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六本木ソルジャーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 823
性別 男性

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1.  2012(2009) 《ネタバレ》 
ステーキを食べようと思ったら、ステーキじゃなくてコンニャクだったというような映画。エメリッヒに期待するほうが間違いなのかもしれないが、物足りなさを覚える。壮絶な映像も見慣れてしまっているのか、期待していたほどではなかった。 ただのパニック・ディザスタームービーを作るのではなくて、人類が滅亡する際にいったいどういう光景ややり取りが見られるのかというリアルさがあるヒューマンドラマを製作したいというような狙いが見られるが、上手く成功したとは思えない。 ヒューマンドラマを作りたいのならば、きちっと“核”を設定しないといけない。本作ならば、“主人公たちが本当の家族になる”ということだろうか。離れて暮らす息子たちと本当の“絆”を築けた際には評価される感動作になることができた。父親のことをあまり好きではない息子がなんとなく父親と打ち解けて、なんとなく父親を助けようとしたのでは“感動”は生まれないのである。父親に対して激しく反発する中で、父親の良さや父親からの愛情を再認識して、嫌っていたはずの父親を最後は自分の命を捨てようとしてまでも助けようとするところまで彼らの絆が成長しないと面白くない。本来ならば、家族や息子を助けるために主人公が死ぬということが感動的な落としどころだが、そういうオチに持っていくことが難しくなるほど、本作は煮詰まっていない。本作では多くのキャラクターが死んだが、はっきり言って効果的かつ感動的に描けたものがほとんどなかったような気がする(評価できるのはロシアのオヤジくらいか)。誰かのために何かをして“死ぬ”という人間の美しさが伝わってこない。 また、何かしらの“悪”というスパイスが必要ではないか。人間の敵は自然ではなくて人間という落としどころにもなる。金持ちのロシアのオヤジと科学者の上司のような男の二人が“悪”の候補者になり得たが、どちらも存在感を発揮したとは思えない。人間というものは生き残るためには、誰かを犠牲してもいとわないという考え方もあるので、人間の浅ましさをも描いた方がよい。その方が、人間の美しさも引き立つだろう。いずれにせよ、困難にぶち当たった際に一致協力して立ち向かおうという人間の姿を描く濃密なヒューマンドラマか、自分だけが助かりたいという人間の醜さが招く悲劇か、何かしらのものを描かないと本作のような中途半端な作品になってしまう。
[映画館(字幕)] 5点(2009-11-21 22:49:19)(良:1票)
2.  20世紀少年 《ネタバレ》 
原作未読。1ページも読んだことはない。 浦沢直樹原作のため、公開前から気になっていたが、鑑賞がかなり遅くなってしまった。その理由は本作が堤幸彦監督作品だからである。彼には才能があると信じていた時期があった・・・。しかし、最近の作品は中途半端でどうしようもない駄作を連発し、まるでやる気を感じられない。 1%の期待もかけずに駄作を見に行くという覚悟で本作に臨んだ。 まったく期待していなかったためか、中盤までは意外と面白いと感じた。 「へぇ~、堤もマトモなものを作れるんだな」と安心していたが、コンビニが全焼した辺りから、徐々におかしくなっていき、最後には「堤、映画作るのやめやがった!」というほと酷い展開になっていった。 「こんなのロックじゃねえ!」というセリフがあったが、まさに「こんなの映画じゃねえ!」と言いたくなる。 中盤まで比較的丁寧に作っていたのに、なぜ肝心の終盤で手を抜いたのかが理解できない。 最後の展開は映画ではなくて、単にストーリーを展開させただけのもの。 あらすじを切り取って、紹介しているようなものであり、“長い予告編”を見させられた想いだ。 キャラクターの心情など何一つも伝わってこない。 唐沢以外のキャラクターはほとんど人形でもいいと思えるほど、死んでいる。 原作の雰囲気が全く分からないので、妥当かどうか分からないが、“友情”辺りのキーワードを基にストーリーを再構築してもよかったのではないか。 長い原作をそのまま描こうとするのは、映画作りとしては素人の発想。 堤も中盤まではその辺りは分かっていたと思うが、最後には放り出した。 単なるあらすじの紹介ならば、映画など見ずにマンガを読んだほうがいい。 本物のプロならば、いくら長い原作であっても、上手く調理して一本の映画として満足できるものに仕上げられるはずだ。 作品に対する情熱がやはり全く感じられず、これではプロフェッショナルの仕事とはいえない。 「原作より映画の方が面白い」と言われてこそ、プロというものだろう(原作は全く知らないけど)。 ただ、ストーリー自体は面白いと思う。 続きのストーリーを知りたいとも思う。 しかし、ストーリーが面白いからといって、「映画が面白い」「映画の質が高い」とは決して言えない。 感情が揺り動かされないと高い評価はできない。
[映画館(邦画)] 4点(2008-10-04 01:43:09)(良:1票)
3.  28週後... 《ネタバレ》 
ハリウッド大作にありがちな妥協がみられず、製作者の思い通りに映像化できたのではないか。ある意味では“本物志向”のゾンビ映画に仕上がっており、映像的には、かなり見応えがあるものとなっている。 毒ガスの扱い・ヘリコプターのプロペラや、神出鬼没のカーライルなどは必ずしもリアルとは言いがたいが、映画である以上目をつぶれるレベルだ。 映像面では見応えはあったが、ドラマに関しては、少々弱いとは思う。 キーワードとしては、「見放す」ということが全編を通して描かれていたのではないか。「夫は妻を見放す」(冒頭のキスと中盤のキスがリンクしているが、中盤のキスが悲惨な結果を招くのが面白い仕掛け)「アメリカ軍は民衆を見放す」。 どちらもやむを得ないケースであり、自己や他の民衆を守るための措置だ。 しかし、本作は「果たしてそれでいいのか」という問いかけをしているとも思う。 「兵士や科学者は姉弟を見放したか」「姉は弟を見放したか」「弟は姉を見放したか」を描くことによって、答えをきちんと描いているが、この答えに対するドラマに盛り上がりがやや感じられない。 特に、姉と弟の関係は、工夫次第では何らかの感動を与える仕掛けともなったはずだ。 「どんなことがあっても離れたりしない」と誓いあった割には、あっさり過ぎないだろうか。大きなクライマックスの引き金になるものだと期待していた。 父は母を見捨てたから悲惨な結果を招いたのだから、姉が弟を見捨てなかったことで何らかの“希望”が生まれてもよかった。 あまりリアリティのない“ミラクル”を描くと、全体の世界観を損なうかもしれないが、姉と弟の関係に対しては何かしらの工夫をしてもらいたかったところだ。 ラストの意味は、初見でははっきりとは分からなかった。 キャリアがヨーロッパ本土に辿り着いたことで、被害が本土に拡大したという見方が素直な見方だと思うが、ひょっとしたら、弟の血液からワクチンを作り出し、予防接種しておけば、噛まれたり、血液や唾液を飲み込んだりしてもゾンビ化しないで済むようになったのかもしれないという見方はできないだろうか。 前作同様に“絶望”というよりも、“希望”と考えたいものだ。 そうでなければ、姉と弟の絆や、姉弟を守ろうとした兵士や科学者の役割・行動が逆に悲惨な結果を生んだということになってしまう。さすがにそこまで悲惨ではないだろう。
[映画館(字幕)] 7点(2008-02-03 00:03:32)(良:4票)
4.  28日後... 《ネタバレ》 
普通の「ゾンビ映画」とは一線を画する映画だ。ゾンビからの襲撃から生き残って、危機的な状況から脱することをメインに描くのではなく、危機的な状況下における人と人との繋がりをテーマにしているように感じた。「希望」がないと諦めたり、自暴自棄になるの簡単なことではあるが、主人公とヒロインの関係性が深まることにより、何かしらの「希望」が生まれることを描いているように感じられた。人と人との繋がりには、「絶望」ではなく「希望」が生まれるといいたいではないか。 また、「殺し合うこと」が人間の本能だとしても、危機的な状況下だからこそ、その本能を捨て去ることが大事なのではないか。自暴自棄になって短絡的な本能に従うよりも、どんなに危機的な状況でも「希望」を捨てないことを訴えている。 現実の社会では、ゾンビに遭遇することなどないが、災害等いつ危機的な状況になるかは分からないものだ。 さらに、旅の道中で、主人公が意味もなくチーズバーガー屋に入り、ゾンビ化した少年を殴り殺すというシークエンスが実は結構重要なのではないかという気がした。主人公は、ちょっと暇だったから、ゾンビでも殺そうかと思い、チーズバーガー屋に入ったのではないか。この行動は、遊び半分で楽しみながら銃を乱射する軍のソルジャーとさほど変わらない行為だ。「殺し合うこと」の本能に従った行為であり、ソルジャー達と何も変わらないことを知り、主人公の中で何かが変わるきっかけとなっている。 「HELLO」で始まり、「HELLO」で終わるという構成も見事だ。確かに、挨拶こそ、人と人との繋がりの一歩なのかもしれない。「HELLO」と返してくれる人のいる喜びも感じられる。 DVDにはもう一つのエンディングが収められている。もう一つのエンディングは、銃弾を浴びた主人公がヒロイン達の手当の甲斐なく、あっさりと死ぬものであり、まったく意味のなさないエンディングだ。幸いにも、日本の初版の劇場公開版は、「DVD版」がエンディングだったと記憶している(もう一つのエンディング版も後発で劇場公開されたかもしれない)。 主人公が死ぬという絶望的なものを描くことは、本作のテーマとはそぐわないだろう。 危機的な状況でも「希望」を捨てないことがテーマであるから、「HELLO」で終わる、最後に「希望」をもたらすエンディングこそ、適切なエンディングだったのではないか。
[DVD(字幕)] 7点(2004-06-25 15:44:39)(良:1票)
5.  ニューオーリンズ・トライアル
グリシャムらしい先の読めない展開に、キューザック達がどっちに転ぶか分からない危うさに全く目が離せない上に、ラストに至るまでのストーリー展開と…脚本の素晴らしさと同時に脚本の強さが感じられる作品。しかも「銃」という社会性のあるメッセージをこめる事により、一介のサスペンスとは違う味を出している。社会性を押し出さずにサスペンスの本分を失わないバランスの良さも好印象。ホフマンは出番はそれほど多くなかったけど、買収行為に走らずに苦悩しながらも自分の正義を信じ、いつか絶対に勝つと信じる熱血的な弁護士役が良かった。
8点(2004-06-25 14:38:33)
6.  21グラム
「人命は地球より重い」と語った昔の政治家もいたが「21g」はまさにそのような映画だった。  誰よりもその重みを知っていたのは、ショーンペンだったのではないか。 自身の余命がいくばくもないと知っていたから、その重みを感じ取っていたのだろう。 だから、妻が中絶という手段を取ったことが許せなかっただろうし、再移植の必要があると説明された時に誰かが死ぬのを待つことは出来ないというセリフに至ったんだろうと感じた。 そして命をもらったことへの感謝とそのために誰かの命が失われたことへの不安が彼をナオミへと突き動かしたのだろう。 だからどうしてもデルトロを撃つことも出来なかったし、ラストあの事態を解決するにはああいう手段をとらざるを得なかったんだろうと感じた。  そして人の命の重さに、もがき苦しむ二人、デルトロとナオミは素晴らしい演技だった。 どんな深い悲しみや苦しみが襲おうとも人生は続いていく。 人が苦しむのもその「命の重さ」によるものなのかもしれないが、人が癒されるのも「命の重さ」であるだろう。 ナオミにとっては、産まれてくる子どもであり、デルトロにとっては神などではなく、妻であり、子ども達という人の命なのではないか。  「アモーレスペロス」の三つのストーリーの時間軸のずらし方は絶妙であり巧妙であったが、今回は何故あそこまで細かく編集する必要があったのかは疑問がある。 テーマも素晴らしく、演技も素晴らしいので真正面から向かっても良かった気がするが、普通の編集だと、あまり大きなストーリーもないのでよくある普通の映画になるかもしれないかな。 この編集によって、観る人に対しての衝撃の大きさと「命の重さ」について考えさせる監督の執念が込められたいい編集なのかもしれない。
5点(2004-06-25 14:25:43)(良:1票)
7.  N.Y.式ハッピー・セラピー
予想通りストーリーは全くたいした事はなく、自分と向き合い、自分の性格をいい意味で改善するというメッセージ性も一応あることはあるという程度ですが、見所はいくつかある、ニコルソンの怪演と豪華な俳優陣とカメオとウエストサイドストーリーの曲だけは評価できるでしょう。 
6点(2004-03-22 23:34:15)
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