1. 踊る大捜査線 THE MOVIE
会議室での内容が処理判断の全てを左右してしまうことは、警察に限らず、どこの組織にもあること。現場主義を掲げる青島を媒介に 現場主義と官僚主義、正と悪の構図を描いていく。 この対立構図を途中静と動のメリハリ、多少のデフォルメを利かせながら 最後の山場にどばっと一気に持っていく(事件は会議室で~以下省略) シナリオ構成はお見事。 完全に両者の立場を寸断するあの決定的な名台詞はいつしか作品の手を離れ 日常でしばらく流行したが、それはやっぱりそれだけの衝撃力があったことを裏付けていると思う。 作品全体としてもそれなりのテーマ性を含意した内容に仕上がっており、単純にエンタテイメントとしても楽しめる。 [映画館(邦画)] 7点(2003-10-31 02:17:36) |