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プロフィール
コメント数 2404
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ニュー・シネマ・パラダイス 《ネタバレ》 
今までに繰り返しこの映画を観ていますが、たぶん流した涙は1リットルにはなるでしょう(ちょっと大げさです)。もう最近はトトがシチリアに帰るあたりから涙目になってしまいます。そしてラストシーンではもう滂沱の涙、正直言ってここで泣けない人がいるって信じられないです。トトって子供のころは悪知恵が働くませたガキだし、成人して映画監督になってもプレイボーイで女をとっかえひっかえ、おまけに30年も実家に帰らないというけっこう嫌な奴です。でもアルフレードが残してくれたフィルムを観てるとき、まるで少年の日に帰った様な屈託のない笑顔を見せるんですよね。ノスタルジーの魔力を見せつけてくれるこのカットはまさに偉業で、私の涙腺を徹底的に破壊してくれます。 エンニオ・モリコーネのテーマ・ミュージックはあまりに素晴らしく、もう映画音楽遺産と呼びたいぐらいです。そう言えば数年前、地元のデパートが閉店しました。閉店セレモニーで店員さんたちが深々とお辞儀をする中でもう二度と開かないシャッターが下ろされたんですが、この映画の『愛のテーマ』がその時流されたんですよ。集まった群衆からは一斉にすすり泣きが漏れ、ほとんど号泣してる人もいました。もう素晴らしい演出でしたが、この場面で『愛のテーマ』を流すなんてそりゃ反則ですよ(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2013-09-17 23:55:50)
2.  ニア・ダーク/月夜の出来事 《ネタバレ》 
西部劇風味・ロードムーヴィー・ヴァンパイアの三プロットが絶妙にミックスされた秀作です。『エイリアン2』に出演したばかりのキャメロン組俳優や、『ターミネーター』を彷彿させるトレーラーの爆発シーンなどジェームズ・キャメロン臭は強いけれども、キャサリン・ビグローは実質監督デビューとは思えない力強い演出を見せてくれます。罪のない人間を殺しまくる良く考えたらとんでもないヴァンパイアたちなんですが、疑似家族である彼らの絆がとても悲しく切ないのです。「楽しかったな」と微笑みながら文字通り燃え尽きて果てるランス・ヘンリクセンとジャネット・ゴールドスタインには、思わず落涙です。カルトとしての評価が高い本作ですが、モダン・ヴァンパイアというジャンルを創った功績も忘れてはなるまい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-17 23:46:19)(良:1票)
3.  ニューヨーク1997 《ネタバレ》 
カーペンター映画が創造したヒーロー№1はそりゃ文句なしにスネーク・プリスケン! ロックン・ロールしている反体制派のマッチョというイメージが強かったけど、今回あらためて観直してみるとけっこう頼りないし暴れっぷりも大したことはない。まあ不完全燃焼感がただようところは、他のカーペンター作品のヒーローと共通した特徴ですが。本作ほどアンチ体制的なカーペンター映画はないし、NYを丸ごと監獄にしちゃうという画期的なアイデアとプロットは、その後の映画やゲームに数えきれないほどのフォロワーを生んだのも確かです。あの独特な音楽と暗くてチープな映像が、また逆に麻薬的な効果をあげているのが好きです。 実はいちばんインパクトが強いキャラは、スネークでもデュークでもなく、ちっともそれらしくないドナルド・プレザンスの大統領だったりして(笑)。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-12-13 20:53:52)
4.  2010年 《ネタバレ》 
確かに皆さんがおっしゃる通り、SFエンタテイメントとしてはまあ上出来の部類に入るんじゃないでしょうか。でもこれが『2001年』の続編だと言う眼で観たら、まあちょっと許せないですね、自分としては。良く考えると本作はアーサー・C・クラークの書いた「2010: Odyssey Two」の映像化なわけなので、この子供騙しというかスピリチュアストの妄想の様な結末は、クラークの耄碌の産物ということなんでしょうか。この映画でいちばん許せなかったところは、前作でのHALの反乱を政府役人がインプットした秘密指令のせいだとしたことです。判り易いのはたしかですけど、これじゃモノリスとHALの神秘的な関係がどっかに飛んでっちゃってますよ。あと何度もボーマンを登場させたこと、これじゃまるっきり彼が天国にいて天使かなにかのような存在になったとしか思えません。個人的には『2001年』の終盤のシークエンスには、キューブリックは宗教的な意味合いを持たせたつもりは毛頭なかったと思っています。それがこんな俗っぽいキリスト教的なストーリー・テリングになっちゃったら、さぞやキューブリックもご立腹だったんじゃないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-05-25 22:25:47)
5.  ニューヨーク・ストーリー 《ネタバレ》 
「N・Yストーリー」と銘打っている割には、「パリ・ジュテーム」の様な街へのこだわりが三作共にみられないので、どうしても三監督のストーリー・テリングが楽しめるか否かということになります。そうなると、やはりウディ・アレンに軍配が上がります(コンクールじゃないって!)。久々にウディ・アレンの映画で大笑いさせていただきました。スコセッシ編は、ロザンナ姐さんの魅力大爆発で後には何も残りませんでした。そしてコッポラさんは、これ本当にフランシス・コッポラの映画なの?というのが正直な感想です。まるっきりソフィアの監督作みたいでした、脚本も書いてるし。
[DVD(字幕)] 5点(2009-11-06 22:19:40)
6.  ニューヨーカーの青い鳥 《ネタバレ》 
割と渋い俳優を揃えて映画化された舞台劇というジャンルは、むかし『キャスティング・ディレクター』という映画で自分は痛い目にあっているのに、またやられてしまいました。もうこれはR・アルトマンの責任とは言い難く、元ネタの舞台劇が私には合わないというかつまらないのだからどうしようもないでしょう。 日本人にはアメリカ人の精神分析・セラピー好きはどうも理解できないし、それをネタにしたコメディなんか笑えるわけはないでしょ。G・ジャクソンとT・コンティがセラピストなわけですが、患者と寝たりもの凄いゲイ差別主義者だったりというところが、まあこの映画のミソと言えなくもないです。 ラストシーンなんですが、J・ゴールドブラムとJ・ハガティがレストランから出てくるとカメラがどんどん引いていって遠景になり、そこにエッフェル塔が小さく見えるんです。「えっ、ここはパリだったの、NYのお話しだったはずなのに?」とびっくりしましたが、この映画でここが唯一アルトマンらしさが出てたところでした(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-07-23 23:31:59)
7.  人魚伝説 《ネタバレ》 
かつて邦画界のあだ花だった海女映画が、20年の月日を経て究極の進化形となって甦ったと言う感じです。原作は劇画なんだそうですが、本家新東宝の海女映画も青ざめるようなお話の壊れっぷりは、もう暴走機関車みたいです。『八墓村』状態のラスト45分は、白戸真理のぶっ飛んだ暴れっぷりがあまりにバカバカしくもう笑うしかありません。銛が一本であんなに人を殺せるわけないだろ、ふつう猟銃か日本刀を使わせるんじゃないかよ、などと文句を垂れるのは所詮虚しいこと。激しい運動のためほとんど過呼吸になりかかっている白戸真理の姿は、もう演技ではなく素のままを撮ったとしか思えませんでした。 そしてある意味とても貴重なのは、白戸真理が“洋上の飛田新地”として有名な渡鹿野島へ逃げるところでしょう。あの伝説的な島は実在するのです。むかし独身寮の旅行で渡鹿野島へ行く計画を立てたら、会社にバレて総務部長から大目玉を喰らった苦い思い出があります(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-11-22 18:56:04)
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