4. ノスタルジア
この作品の神懸り的な美しさは、映画という枠さえも飛び越えてしまっているように思える。 言葉では言い尽くせない郷愁の想いを、 火、水などの自然物が我々に呼び起こす感情を詩的に映し、 極限まで抑えたBGM,まるで環境音楽のように流れる自然音で、 最高のかたちで表現している。 メッセージが全て理解出来なくとも、感じたものをそのまま受けとれば良いと思う。 人間の複雑な感情を表現するには、言葉じゃどうしても足りない。 この映画からは感情が溢れていた。 タルコフスキー映画の中では個人的に最高傑作だと思う。 [ビデオ(字幕)] 10点(2009-01-18 14:15:41) |