後半になってアクションとサスペンスが主体の物語に変化するとグダグダになってしまって。設定や描き方があまりにヌルいために、シリアスにもコメディにもなりきれずに緊張感のない映像がダラダラと流れてゆく状態になって。その上、何故か男側をデスクワーク出身で、現場ではちっともマトモな仕事がこなせませんという設定にしたために、ギャップの面白さやキレの良さを見せられず、上司との確執から生まれる人情ドラマにハンパに重きを置いているので映画全体がボヤけてしまった感があります。こういうのは『Mr&Mrs.スミス』みたいにお互いがデキてこその面白さなんじゃないかなぁ。さもなければ片方はシロートさんな『ナイト&デイ』や『キス&キル』みたいなパターンか。シンプルな対立構造の面白さだけでなく、そこに更に欲張って色々と盛り込んでしまう事でカサは増したけれど内容は薄まったという印象。コメディって単純であればあるほど楽しめるものなのかもしれませんね。
[映画館(字幕)] 5点(2011-07-21 22:03:41)
2.  9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ 《ネタバレ》 
新宿ピカデリーでは『NINE』と『第9地区』と『9』を上映中でした。大変ですな。さて、9日限定って事で本編前に元になった11分の短編が上映されたのですが、本編は長々と短編の解説をするような説明的な映画で。しかもあんまり面白くないんだ、これが。世界観とか設定デザインとか美術とか最高なのに、やってる事は延々人形VSマシンの戦闘。審判の日以降の『ターミネーター』みたいなモンで。問題はその戦いが、どういう位置関係で、キャラクター達がどういう判断からどう移動してるのか、シーンやカットで全く繋がってない、映像を羅列するばかりで判らせようとしていない点。大変ひとりよがりな状態で見ているこちらは置いてゆかれまくり。まるでマイケル・ベイかレニー・ハーリンの映画みたい。1から9までのそれぞれの個性が一人の人間という存在を象徴してゆく、という作りも個々の描写がバラけていて、なんだか失敗している感じで。あんなに大量のスタッフを動員して、だけど映画のカタチがちゃんと見えている人間皆無だったんじゃないかなぁ?みたいな映画でした。ティム・バートンってば自分から失われたモノを他人に求めて足掻いてるのかな? 点数は全てステキな世界観に。
[映画館(字幕)] 5点(2010-05-09 15:21:25)(良:1票)
3.  NINE(2009) 《ネタバレ》 
フェリーニはもちろんですが、いちばんステキだった時代のイタリア映画とフランス映画の知識がしっかりあったらたっぷり楽しめる映画なんじゃないでしょうかねぇ。私は不勉強なものだからハンパに楽しめました、みたいな感じになってしまって。それでも絢爛たるミュージカルの世界を大スクリーンで堪能する悦びを存分に味わえました。中身なんてあってなきが如きモノですけど、ミュージカルなんてそれで正解だと思いますし。いやいや、亡き母の存在を引きずったまま女達を翻弄し、また翻弄されてゆくグイドのイタリア男っぷりも面白いのですけどね。だけど、六本木ヒルズの7番スクリーンを前側ブロックのど真ん中で、って状態で見ながら、これが35ミリなんかじゃなくて70ミリの湾曲スクリーンで、ドルビーデジタルのチャカチャカした音じゃなくて磁気式6チャンネルの音響で見られたら、もっともっとイイのにねぇ、ってすっかり私を懐古モードに突入させたこの映画は、今の映画の世界から失われてるモノを懐古しているような感じもして、映画も私もそれなりにトシを取ったよね、ってちょっぴり切なくもなるのでした。
[映画館(字幕)] 7点(2010-03-23 15:45:08)
4.  なくもんか 《ネタバレ》 
阿部サダヲのぶっちぎり状態が延々と続く映画ですが、それが決して不快には感じなかったので楽しめました。カラッと強い竹内結子ってのも魅力的ですしね。庶民的な商店街を舞台にした人情喜劇、古臭い作風にしろ、クサい泣かせにしろ、それってワザとやってるでしょ?って。後半の沖縄がダレまくりで不要に思えるところまで含めてワザとなんじゃない?みたいな。それはまるで80年代半ばくらいまで存在していた松竹や東映のプログラムピクチャーのノリを求めているような感じ。沖縄部分もタイアップで無理矢理ロケ組み込んじゃうノリ。駄目な父親や、漫才コンビの相方の話を曖昧にして、きちんと完結させていないのも、続編アテ込んで作ってマス、っていう感覚を再現してみせたのかな?なんて。ただ、これがそういうパロディとしてだけで完結しちゃっているのだとしたら、やっぱりどうしたって浅いし、純粋な一本の映画としては満足できません。だから、これがもしシリーズ化されて年一本ペースで作られて、お正月かお盆に上映されて、おいちゃんおばちゃんを喜ばす映画へと発展してゆくっていうんなら、輝かしき第一作として評価したいところ。現状ではいいとこ6点。もっとも、どう見ても東宝のガラじゃないっていうのが痛いところなんですけどね。
[映画館(邦画)] 6点(2009-12-02 01:23:26)
5.  南極料理人 《ネタバレ》 
素材に対して料理法(演出と脚本ですね)が平凡な気がしました。カメラ固定の長回しを見せて「間」で感じてね、ってスタイルはいかんせん古いですわ。その「間」に費やす時間に、もう少しネタを詰め込めたんではないかなぁ。ラスト前の擬似家庭長回しなんかは、これ見よがしで、わざとらし過ぎちゃって(割烹着とか、「息子」のトレパンとか、あれじゃあ堺雅人がお母さん過ぎだあ)、ちょっと恥ずかしいです。まあ、しかし、素材の良さゆえの面白さっていうのに溢れていて。外界から遮断された、生物が生存できない世界で生きる事の閉塞感、たった8人の社会での摩擦、その中で「食べる」という生物の最も基本的な事柄についてのお話。意外にも恵まれたメニュー(ラーメン以外は)を、ごく当たり前のように口にする登場人物、だけどその毎日の食事って、材料と作る人によって創造される作品なのですよね。そこにもう少し目を向けてみてもいいんじゃない?って、特異な状況を通して語りかけてくるような映画でした。優等生風な作りの中では堺雅人に生々しい存在感みたいなのがなくて、やや薄味な気もしましたが。むしろ伊勢エビのエビフライみたいな幾らか無茶した映画でも良かったと思うんですけどね。
[映画館(邦画)] 7点(2009-09-09 17:40:04)
6.  ナイト ミュージアム2 《ネタバレ》 
相変わらず、密度低めな娯楽映画で。アクションより何より会話シーンが映画の大半を占めてる状態っていうのは、どうなんでしょう? 大変な時でも、1時間のタイムリミットが設定されて以降も、いちいち会話シーン。その大量な英語の羅列とアメリカ!って要素に支配されていて、段々と日本人的にはなんだかどうでもいーや、ってキモチになってきちゃったりして。前作のキャラクターを延々と封印してしまう状態は、新キャラクターで楽しませようとする配慮なのかもしれませんが、逆にイライラさせる要素になってしまっていますし、カポネやナポレオンといった新しいキャラに特に面白味があるワケでもなく。新しい会社を興して成功した状態が、どれだけ主人公にマイナスになっていたのかが全く描かれないので、やっぱり警備員最高!って結論を出してしまうのも強引なだけ。前作よりもお子様お楽しみ映像も少なめになっちゃったかな。結局、もうひたすらエイミー・アダムスを見てましたねぇ。エイミー・アダムスを眺める分にはイイ映画。自分的にはこの映画、それだけ。あ、あとロビン・ウィリアムスがハナ肇。
[映画館(字幕)] 5点(2009-08-14 16:43:37)
7.  ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 《ネタバレ》 
前作を「ファンタジーとしてちょうどいい感じ」と形容しましたが、前回の原作未読な状態と今回の既読な状態とでは、多少、いや、相当見解が違ってきます。原作が児童向けなのに対して映画はもう少し年齢層を上げ、原作にないエピソードをあれやこれやと盛り込む事(原作通りの映画化ならば1時間半もあれば十分でしょう)で、プラスとマイナスとがハッキリとしました。カスピアン王子とピーターとの対立や、スーザンとの淡い恋は、物語に奥行きが生まれた一方、ミラース王の陰謀、城への夜襲のエピソード、アスランによるテルマール軍への攻撃などは、必要以上に作品世界を荒々しくハードなものにしてしまっているように思えます。『指輪物語』の影響ゆえ、娯楽ファンタジー要素てんこ盛り大作にせざるを得ないという感じなのでしょうが、もう少し呑気で牧歌的であっていいと思うのですが。クライマックスでは原作のファンタジックな展開を、前作と変わり映えしない乱戦に変えてしまった点で勿体ない感じですし。とは言え、すっかりこの世界にハマり、映画を見ている間ずっとワクワクさせてくれたので十分に堪能、満足しました。ネズミかわいーし。
[映画館(字幕)] 8点(2008-05-24 22:48:27)(良:1票)
8.  奈緒子 《ネタバレ》 
何もかもボヤけた映画。これ、実はほぼ全編、晴れた夏の青空の下で撮られなければならない映画だったんじゃないですか? ところが殆ど曇天なのですね。延々と薄グレーな色調なの。更に「このカットはカメラが動きますよ」とカット頭からハンディで雑に動くので予め判る、って。カメラが被写体を適確に捉えきれていないために、登場人物の表情がどうもきちんと見えてきません。特に鶴瓶は、一体どんな表情をしていたのか、全く印象に残らない感じ。そして、そんな画面に呼応するかのように、映画そのものも輪郭が曇ってボンヤリとしてしまっている感じです。奈緒子は単なる狂言回しという役割しか与えられていないのに、その役割すらも怪しくなってしまうという悲しさ。クライマックスではその存在が消えかかってましたからねぇ。始めに天才ありきという、マンガを原作とした映画につきものの基本設定が、映画のテンションを下げてしまっていますし、最初の駅伝とクライマックスの駅伝とで、さしたる進歩を感じさせない主役他数名に、お前映画一本分何してた訳?とツッコミ。一年生クサいし。また倒れそうなところを今度は回復しちゃうってパワーがマンガ的マジック以外の何物でもない、って感じだし。マンガのチカラと映画のチカラは別物ざんすよ? そうそう、鶴瓶は凄まじいミスキャストだと思いました。別の人がやってたら1点はアップするってくらいに。
[映画館(邦画)] 5点(2008-02-18 20:01:59)
9.  ナポレオン・ダイナマイト 《ネタバレ》 
ダメでヘンな人間ばっかり出てくる映画。口がいつも半開きの主人公と親友ペドロ。肩幅のミョーに狭いお兄さん。三人ともリアクションが薄くて、やる気がなさそうで、だけど突飛な行動に出るところが同じパルスの中に生きているようです。明らかに違うパルスで生きているように見える高いテンションの叔父さんは、だけど歳を重ねただけダメさが増しているだけのようだし、それぞれに違った生き方をしているように見える人達も、なんだか澱んだ空気の中でジットリとダメになっているような、そんな映画。その人々の姿を面白く楽しんで見ていられるか、と言うと、私はダメでした。それぞれに訪れるハッピーな展開はまるで幻のようにしか思えませんでしたが、それより何よりとにかく主人公にイライラしっぱなしで。だって、背が高くてヒョロっとしていて、猫背で内股気味で、ヘンな歩き方で、絵を描くのが好きで、でも下手で、ヘロヘロしてて、やる気なくて、口開いてて、つまりコイツは映画史上最も私の若い頃にそっくりな主人公なんだもん! ああ、なんてこった!腕時計まで奴とお揃いだ!!
[DVD(字幕)] 5点(2008-02-13 11:58:47)(笑:2票)
10.  ナイト ミュージアム 《ネタバレ》 
「ぎょえー!ディック・ヴァン・ダイクとミッキー・ルーニーが現役バリバリで出てる!」ってそこはびっくりわくわく(ハラハラ)して見てましたけど、でも、映画としては刺激薄かったなぁ。細かい部分では笑わせ楽しませてくれましたが(猿とのどつき合いとかタイヤの嵐とか)、物語世界は予告編から予想されるそのまんまの映画でした。半端にバカ映画、半端にお子様向け、半端なスケール、なんだか全てがそこそこで作られていて、どこかもう少し尖がった部分があればねぇ、といった感じがしました。アメリカ映画にありがちな空回り系のお笑いが多くて、もっとスピーディに先に進んでくれないかなぁ、とも。3人の老人の扱いも、あまりいい感じではありませんでしたし(悪役だったにしても、もう少し愛着を持てるような描き方ができたと思うのですが)。ベン・スティラーの映画として見てしまうと、これまた半端にマトモそうな人だったりして、妙に居心地の悪い気分にさせられたりもして。ノンクレジットでゲスト出演してる人も、役に合ってるのかいなぁ?って感じがしないでもありません(なんか軽過ぎない?)。ただ、劇場でのウケはかなり良かったので、多くの人が楽しめる映画なのだと思います。私みたいな頭の固くなった映画おたく向きな映画じゃない、ってところですね。
[映画館(字幕)] 5点(2007-03-31 19:45:03)
11.  NANA2 《ネタバレ》 
前作は主役二人と原作の物語のお陰で楽しめた、という感じだったのですが、今回は映画としてのクオリティそのものは大差ないものの、かなり劣る印象になってしまいました。もともと前作からして雑な映画ではあったのですが、原作に救われている感がありました。ところが今回は雑さは相変わらずな上、物語もハッキリしません。まだ原作が完結していないだけに、きちっとしたケリを付けられないのでしょうが、2時間以上に渡ってゴタゴタを見せられ続けた上で、なんにも解決してないじゃん!みたいなモヤモヤした状態で終わってしまうのはどうなんでしょう? しかも宣伝で完結編とか言ってるし。これで完結でスッキリできる訳ありません。それに、やっぱり主役交代が痛かったですね。市川由衣には悪いんですけど、宮崎あおいが降りてしまった時点で続編そのものの製作を止めてしまった方が良かったのではないかと。どうも安っぽい続編映画って感が漂ってしまっていて、全体的にグダグダな印象。新宿のライブシーンなんか、そこだけ浮いている感じでキチッとキャラクターの気持ちがシンクロしてゆく感じがしません。イギリスロケ部分だけが綺麗な映像も、なんだかなぁ(前作もそうでしたが、もう少し丁寧に本編撮ろうよ・・・)。それでも二人のナナの物語そのものは嫌いではないので、最低限のところでは楽しめてしまうという。ハチがなんとか輪の中に入っていたくて逆にどんどんと世界を壊してしまう、その弱さが痛いなぁ、と。だからこそ、そのままで終わるのは困るんですけど。作っちゃったのなら作っちゃったで、今回で完結とか言わずに最後まで責任取ろうヨ。
[映画館(邦画)] 5点(2006-12-29 21:41:31)
12.  南極日誌 《ネタバレ》 
ハズレでした。んー、ロケーションの風景が素晴らしくて、だけどそれゆえに後半になると怒涛のように現われる「合成です」ってハッキリしてしまう画面に冷めます。登場人物全員がキャラ的に面白くもなんともなくて、ずっとむすっとしていて全編陰鬱。ひとりひとり消えてゆく事になっても、思い入れが全然ないので恐怖感が湧いてきません。ホラーなんだかサイコサスペンスなんだか半端な状態でずっと物語が続くし、捜索隊は一度ヘリが出てくるだけで、あと何やってたんだか判らないし。ソン・ガンホはキューブリック版「シャイニング」のジャック・ニコルソンの如く、最初からおかしいんじゃないの?って感じにしか見えませんでしたし。太陽がずっと空にあって、風景がずっと白くて、その中で狂気に駆られてゆくっていうのが主題ならば、なんだか思わせぶりなイメージショットが多すぎですね。結構贅沢な環境で作られた映画だとは思うんですけど、私としてはこんな退屈な映画にしちゃって勿体ないなぁ、としか思えませんでした。
[DVD(字幕)] 3点(2006-11-05 01:17:13)
13.  NANA 《ネタバレ》 
おいちゃん、この点数付けるの勇気要るだよ。じゃあこの点になった経緯を解説してゆきましょう。(2~3点期)あーあ、少女マンガを映像化するんだったら、こういうフツーな日本映画の画じゃダメでしょ。リアルを持ってきちゃうとマンガ的言語との齟齬を来たすのは目に見えてるんだから。色悪いね。構図悪いね。意味のないカメラワークうざいよ。なんで宮崎ナナのモノローグ=回想の中に更に中島ナナの回想が入ってんのさ? なんだかなぁ。つーか7階以上あるマンションにエレベーター付いてないってのは条例違反だで。(4~5点期)でも2人のナナは良くないかえ? なんか結構面白くなってきちゃいましたがぁ。(6~7点期)上着取替えっこしたところからの怒涛の展開にじんわり。2人、橋の上を歩くシーン(大泣きする宮崎ナナを黙ってなぐさめる中島ナナ)にほろり。(そして8点期)ライブシーンに挿入される中島ナナの回想、そしてライブに涙する二人に、映画における音楽の役割は時として理屈を超越するのだなぁ!と感動。すっかり二人のナナの虜に。この映画、面白いよ、良かったよ! ・・・でもね、その良さは多分原作マンガの良さと、主演二人の良さ。前記のように欠点はメチャクチャ多く、他のキャスティングにはかなり疑問もあり(特にムッツリしてるだけでカッコ付いてない松田龍平くんはかなり違和感あり)、なんだかんだと問題ありまくり、でもでもそういう問題を超越しちゃってる良さがありましたとさ。映画は技術だけでは語れないのだなぁ。できれば続編は最低限、もっと画を綺麗に撮って下さい。1カット、宮崎ナナの鼻の下に細い影が出来てて、長い鼻毛に見えるカットがありましたで。
[DVD(邦画)] 8点(2006-07-31 01:18:37)
14.  ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 《ネタバレ》 
見る前、「なんか目新しさ全くなしで、魅力感じないなぁ」「でも原作は『アレ』よかこちらの方が好きという人もいるしなぁ」という事で、不安度90%期待度10%くらいで臨みましたが、結果は大満足。ファンタジーとしてちょうどいい感じなんです。アレはハード過ぎて楽しい部分が足らないなぁ、ソレは逆にちょっと子供っぽさが過ぎるなぁ、って中で、自分の中にあるファンタジー映画かくあるべし、っていうののど真ん中に来ました。ディズニーブランドゆえの抑制が、いい具合に機能していて安心して楽しめる映画になっています。奇を衒ったような演出もないですし、目を見張るような視覚効果が炸裂する訳でもありません(今となっては斬新さは感じられない、限界の見えるお馴染みデジタルの世界)。でも、現実~夢の世界~そして現実の、ファンタジーのキモの流れがとっても入り込み易く、すぐに世界に引き込まれ、主人公達の体験、気持ちを自分のものとしてキッチリ感情移入できました(今時それって貴重)。それは原作の力によるところが大きいのでしょうね。長く親しまれてきた原作を映像化するにあたっては、時代に流されない普遍性を持った映像化が必要だと思いますが、それに真面目に取り組んでいる印象がありました。きっちり物語として完結するので大風呂敷広げまくりに伴う「ラストでモヤモヤ次回作までずっとモヤモヤ」もありませんしね。純粋に次の物語ってどんななの?って楽しみが増えました。しかーし、映画を見終わった後、同時刻に遥か離れた遠方の地で見ていた友人から届いたメールの映画の感想は散々。アレと比較してくれるな、アレより原作の出版は前だで。しかし、アレの方が映画化は先だったワケだし、アレがなければこの映画化もなかったのでしょうね・・・。
[映画館(字幕)] 9点(2006-02-25 20:43:43)
15.  茄子 アンダルシアの夏
もっと丁寧なアニメかと思ってたんですけれど、意外と雑。CG部分ではなく手描き部分のモブシーンはリミテッドでちょろちょろ動かしてる状態ですし、大量の自転車が絡む俯瞰映像では、よく見ると横滑りしてる自転車やずるずるバックしてる自転車がある、と。キャラクターも日本人にしか見えないですし(日本人が主役だとばっか思ってましたよ)。今時スタンダードサイズという、映画館の上映環境を無視したような作りもどうかと思います。物語の方も、たった47分じゃドラマをじっくり楽しめる訳もなく、それぞれの人々が通り過ぎてゆくばかり。主人公ペペ自体に魅力的なエピソードが欠けていて感情移入できないですしねぇ。あと、やっぱり飲酒運転はイカンでしょ。いかんせん、お金払って映画館で見るにはツラいですね。映画ファン感謝デーなら1000円でも3時間の映画が見られるワケで、だからこの映画の適正価格はせいぜい700円(感謝デーは400円)くらいじゃないかなぁ。
[映画館(字幕)] 4点(2005-04-17 22:40:11)
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