1. 日本沈没(1973)
《ネタバレ》 すごく大味&演者が濃い映画。日本が沈没する理由についてはきちんと説明されて説得力がある一方、ドラマ部分がご都合展開が多く、ぶつ切り感満載。日本が沈没するってのに「今度結婚するんスよ」「そうか、良かったな!」、そのすぐあとに婚約者が噴火に巻き込まれ「這ってでも来い!」って能天気すぎやしませんか。 特撮はかなり力を入れていたようでなかなか見所があったものの、爆破&炎上&噴火の連続で、たまに挿入される暑苦しい割にリアリティの薄い人間ドラマでだんだん退屈に……。 ただ、全国民の国外脱出計画を遂行するため世界各国に交渉するなど尽力し、積極的な協力を得られる展開は当時の日本人のエネルギッシュさや国としての自信のようなものを感じた。 現代の日本で考えてみると、世界各国は知らんぷりで非協力的、上級国民だけ情報が共有され沈没前に国外逃亡、何も知らされてない国民は日本と共に沈没……てな具合になりそう。 [DVD(邦画)] 4点(2020-08-14 17:42:34)(良:1票) |
2. ニュー・ワールド
自分にとって初のテレンス・マリック。なるほどこういう作風なのね。 美術や衣装、セットの作り込みはとても細かく、結構金も時間もかけてそう。(メイキングを観ると現地のものを使い実際に手作業であの砦を建てたらしい)特に映像は素晴らしくそれだけでぐいぐい引っ張られるが、一方で演出はやる気がないのか監督の特色なのか、淡々としていて盛り上げようとするシーンも一切無く、ジャンプカット満載なのも手伝って、元々3~4時間はある尺をズタズタにカットして2時間強に収めたような印象を受けた。なんの説明もないが一瞬だけポンと挟み込まれるカットひとつひとつから想像を膨らまして補完していく必要があるような見せ方をしている感じ。 あとヒロインのポカホンタス、第一印象は可愛らしく感じたのに話が進むにつれてだんだん不細工に見えてきた。顎が長くて地味な顔立ちだし。終盤では小雪にしか見えなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2018-06-05 22:47:57) |
3. 20世紀少年 -第2章- 最後の希望
《ネタバレ》 ただただ退屈・・・・・・・。観客を緊張させたり感動させたりしたいのが演出や音楽からビシビシ伝わってくるんだけど、ことごとく外しているのが痛い。 一作目のワクワク感はどこへやら。三作目を観る気力すら失った。もう「ともだち」なんて誰でもいいんじゃないの? 二時間観て記憶に残るのは「ペレストロイカされますか?」というセリフだけ。 [地上波(邦画)] 3点(2009-09-12 11:31:23) |
4. 20世紀少年
原作未読。ここでの評価を見て心配していたけれど、最初から最後まですんなり楽しく観ることができた。結構面白い。ただ、あの「ともだち」のどこに魅力を感じて信者たちはついていってるのかさっぱり分からない。 これからの展開に期待・・・・したかった。(←第二章を観た後の感想) [地上波(邦画)] 7点(2009-09-12 11:24:18) |
5. 日本のいちばん長い日(1967)
豪快かつスピーディーな展開。濃密なストーリー。画面越しに伝わる緊張感。戦争の狂気。血しぶき。流れる汗。大日本帝国としての誇り。傑作です。 [DVD(邦画)] 9点(2009-06-14 13:22:39) |
6. 2001年宇宙の旅
初めて観たとき(小学生のとき)は、意味不明でなんでこんな映画が名作と言われているのだろう、と思いましたが、今観るとすごく楽しめました。 これはストーリーを追う映画ではなく、体験する映画です。 [DVD(字幕)] 9点(2008-02-10 23:38:30) |