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青観さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 1963
性別 男性

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21.  二階の他人
山田洋次監督のデビュー作ってことらしいけど、なるほどね。こりゃ確かに山田洋次監督らしいし、どこをどうとっても山田洋次監督ならではの人間的描き方、アパートの住民の人間模様、ちょっとした喧嘩の場面、弟を叱っている兄、その時の母親の涙、ここで何を言うかと思ったら「ちょっとションベン行って来る」て、おい!おい!寅さんそのものやないか!全体の出来、面白さという意味では監督デビュー作品らしく、まだ山田洋次監督の喜劇としての本領は発揮されてないけれど、所々で感じる後の「男はつらいよ」シリーズに通じるそんな内容になっていると思いました。
[DVD(邦画)] 6点(2008-02-23 16:36:02)
22.  肉体の門(1964)
肉体の門、正にその名の通り、自分たちの肉体を武器に生活する女達のドラマが展開されて行く。不況の中、男社会で女が生き抜くためには自分たちの身体を犠牲にまでしなきゃならないという厳しさを描きながら必死になって頑張る女達、作品全体のテーマが重いだけにどの俳優も見ていて痛さを感じる凄まじさを痛感させられた。好みという意味では「河内カルメン」のような作品のが好きだが、作品全体のエネルギーではこちらの方が上かもしれない。 
[ビデオ(邦画)] 7点(2008-01-26 18:59:14)
23.  にっぽんぱらだいす
赤線を描いた映画はこれまでも幾つか観てきたが、この映画でも描かれているのは男社会の中で厳しく生き抜く女達を力強く描いていて、彼女らの人生、これから先、見えてこない希望、それでも何かにしがみつきながら生き抜こうとする姿、ラストのあの軽快な音楽の中、絶望的だと解っていながらも明るく振る舞い去って行く姿にはある意味、希望が見えるそんな気がした。
[ビデオ(邦画)] 7点(2008-01-13 11:27:50)
24.  女系家族
これはまた何ともえげつない。人間の持っている金に対する欲望、本性丸出しの凄まじい戦いに見ていて恐ろしいほどの恐さを感じる。父の遺産相続についてああだこうだと色々文句を言っては何とかして自分だけ良い思いしてやろうとばかりに思っている連中、そんな中で若尾文子のしたたかさ、彼女の前には他の全員、何もすることすら出来ない。ただただ呆然とする以外ないのだ!この作品は何と言ってもお互いの感情を剥き出しにして、化かし合いをしている姿が面白く、そして、やはり若尾文子です。あれだけ色々とえげつないことされながらも最後はそれを利用して一番良い所を持って行ってしまうのだから!それにしてもこの作品の若尾文子の美しさ、何とも言えないあの色っぽさ、それでけでも観ていてゾクゾクさせられる。
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-06 22:17:25)(良:1票)
25.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
昭和二十年(1945年)の8月15日、日本人にとって忘れることの出来ない。けして、忘れてはならない出来事、日本の終戦の事実を映画化している。黒沢明監督と小津監督の作品に出てくるようなメンバーが沢山出ています。これだけの豪華な顔ぶれ、今は絶対に無理です。そのぐらいとにかく出ている俳優陣の凄いこと。それだけでも凄いのに、この映画、誰一人として愚かに描いていないのが凄い。流石は岡本喜八監督です。またこの作品のシナリオを書いた橋本忍という日本映画史上最高の脚本家の力も忘れてはならない。これだけの俳優陣を使いながらもこれだけの緊張感を生み出すのは監督の力と脚本家の力があってこその緊張感漲る作品になってます。一人一人の発する台詞の重み、やっていること、考えこそそれぞれ違っても国を愛する気持ちだけは皆、同じであるという思いが伝わってきます。三船敏郎の本当に阿南陸軍大臣が乗り移ったかの様な凄まじさと笠智衆演じる鈴木総理の身体全体から伝わってくる人間的な優しさ、更にこの映画の中で私が最も感動したのは戦争によって消えていった少年達を静かに見送る伊藤雄之助の仕官の姿に静かなる感動を覚えた。畑中少佐と椎崎中佐が自決するシーンは実際に皇居の中の芝で撮られたと聞いたことがあるが、岡本喜八監督は逮捕覚悟で望んだに違いない。その凄まじいほどの執念には頭が下がる。伊藤雄之助の仕官の後ろ姿に戦争に対する怒りが集中しているように感じる。ラストの仲代達矢のナレーションを忘れてはならい。我々日本人が日本人である以上、一度は観ておくべき作品だと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-15 11:13:14)(良:1票)
26.  にっぽん泥棒物語 《ネタバレ》 
三國連太郎の演じる主人公は、泥棒上がりの前科者である。その前科者の三國連太郎の泥棒時代のエピソードとそこに関わる人達、また泥棒からは足を洗ってはいるものの、世間の眼はとても冷たい。かつてまだ泥棒時代だったある日、列車の脱線事故を目撃したことで、警察に色々と聞かれたりもする。あること、無いこと色々言われても、家族を思う者として耐える三國連太郎の主人公の姿に心を打たれる。そんな三國連太郎の裁判シーンでの笑えること。伊藤雄之助の警部に対し、嘘の証言を迫られたことを述べるシーン、それを見つめる妻、佐久間良子の表情も切ない。更にこの作品、元泥棒だった三國連太郎演じる主人公が警察の尋問に対して、思い切り笑える皮肉を沢山言うのだが、これがまた物凄く笑える。警察にあなたは泥棒する時は縄は用意しないのですか?という質問に対し、泥棒は縄など用意はしません。何故ならお縄になるなどと、言っては裁判を見に来ている客を爆笑の渦へと巻き込み、このシーンは私も大爆笑してしまった。更に凄いのが警察は嘘を言わせようとしている。嘘は泥棒の始まりではと言うようなことを言う。元泥棒による警察に対する皮肉いっぱいの凄い作品を観た気がする。法廷シーンでの三國連太郎の演技は本当に凄い。やはりこの人、ただ者ではないとこの作品を観て改めて感じた。三國連太郎=すーさんとばかり決め付けてはいけないし、そう思っている方に特にお勧めしたい。これまた間違いなく俳優、三國連太郎の代表作の一つだと言えるでしょう!
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-12-10 16:12:31)(良:2票)
27.  日本侠客伝 斬り込み 《ネタバレ》 
今回でこのシリーズ観るのは四本目だけど、今回はいつもと違った展開、何と今回は高倉健演じるやくざな男に一人息子がいるという今までとは違う内容!冒頭からいきなり殴り込みのシーンで始まり、最後もお約束通り殴り込みで締める。それだけなら何も変わらないのでは?と思うかもしれないけど、違います。マキノ雅弘監督はこの作品では初めてだと思う試みをしています。それは義理と人情、やくざの世界にいる男は最後は必ず捕まってしまうものの、今度だけは一度は捕まるけど、最後は捕まらない。高倉健と藤純子の最後の二人のツーショット、笑顔が素晴らしい。これは今まで私の映画を見て、応援してくれている人へのプレゼントのように感じる清々しい終り方!そこまでの流れの中でも主役だけでなく脇を固める俳優陣、一人、一人をきちんと描いているから全くダレルことなどない。マキノ雅弘監督の演出の上手さによって、一人、一人の人間性、例えば金子信雄と長門裕之の二人の子分についてもとても爽やかで気持ちが良い。金子信雄の最初の登場シーンで見せる健さんとのやりとり、卑怯な手を使う悪い奴らを許すことなど出来ないとばかりに寝返り、健さん達の見方となる長門裕之とその仲間達、とにかく義理に厚く、人情に弱いそんな男達の人間模様を描いているからマキノ雅弘監督作品とこのシリーズを初めとするこの頃の東映任侠映画って人気シリーズとして何本も撮られ、そして、どれもが大ヒットとなったのだと私はこの作品を観て益々感じました。いずれにせよ、マキノ雅弘流、任侠映画的な熱くて熱くて盛り上がるそんな作品です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-12-02 09:13:44)
28.  日本侠客伝
うん!なるほど、これがこのシリーズの最初の作品か!どうも観ている順番、滅茶苦茶だけど、そんなことはこの際、どうでも良いと思うし、それはそうと、マキノ雅弘監督の任侠ものに多く出ているいつもの常連達に加えて、中村錦之助も加わるというただでさえ豪華な顔ぶれが、より豪華になって良いのだが、どうにもこうにもこの作品の中の中村錦之助の人物像の描かれ方が気になって仕方がない。ゲスト扱いみたいな扱われ方と影の薄さが気になる。やはり中村錦之助は脇を固める俳優ではなく、主役を張る人間だと改めて思った。そして、高倉健にしても登場の仕方が何かいつもと違って、ワクワク感がない。そんな中でもマキノ雅弘監督らしい脇役の描き方の上手さなどは相変わらず上手いし、色々と見所はあるけど何か吹っ切れず、マキノ雅弘監督作品に流れる熱い感じというのもやや薄く感じた。それなりに楽しめたけどマキノ雅弘監督作品としては物足りないです。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-10-29 21:44:56)
29.  日本侠客伝 雷門の血斗
マキノ雅弘監督によるこのシリーズ、今回で観るのは二本目だけど、個人的には前に借りて来て観た「関東編」の方が良かったし、好きだなあ!何て言うのかなあ?相変わらず高倉健はかっこ良いし、一つ一つの台詞から表情まで決まってるし、それはそれで良いのだが、脇を固める俳優陣も悪くはないと思うし、むしろ良いと思うぐらいなのだが、殴り込みのシーンへの持っていき方がいまひとつぱっとしない気がした。それと気になって仕方がないのが、藤純子です。相変わらず美しく撮られているのだけど、あまりにも泣き過ぎ、泣かせ過ぎなんじゃないのかな?とマキノ雅弘監督作品は大体が標準レベルより上だと言えるし、そう考えてしまうと、マキノ雅弘監督作品としては雑な面も見られて弱い気がする。期待が高すぎるのかもしれないけど、これはこれで一本の映画として観ればそれなりに楽しめるけど、やっぱり物足りない。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-09-03 18:29:17)
30.  日本侠客伝 関東篇
これはまた今まで観たマキノ雅弘監督、高倉健主演の昭和残侠伝ものとは違う(良い意味で)雰囲気の高倉健の陽気さとでも言うべきか?これはこれでまたしても面白かった。ほとんど言いたい事は既にぐるぐるさんが書かれていますが、花田秀次郎とは違った俳優、高倉健の魅力、新鮮さ、また脇を固める俳優陣にしても、これがまた1人、1人、きちんと描かれているから楽しめる。マキノ雅弘監督らしい殴り込みのシーンでの大迫力、ラストもいかにもマキノ雅弘監督らしい閉め方とでも言うのか?とにかくこの盛り上がりの持っていき方といい、本当に上手いなあ!と感心させられました。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-30 21:28:45)
31.  任侠中仙道
これもまたなかなか見応えのある任侠映画て感じで、やはり私もこの作品の大きな見所は片岡千恵蔵と市川右太衛門が川沿いで向き合う所とラスト近くでのシーンでの再び向き合って悪人どもをやっつけた後、握手するところだと思います。それにしてもこの作品もこれまた本当に出演者の顔ぶれの豪華なこと。もうそれだけで見る価値ありです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-23 22:06:11)
32.  肉弾(1968) 《ネタバレ》 
岡本喜八監督による戦争映画でありながらもコメディの要素も含めたこれは面白くて、最後はほんの少しではあるけど感動の秀作です。この作品の主人公、あいつを演じた寺田農の演技が素晴らしく、またその他の出演者も良いです。あっ!そうそう、仲代達矢のナレーションも良い。笑ってしまうのが、素っ裸の寺田農を見て他の軍隊の奴らが「あいつの○○○○」でけえなあ!て言うそのバックで流れる仲代達矢の「大したことはない」ていうのには思わず大爆笑です。この映画はどんな苦しい環境にあっても生きるということの素晴らしさを描いていて主人公のあいつじゃないけど、死んでしまったら立ちションベンも出来ないし、それはともかく間違いなく岡本喜八監督の代表作のひとつであると言っていい作品だと思います。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-20 14:57:52)(良:1票)
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