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1.  眠狂四郎 無頼剣
前年の「座頭市地獄旅」の三隅研次監督と伊藤大輔脚本のコンビが再び手を組んだ「眠狂四郎」シリーズ第8作。「座頭市地獄旅」は面白かったけど、ちょっと不満も残る作品だったのでどうかなあと思っていたが、この映画ではそういった不満も特になく、むしろ時代劇としてもかなりの傑作に仕上がっていると思う。俳優陣ではなんといっても悪役である愛染を演じる天知茂が最高だった。同じ三隅監督の「座頭市物語」でも印象的だった彼だが、ここでもすごく良い芝居を見せていて印象に残る。ラストの屋根の上での狂四郎と愛染の対決もすごかったが、最後のシーンで思わず「座頭市物語」の平手造酒の最期がオーバーラップしてしまった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-04-29 17:37:35)
2.  眠狂四郎 女地獄 《ネタバレ》 
シリーズも終盤の第10作で、1作目を手がけた田中徳三監督が再登板している。1作目は印象としてはかなり平凡な出来だったのだが、今回はなかなか面白かった。話としては「魔性剣」同様に狂四郎がお家騒動に巻き込まれるストーリーで、狂四郎が劇中出会う女たちのほとんどが刺客というのも「魔性剣」のような展開だが、今回はそこに父(小沢栄太郎)を斬ろうとしている浪人(田村高廣)や狂四郎の前に現れる竹光を持った浪人(伊藤雄之助)を絡めてマンネリにならないように工夫しているのがいいし、実際にこの二人はとてもいい味を出している。とくに伊藤雄之助演じる浪人は彼ならではの持ち味が存分に発揮されていて面白く、狂四郎を斬るために真剣を買うシーンの店主とのやりとりや、狂四郎との対決で折れた刀を見てつぶやくシーンなどは最高で、どこかコミカルでありつつもこの浪人の哀愁のようなものも感じさせる演技が特に印象に残った。ラストの雪の中での斬り合いのシーンも美しく、これぞ大映といった感じで、狂四郎が雪の中を去っていくラストカットもカッコよく印象的だ。このシリーズいつもと違う雰囲気の渡辺岳夫による音楽も良い。それにしても雷蔵はもうかなり晩年の頃で、それを分かって見ているからかもしれないが、こころなしか今回の狂四郎が今まで見たどの回よりも枯れて見えたのは気のせいだろうか。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-07-30 00:33:00)
3.  眠狂四郎 炎情剣 《ネタバレ》 
「眠狂四郎」シリーズ第5作。これでこのシリーズを見るのは「勝負」、「無頼剣」に続いて3本目。(すべて三隅研次監督)三隅監督による光と影のコントラストを強調した映像美には感心させられるし、ラストの寺での決闘シーンの見せ方も工夫されていて見ごたえがあり、三隅監督の演出のうまさに改めて唸ってしまう。ただ、話の面白さとしては三隅監督が手がけたほかの2本よりは若干劣る印象。中村玉緒が悪女を演じているが、仇討ちの助太刀を狂四郎に願い出ておきながら実は裏があってという役柄をうまく演じていて、悪女役の中村玉緒もう何作か見てるけどこの役はなかなか印象的だった。その中村玉緒を犯す狂四郎のセリフがまあキザったらしいのなんの。もうここまで来ると変態的な感じさえする。ラストの中村玉緒をすれ違いざまに無言で斬り捨てるシーンは三隅監督のスタイリッシュな演出と相まってすごくカッコよかった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-06-24 00:50:19)
4.  眠狂四郎 勝負 《ネタバレ》 
三隅研次監督が初登板となるシリーズ第2作。シリーズで初めて見たのがこの作品で、20年ぶりに見たのだが、この後のシリーズを何本か見ていると、(そんなに多く見たわけではないのだが。)雷蔵の狂四郎は確かに1作目ほどではないにしろ、まだ役をつかみ切れていない感じがするものの、話は1作目より面白く、また、今回のメインゲストとなる勘定奉行 朝比奈(加藤嘉)やおつや(高田美和)とのやりとりも楽しく、そこはそんなに気にならずに見れたし、三隅監督の映像美もシリーズで言えばこの後の「無頼剣」や「炎情剣」の方が今から見れば好みかなと思うものの、それでも三隅監督の映像美は今回ももちろん健在で、雪の降る中での五味龍太郎との対決シーンとか構図も美しく、思わず引き込まれてしまった。今回の狂四郎はお茶に薬を盛られたり、入浴中に刺客に襲われるなど、ピンチシーンも緊迫感というよりはどこか狂四郎の情けなさというのが出ていてそこにもどこか親近感のようなものが感じられる。さきほど書いた高田美和をはじめ、暗躍する女占い師を演じる藤村志保、悪役の久保菜穂子といった女優陣が充実しているのもこのシリーズらしいのだが、やはり、初めて見た時もそうだったのだが、朝比奈役の加藤嘉の飄々とした演技がとても印象的で、この役は今まで見た加藤嘉の演じた役の中では個人的には「砂の器」の千代吉に次いで好きかもしれない。(2022年5月23日更新)
[CS・衛星(邦画)] 7点(2005-07-22 02:06:07)
5.  眠狂四郎 悪女狩り 《ネタバレ》 
眠狂四郎シリーズ最終作となる第12作で、雷蔵にとっても遺作の一つ前の出演作となる。とはいえシリーズを半分ほどしか見ていない目から見ても最終作っぽい雰囲気はなく、これで終わるとは思えないほど普通な印象で、おそらく大映はこの後もシリーズ続行の意思だったことがうかがえる(実際この後も東映から借りてきた松方弘樹を主演に2本作っている。)のだが、狂四郎の出番が少なく、ストーリーの中心である世継ぎ問題に狂四郎がほとんど絡まないなどやはり既に病魔に侵され、いったん退院後に一時復帰していた雷蔵の体調は思わしくなかったことが察しできる脚本になっているのが分かるし、ニセ狂四郎というありがちな感じのする設定もこれが影響しているのではと勘ぐってしまう。隠れ切支丹も絡んでいるあたりはこのシリーズらしいところだが、全体的に散漫で大味な脚本になってしまったことは否めず、それでいてストーリー的にはけっこう暗めなのでなにか見ていて気が滅入ってしまうのが事実で、出来としては少しイマイチに感じる。でも、狂四郎の前で仮面の集団が舞うシーンはなかなかインパクトがある(見ているときは下の方と同じく夢の中の描写だと思っていたし。)し、狂四郎の最後のセリフがこの後雷蔵が亡くなってしまうことを思えばとても意味深に聞こえてしまい、なんだか切ない。シリーズを全て見たというわけではないのだが、もし雷蔵が長生きしていたらこのシリーズは勝新の座頭市のように雷蔵のライフワークになっていたかもしれないし、それに個人的にもやっぱ座頭市との共演は見てみたかったなあ。
[DVD(邦画)] 6点(2023-07-08 18:45:15)
6.  熱泥地 [短縮公開版]
市川崑監督の初期作品。短縮版のせいか唐突に感じる部分が多く、あまり面白いとは言えないが、娯楽映画としてはそこそこ。「黒い十人の女」でも見られたようなシャワーの演出など市川監督らしいタッチは既にこの頃から健在。主演は藤田進。東宝の映画でよく見る俳優であるが、主演作を見るのは「姿三四郎」二部作以来か。ヒロイン役の刀根はる恵がふてぶてしく、「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」のリリーの母親役の印象がある人だが、まるで別人のよう。東野英治郎がやけに若々しいなど出演している俳優を見るだけでも楽しい。ただやはり時間が短すぎて何か物足らない。ラストもやたら唐突でそれで終わりなのかよという感じだし。オリジナル全長版は残っていないのかもしれないが、残っているならいつか見てみたいと思う。
[DVD(邦画)] 6点(2012-05-10 17:51:40)
7.  眠狂四郎 魔性剣 《ネタバレ》 
シリーズ第6作。6作目ともなるとこの前見た1作目と比べるまでもなく雷蔵の狂四郎はさすがにかなり板についている。今回は自分の余計な一言が原因で夜鷹が自殺したことに責任を感じた狂四郎がその夜鷹が母親代わりに育てていた子供と関わったことから藩のお家騒動に巻き込まれていくという時代劇では定番ともいえるストーリーで、そこに狂四郎を兄の敵と狙う女・おりんが絡んでくるという展開。だが、狂四郎と子供という組み合わせがなんかミスマッチに感じるし、今回の狂四郎はその子供に対してどこまでも「いい人」というキャラ立ちに加え、そのくせ、いつまでも夜鷹の自殺を引きずっていて、狂四郎ってこういうキャラだっけと違和感を感じた。狂四郎を狙う敵の策略もすべて狂四郎の行動頼みなので見ていてつい突っ込んでしまった。(とくに川に投げ込まれた毒蛇使いの女、もし狂四郎が助ける前に溺死してしまったらどうするんだよ。)それからおりんを演じる嵯峨三智子が魅力に乏しく、はっきり言ってほかの女優でも良かったのではと思えるほどだったのは残念。(この3年ほど前の内田吐夢監督の「恋や恋なすな恋」では魅力も感じられていたのだが。)チャンバラシーンで血がドバドバと出たりするのはリアルだし、延々と続く怪しげな黒ミサのシーンの独特な雰囲気とか印象に残る部分もあるのでまあ全体的に見て普通に楽しめないことはないのだが、でも出来としてはイマイチパッとしない凡作という印象は強い。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-05-06 14:45:43)
8.  眠狂四郎 殺法帖 《ネタバレ》 
雷蔵の代名詞的シリーズである「眠狂四郎」シリーズ第一作。シリーズものは一作目が最高傑作と言われることも多いのだが、本作はそれほどでもなく、このシリーズはそれほど見ていないのだが、本作の狂四郎はニヒルさやクールさが足らず饒舌でソフトなキャラに描かれている気がする。これはこれで悪くはないのだが、やはり狂四郎がキャラとして弱く感じてしまう。敵役となる若山富三郎演じる陳孫のキャラクターも中途半端な印象しかなく、クライマックスの円月殺法対少林寺拳法という対決もイマイチ盛り上がりに欠ける。(とはいえ一作目の今回早くも円月殺法が陳孫に真剣白刃取りされるのが印象的。一作目のクライマックスなのに。)そんな中でヒロイン役の中村玉緒は好演しており、悪女を演じた後年の「炎情剣」ほどではなかったが、それでも印象に残る演技を見せている。全体的に見てまだ試行錯誤という感じの一作目だったが、シリーズとして本格的な路線が出来上がるのは二作目である「勝負」以降なのだなと感じたし、もしかしたらシリーズ化されずにこれ一本で終わった可能性もあったかもしれないだろうから、そうならなくて本当によかったと思えた。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-04-10 00:08:17)
9.  ねらわれた学園(1981)
大林宣彦監督の角川映画で、音楽が松任谷正隆で主題歌がユーミン、主演(薬師丸ひろ子)の相手役が高柳良一とくればどうしても「時をかける少女」を思い浮かべてしまうが、これははっきりいってハズレ。凝った映像に大林監督らしさを感じられるものの、かなり内容が滅茶苦茶な印象で、アイドル映画と割り切って見てもつまらない映画だと思う。主題歌である「守ってあげたい」も曲自体は嫌いではないが、この映画の主題歌としてはミスマッチ感が強くてちょっと残念。本来ならば評価はもっと低くてもいいと思うものの悪役である星の魔王子を演じる峰岸徹のインパクトのある怪演が印象に残ったので彼に1点プラスの5点。高見沢みちるを演じる女優もなかなかクールな演技で印象に残る。有川役の俳優も見慣れない顔だと思ったら手塚治虫の息子だったのはちょっと驚いた。
[DVD(邦画)] 5点(2008-11-19 18:34:37)
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