1. オブリビオン(2013)
どこかから借りてきたような世界観とお話に、どこかで見たような画。「……おいおい」とは思うのだが、そこは流石にトム・クルーズを主演に据えて上映も2時間を超えるSF超大作だけあって、それなりに卒なくまとめてある。 まあ、卒なくとは言っても、あちこちに?マークが点灯するような疑問や矛盾があるのだが、力技で乗り切ったというか、抑え込んだというか。w そして、お話はともかく。どこかで見たような……とは言え、画はかなりスゴい。美しい背景の中、スピード感や疾走感、浮遊感はかなり心地良い。 だがしかし、この映画が渓谷で派手な空中バトルをすればするほど、S.W.シリーズの凄さが浮き上がってくる。40年も前にコレに全く遜色無い空中戦を描いて見せたEp.4はどれだけ凄かったんだ! と。 そして一番面白かったのが、この作品におけるクローンの扱い。この手の映画だと、クローンは各個体毎に人格はあるのか? とか、クローンの個体毎の特性の違い、同様の個体が複数あるクローンを個別に愛せるのか? などという倫理的観念、哲学的観念にスポットが当てられがちだが、この映画はそんな面倒なことは一切言わない。「いいじゃん。顔が同じで考えてることも一緒なら」と。w 顔はトム・クルーズだし、言ってることも一緒だからさ、コレ、旦那の代わりにしなよ。みたいな。www ということで、大作たらんとする話の深みや奥行きを一切捨て、見た目の派手さのみを取ったこの作品。ものすごーくヒマな時、なぁんにも考えずに、一杯飲みながら寝っ転がって観るにはお誂え向きかと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-07 18:02:06)(良:1票) |
2. 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
“2”よりはマシ、その程度の映画だった。 もちろん、マシと言っても2より面白かったという意味ではない。明らかにおかしいワケの分からない屁理屈を、大上段に振りかざすようなことがなかった分、いくらかストレスなく観られたという程度のマシ。 今回再び小泉今日子を事件の中心に据え、過去のSPや映画に出演したキャストたちまでを一堂に会した同窓会的な作りでファンサービスしたつもりかもしれないが、肝心のお話が寒すぎる。あまりにリアリティの欠片もない設定と展開にツッコむ気すら失せた。(ツッコミ処はほぼ全編!www) 君塚良一は、20年前には、この手のスラップスティックを書かせたら上手い脚本家だと思っていたのだが、いつの頃からか勘違いの目立つお寒い3流のホン屋になってしまった。 ともあれ、このシリーズ、この3で過去の登場人物を総出演させてシリーズ最終のつもりだったようだが、'12年の秋には4がホントのFinalとして公開されるのだそうな。何か、カッコ悪いね。w ってか、もう止めとかない?www 映画化してから3連続、評価がフリーフォール並みに急落下してるんだけど……。 [DVD(邦画)] 3点(2012-02-21 12:32:56)(良:2票) |
3. オーシャンズ12
《ネタバレ》 まず、この手のバカ映画に、こういう作りはどうなの? 時系列をぶった切って、現在から過去に、再び現在に、またまた過去に……、と行ったり来たり。それが効果的かというとそうでもなく、ただ観難いだけ。話の内容は有って無いようなモンだし。脅されてビビッて金返すくらいなら、端から泥棒なんかするんじゃねぇ、っつーの。脅されて奮発し、逆にガルシアの鼻を明かすような話なら面白かったのに。ジュリア・ロバーツとブルース・ウィリスの件は、悪ふざけもいいとこ。バカバカし過ぎてクスリとも笑えやしない。カッセルのカポエイラもなぁ…凝ったつもりかもしれないが、あれならゼタ・ジョーンズがエントラップメントで見せたアクロバットの方が説得力あるし。あのカッセルのカポエイラじゃ、床の上は避けてるけど、上で引っかかるだろ、普通。w ナンかねぇ、言い出したらキリが無いほど、ツッコミどころ満載で、雑な映画。アンタ等、友達内でヨーロッパに遊びに行きたかっただけなんじゃねぇの? と訊きたくなる、ついでに撮ったような映画だな。 [地上波(吹替)] 4点(2007-08-11 14:15:24) |
4. オーシャンズ11
だからナンなの? って映画。いかにも、と言う感じの、アメリカ人が好きそうなご都合映画だね。別にどうこう騒ぐほどのモンじゃない。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-11 13:58:05) |
5. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
これ、なんであんなにウケたんでしょうねぇ~? このドラマ自体は嫌いじゃないんだが、この映画に関しては標準以下としか言いようが無い。設定もストーリーも展開も、全てお粗末に過ぎる。組織にリストラされたから組織を作らないリーダー無しの犯罪者集団って……、んなアホな。それにイイ様に振り回される警察って…? 「それじゃ軍隊のような私達が敵いっこないわね…」っておいおい。まだ、なぁんにも考えていないガキの犯行、という1の方が良かったんじゃない? っつーか、そもそもレインボーブリッジを封鎖する必要なんて、あのストーリーなら必要ないじゃん。車でお台場に行き来するにはあの橋を使うしかないわけで、それなら非常線張って検問で事足りるだろうに。硬直した組織を批判したい、警察のお役所仕事を揶揄したい、ワケのワカラン管轄や縄張り意識を問い質したい、という気持ちは分かるんだが、それが大きく間違った形で表されちゃったのね~。 [ビデオ(吹替)] 4点(2005-01-26 01:19:36)(良:1票) |
6. 奥サマは魔女(1997)
こりゃまた、どこを見たらいいのやら…、って感じのトホホ映画だな。コメディなのに全く笑えない。ヒロインがちっとも美人じゃない可愛くない。話も結末もお粗末そのもの。しかし、ジャン・レノってのも仕事選ばんねぇ…。個人的には「アリー・マイラブ」以前の長髪のギル・ベローズがちょっと興味を引いたかな。お、髪の毛あるじゃん! って。ま、その程度の映画。 2点(2004-08-15 14:48:11) |