1. おいしい生活
この作品が、リッジモント・・じゃなくって、W・アレン初体験です(古っ!)。彼は、この映画の中で、あたかも普通の人を装っているので、お笑い系俳優の2倍、おいしいところを持っていけてると思います。必然、次から次へと繰り出されるギャグも多彩で、絶好球あり、きわどいボールあり、時にはデッドボールまで・・。でもそれは、この手の映画の宿命だから、しょうがないかな。オチも、しゃれた短編集みたく、キレイに決まってましたし。とまで言ったら誉めすぎですか? とりあえず、打席に立たなきゃ何も始まらないわけで、次の対決に、今から燃えております。 7点(2004-02-25 13:12:20) |
2. 大人の見る絵本 生れてはみたけれど
《ネタバレ》 兄弟の行動が結構エグい。彼等が学校に行かなかったり、習字で、先生から甲をもらったが如く偽造したのは、自己保身からだ。酒屋の小僧さんを買収して、いじめっ子に仕返しをしたり、活動写真見たさに、金持ちの子供に雀の卵を差し出したり(子供の間でやり取りされるあの卵は、お金の役割を果たしていた)、彼等なりの社会での地位の獲得に、実に敏感に、幼いながらもバランスを取ろうともがいている。そういった前フリから考えると、ラストの父親との和解は、あきらめや空腹から来るものではなく、気づきから来た(正確に言うと、始めから知っていた)んだと思う。自分たちの行動と、父親のそれとは、根本が同じであったことに。そしてどうやらそれは、生まれてきた以上、逃れられそうにないことに。 8点(2004-02-14 18:34:30) |
3. お茶漬の味
いくらなんでも、お茶漬け食べて、はい仲直りっていうのは安易すぎるだろー。ところで、笠智衆の登場の仕方にはビックリしたなあ。これは見てのお楽しみ。そして、彼が営む○○屋の名前が「甘辛人生教室」・・・うまいこと言うもんだなあ。 5点(2004-02-11 13:28:18) |
4. 大いなる遺産(1998)
いい作品でしたね~。原作を知らなかったので、あのオチは綺麗に決まりました。ただ、子役の2人が美形すぎたのは、逆にマイナスに働いたかも。10年後のリメイクは、この2人でお願いします、って誰に頼んでるんだ(笑) 原作を読もうっと。 7点(2003-09-24 03:38:22)(良:1票) |