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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  女系家族 《ネタバレ》 
いや、もう、何というか、これぞまさにドロドロ映画ですよ。三姉妹の存在的重量感だけでただごとではないのに、それに浪花千栄子大姐御が被さって加わってくるわけです。番頭やその妻だってろくでもないし、端役に見える山守にも見せ場ありだし、そうそう田宮二郎兄貴だってどうしようもないです。皆が皆、当たり前のように我の利益しか考えていません。この徹底ぶりはむしろ爽快です。それに対峙するのが若尾様なのですが、当然ながら無力です。しかしその、虐げられるほど滲み出てくる色気が、その他全員のむき出しの欲得と拮抗しているという、不思議なバランスを見せつけています(そしてそれがラストのカタルシスにつながることはいうまでもない)。ホネはシンプル(つまりは遺産相続という一点の枠内のみ)なのに、演技と演出でここまで面白くできる。ドラマとはこうあるべきです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-10-04 02:25:12)
2.  女体渦巻島 《ネタバレ》 
タイトルは何じゃそりゃというか、ほとんど中身と関係ないのですが、とりあえずB級感満載のギャング映画です。ちょっと影のありそうな謎めいた主人公が登場するのですが、もっともらしい難題が提示されつつ、その割には都合良くサクサク進みます。そしてあっけなく終わってしまいます。バーのカウンターでショットの中身を見破るようなキザな場面がもっと見たかったのですが、むしろああいうシーンこそがこの作品では例外なんでしょうね。
[DVD(邦画)] 4点(2022-03-28 01:44:46)
3.  虹の中のレモン
ヴィレッジ・シンガーズの主演作第2弾。ただ今回は、ひたすら青春一直線だった前作と少し違い、ヒロインが孤児の世話をしていたりとか、竹脇無我と加東大介の親子対立問題が絡んだりとかがあったりして、微妙に作品に暗い影が漂っており、それがGSパワーも削ぐ結果となっている。大体、竹脇先生の場合、気合を入れれば入れるほど一気に作品をシリアスに塗り替えてしまうので、それと爽やかヴィレッジが合うわけがないのです。しかも、竹脇先生と中山仁の共演シーンなどでは、とたんに画面にまともな演技的雰囲気が満載になってしまうのが、逆に笑えてしまうので困ります。あと、GS映画恒例の?ヘルプ出演は、パープル・シャドウズです。
[DVD(邦画)] 5点(2019-05-15 21:35:05)
4.  日本一のホラ吹き男
まだこの頃は、「会社の中で出世すること=国民全般にとっての人生目標」と捉えられていた時代であって。したがって、肝心のホラ吹きというのもその枠内で構成されているので、今見ると何がホラなのかという気もするし、したがって笑いとしても成立していないのです。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2018-08-07 03:03:28)
5.  ニッポン無責任野郎
無責任をただ無責任に描いても、面白くも何ともないし、テーマにもなっていないわけで。無責任ならではのギャップなり摩擦なりが発生して、それを何とかしてこその無責任でしょ。なので結局、この作品は、オチもなければ笑いもないのです。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2017-09-13 01:16:56)
6.  肉弾(1968) 《ネタバレ》 
ひたすらシュールな画面を次々に塗り重ねて作ろうとしたのがとてもよく分かる作品。前半の女郎屋~防空壕くらいのくだりまでは、白黒なのに絶妙に汚れ感が表現されている映像関係も含め、じめじめ感やぼろぼろ感がよく表現されていたと思う。しかし、砂漠のあたりからはそのシュールさが度を越してしまい、そもそもどういう世界観なのかという根本から迷走することになってしまった。ベースに不条理性を置くのであれば、あまりにじっくりしているのは逆効果で、90分台くらいに刈り込んでもっとペースを考える必要があったと思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-28 02:36:54)(良:1票)
7.  日本侠客伝 《ネタバレ》 
導入部分はちょっとごちゃごちゃしているのだが、材木運搬シーンあたりから一気に展開が凝縮されてくる。ただ材木を運ぶだけというテーマだけで、あそこまでの緊張感を維持しているのはなかなか。ただ、結果としてはその後はごく単純な収束で、俳優陣のキャラクターによりかかっている気がしなくもない。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-06-08 20:01:31)
8.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
猿人がただうろうろしているだけの沈黙の空間がもたらす重量感と暴力性。そこから一気に宇宙空間に転じる映像内革命の破滅的なほどのインパクト。ここまでで私には十分お腹一杯でした。贅を凝らした宇宙船内描写をもってしても、この導入部分の衝撃には及んでいません。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-04 01:46:43)
9.  ニッポン無責任時代
もう少し一直線にはじけるのかと思っていましたが、意外に多くの部分は真面目なつくりでした。ただ、後発のいろんな喜劇の源流になったという点では価値ある作品でしょう。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-05-13 00:20:39)
10.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
全体を知った後で個々の場面にじっくり注目しながら見ていくと、作品としての凄味がよく分かりました。圧巻なのはむしろ前半の会議の部分や決定から録音までのステップの部分で、ここでじわじわと丁寧に順を追っているからこそ、後半の反乱の部分が生きています。また、以前は一部を除いて個々の役者が目立っていないと思っていたのですが、よく見ると(よく見なくても?)凄いのは、笠智衆の鈴木首相の冷静沈着な迫力。とりわけ、すべてが整った後に、何気ないことのようにさらりと吐き出される「内閣総辞職」の一言の重さに鳥肌が立つ。
[映画館(邦画)] 8点(2009-06-21 13:08:04)
11.  ニュールンベルグ裁判
この歴史的事件を映画化するにふさわしく、重厚かつ丁寧な作りです。多くは法廷での弁論や尋問のシーンなのですが、シェルとウィドマークは鬼神のごとき迫力で(しかも大袈裟でない演技で)ぶつかり合い、トレイシーはそれを一言でずしりとコントロールする。バート・ランカスターは黙って座っているだけなのに、目の動きだけですべてを語り尽くしている。この緊張感だけで3時間お腹いっぱいです。長台詞の場面でも、それが必然性をもって迫ってきます。さらに、証人や関係者役の人たちも、ここぞというところで主役級の存在感を見せ、作品の重みを増しています。また、当然のことながら法廷という狭い限定空間でのシーンが多い中で、何とか工夫を凝らしていたカメラワークも、必死の努力が窺えて印象的でした。
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-28 03:46:40)
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